ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、文明の終焉を意味するだけに、現在社会における世界的な紛争はあり得ないとの希望を表明した。このことをはじめ他の世界的傾向について、プーチン大統領はダボスでの世界経済フォーラムでの演説で語った。
プーチン大統領は、現在、世界では国際機関の弱体化が生じており、地域紛争が増加し、世界的な安全保障システムが衰退していると強調。また、同大統領は、20世紀にはこうした問題を解決することができなかったため、第2次大戦という悲劇を生みだしたと指摘した。
プーチン大統領は、私たちの共通の責任は、世界の積極的で調和のとれた発展を保障し、「反ユートピア」な予想を回避することにあると強調した。
ロシアのプーチン大統領は、大学生とのオンライン会議で、ロシアの黒海沿岸にあると報じられたプーチン氏の「宮殿」について質問に答えた。
オンライン会議に参加した大学生の1人は「現在、動画共有サービスYouTubeでは、あなたがゲレンジーク(黒海沿岸に位置するリゾート地)に宮殿を所有しているという調査動画がトップになっています。ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ(プーチン大統領)、これは真実なのでしょうか?」と質問した。
プーチン氏は、「宮殿」については10年以上前から議論されており、もしこの「宮殿」がプーチン氏のものであるならば、それを証明する何らかの書類があるはずだと指摘した。
またプーチン氏は、動画で言及されている人たちについて、その一部は知らないが、何人かは友人であり、プーチン氏が大統領になる前にビジネスを始めた人もおり、当時プーチン氏自身はビジネスに興味を持ったことがなかったと語った。
ロシア大統領報道官は、ロシア大統領府は建物の所有者の名前を公表しないと発表し、建物は大統領府とは関係がなく、その所有者は個人企業家だと指摘した。
ロシア連邦保安庁は27日、国境警備のために同地域には飛行禁止区域が存在すると発表し、飛行禁止区域は北大西洋条約機構(NATO)ブロックのメンバーを含む一連の隣接国の諜報活動の高まりに関連して設定されたと説明した。
ロシアの野党指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏率いる団体「反汚職基金」は今月19日、「プーチン氏の宮殿」に関する調査をまとめた動画を公開した。 1月27日の時点で、この動画はYouTubeで9500万回以上再生されている。動画の中でナワリヌイ氏は、黒海沿岸(ゲレンジーク)のイドコパス岬にある豪華な建物はプーチン氏のために建てられたと主張している。反汚職基金は建設費について、総額1000億ルーブル(約1400億円)と推定している。また動画では、隣接する総面積およそ300ヘクタールのブドウ園と2つのワイン醸造所についても言及されている。
反汚職基金は、同基金の情報に基づいて建物とプーチン氏の関係について結論を出しており、建物の建設費用と維持費は国営企業やプーチン氏の知り合いが負担し、敷地の警備は情報機関が担当しているとしている。
ロシアのズベルバンクは、ロシア政府が過半数の株式を保有しているにもかかわらず、将来的にはそのエコシステムを発展させ、ネットフリックスやグーグル、アマゾンのようなロシア版動画配信サイトやIT企業、電子商取引が一体となった存在になる可能性がある。英紙「エコノミスト」が報じている。
同紙は、ズベルバンクが急激な転身を済ませ、共産主義国家の企業から近代的な信用金庫へと変貌を遂げた点を強調している。ズベルバンクは現在、証券取引所で最も高価な企業であり、評価額では欧州の銀行の中で1位のHSBCに次いで2位にランクインしている。
エコノミスト紙は、ズベルバンクが2023年までに3、40億ドルを開発に費やし、年間売上高70億ドルのエコシステムを構築すると予測している。これにより、同行は3年以内にロシアのトップ3に入る電子商取引事業者となり、10年後には間違いなく市場のリーダーとなる。ズベルバンクの株主は、同行のそのような意図を支持している。
ディズニーのドイツ支社が、ロシアのテレビドラマ『ディアトロフ峠』の放映権を購入した。これは27日に明らかになった。
同ドラマの放映権は、ディズニーのドイツ支社がドイツの配給会社ベータフィルムから購入した。このドラマは、ドイツ語圏の有料チャンネル「Fox German」や、SVOD Cirkus局でノルウェー、フィンランド、スウェーデン、デンマーク、アイスランドなどの視聴者向けに放送される予定。
ドラマ『ディアトロフ峠』は、ソ連で1959年の冬に起きた出来事を描いたもの。当時、雪山の登山経験が豊富なグループが北ウラル山脈にスキー旅行へ出かけたところ、不可解な状況で亡くなった。この事故の原因に関して、UFOによる干渉や秘密兵器のテストによるものなど、多くの説が存在する。
ディアトロフ峠での登山グループの死は、何十年もの間、ソ連の歴史の中で最も謎に満ちた恐ろしい事件とされていた。