アメリカの戦術である

 

アサドの撤去とシリアでのロシアとイランの存在の終結はアメリカの戦術である

公開日：14.11.2018 | 12:24 GMT |

最終更新日：14.11.2018 | 13:04 GMT |プレスニュース

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シリアとイラクに滞在するワシントンの意向について、「軍事軍事産業」のYevgeny Satanovskyによる記事のタイトル「地域友好」。

記事は言った：ワシントンは、戦いのためではなく、ロシアとイランの影響力にカウンターウェイトを維持するために、シリアとイラクを離れるつもりはない。これは、地政学的なバランスを維持するという点では米国のためであり、放棄することもできないこともできない。
ワシントンは和解不可能な仕事をしている。シリアでは、彼らは中期的にアメリカ人に代わるものがないクルド人に彼らの依存を維持しなければならない。スンニ派の指導者と喧嘩し、シリア北部で支援の基盤を確立しようとする試みや、そこにあるキャンプ「リカバン」からのアラブの分離派の移転は、それ自体を正当化しなかった。ユーフラテス川の東岸で活動し、非公式にそれを認識しているアメリカ人は、スンニ派の部族民兵の軍事基地を破壊しようとしている。つまり、彼らはアフガニスタンとイエメンで長年失敗したシリアの戦術を適用したいと考えています。

しかし、シリア北部で自給自力のスンニ派とクルド派の政権が確立されなければ、米国はシリアでの第二、第三の任務を解決する効果的な支援をしていない。すなわち、総選挙後のイランの出発とBashar al-Assadの政治的な出発、シリアの内外のすべての難民とスンニ派の難民の参加。調査するのが難しい計画。ワシントンはそれをよく認識しています。だから、Idlibをダマスカスの武器にして釣り合いを取ろうとしているのです。米国はこの州を支配するのではなく、むしろ敵対的であるが、主なことはこのスンニ派の地域をダマスカスの支配の外に保つことである。だからこそ、ワシントンはIdlibの凍結を歓迎した。

米国当局は、イスタンブールで開催されたシリアでのロシア、ドイツ、フランス、トルコの首脳会議の結果を支持している。これは、国務省の報道機関の副所長、ロバート・パラディーノによって発表されました。バラディーノは、米国当局が、イスリブ州の非武装地帯でのロシアとトルコの合意と同様に、シリアで憲法委員会を設立するという考えを奨励すると強調した。新憲法の明確な示唆とアサドの養子縁組後の事務所からの出発は、米国とその同盟国がシリアからのモスクワとテヘランの影響を「平和的」な方法で終わらせることを主な希望としている。これは、米国とその同盟国、トルコの利益にも完全に対応しています。

記事は、新聞の意見を反映しているだけです

 

Bashar al - Assadイランロシアシリア

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外部プロジェクトがある

 

アサド：地域の国々がその決定の女性であることを防ぐための外部プロジェクトがある

発行：15.11.2018 | 15:24 GMT |ビジネスと財務

ロイター

シリアのバシャール・アサド大統領

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シリアのバシャール・アサド大統領は、過去数十年にわたるシリアの独立性に貢献した基本的要素は、同国の農業部門が提供する食糧安全保障であると強調した。

シリア大統領の声明は、アラブ系農業技術連盟の執行部のメンバーとの会談の際に出された。

シリア大統領は、「農業部門は、彼らが農作物の転送を停止する道路を遮断し、女性の意思決定ではない状態を防止することに基づいている地域の外部プロジェクトで必要とされるようにして運んでいたテロリストのための最初の目標の一つだった。」と付け加えました

 

彼は大統領のアル・アサドは人気労働組合と労働組合は、プロの役割を果たしているが、社会のあらゆる階層のエグゼクティブの間、人々や社会的近接の役割間の真の仲介者としての政治的役割だけでなく、」と言った、それがアラブ社会が直面する問題や危険性の認識を高めるにおけるその役割を取る必要があり、社会的な崩壊の問題を含みます私たちはそれを目の当たりにし始めています。それは、そのプロジェクトが実現した際に外部への入り口になり、この地域の内戦に火をつけました。

アサドは、あらゆる部門における真の進歩には、技術と研究開発の鍵を握る必要があると強調した。

出典：「SANA」

 

シリア危機テロ農業バシャール AL- アサドのシリア

 

 

 

国際的に禁止されている武器を使用して

モスクワ：国際的に禁止されている武器を使用して、シリアの東方に砲撃を続けている

2018/11/15

モスクワ - サナ

ロシア外務省は、米国が国際的に禁止されている武器、特に白リン爆弾を使って、シリア東部の爆弾テロを続けていることを確認した。

代理店は、記者会見での発言としてロシアのスプートニク省の広報担当マリアZakharovaを引用：「アメリカ人はユーフラテス川の東岸に集中的な住宅街に自分の空爆をリニューアルし、国際的リン爆弾を禁止使用します」

米国は、安全保障理事会の外で、シリアのテロ組織と戦うと主張している不法連合を率いており、襲撃の大半は民間人を対象としており、数十件の虐殺やインフラ整備や重要設備の破壊を引き起こしている。

そして、「国際連合」の爆撃は国際民間人の死傷者や自然発火のお店や住宅を引き起こし、彼女の人生を逃れるために家を残すために多くの家族を強制するの発生を禁止白リン爆弾を製造東部シリアの時代にいくつかの領域を主張しました。

イスリブでテロリストやその他の武装集団を分離するプロセスは、まだこの地域に関するロシアとトルコの合意の覚書に従って達成されていないと、ザカロヴァ氏は考えた。

それは北の軍位置し、安全で非武装地帯内の村とその周辺のポイントへの攻撃や攻撃によるイドリブエリア契約の緊張を緩和するイドリブ違反の州と国境を接するハマの田舎の村や町の数で展開組織フロント勝利テロリストのリーダーシップの下で、それらのほとんどを包含テロ組織に続いています。

ザカロヴァ氏は、米国のメディアは、いつものように、米国の中期選挙でモスクワが「干渉」しているという証拠を提出しなかったことを確認した。

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シリアのジャーナリストは

Solovyov：シリアのジャーナリストは、自国のテロ戦争の現実を伝えるのに専門的な役割を果たしてきた

2018/11/16

モスクワ - サナ

ジャーナリストの連合の会長は、何がテロ戦争から自分の国で起こっているという事実の転送におけるシリアのジャーナリストと高いプロ意識の役割に注目し、シリアのジャーナリスト組合関係との協力の開発にロシア連邦ウラジーミル・ソロヴィヨフの熱心で確認しました。

メディアの現実のためにシリアを訪問し、テロ戦争はそれを破壊したものを見るために自分の欲望を指し、ロシア連邦におけるジャーナリストの連合の創立100周年をマークするために、昨日モスクワの連邦国間で締結された協力協定にモスクワでSANAの特派とのインタビューで彼はソロビヨフ。

「シリアのジャーナリストが高いプロ意識とデューティ・ジャーナリストを主導し、条件にジャーナリスティックな仕事で彼らの偉大なレッスンを提供してきました。彼の部分については、ジャーナリストアンソニーBilanjahの国際連盟の会長は、連合がシリアのジャーナリスト連合は国際連盟の一部を言われていることを指摘し、千700人以上のジャーナリストを含むことを説明しました戦争の多くは殉教した」

ターンでは、シリアのジャーナリスト連合の会長は、ムーサアブデルヌールはシリアとロシアの連邦ジャーナリストの間で締結された契約は、シリアの支援にロシアのスタンスのための感謝の気持ちを表現する、両国間の戦略的関係のレベルに協力を促進し、両国間の訪問を交換するために、双方の間の関係の拡大のために提供していることを指摘しましたテロ戦争に直面して、彼らに対抗して戦った。

 

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6000人のテロリストが5万人の避難民のうちの1人であり

モスクワ：リケバン収容所には6000人のテロリストが5万人の避難民のうちの1人であり、状況は第2次大戦中の強制収容所に似ている

2018/11/16

モスクワ - サナ

防衛管理ロシアのミハイルMizintsev国立センターの準監督はキャンプがあるエリアの占領を終わらせるために米国を呼びかけ、第二次世界大戦中、シリア、ヨルダン国境地帯TANFの拘留キャンプの近くに鐙キャンプの状況を変位します。

彼は思った、それは鐙キャンプに変位になっている状況は、「第二次世界大戦の期間中に頻繁にキャンプの拘留を言及している」という文でMizintsevを言った理由は、国際社会の「沈黙、人権上のどのItbaky中にある静かな時に災害キャンプの住民民間人質の人質の現実。

「難民キャンプの批判的状況に対する唯一の解決策は、難民が家に帰ることができるように、米軍が占領する領土を解放することだ」と彼は語った。

同じ文脈では、ロシア国防省は、地域TANFホムスのはるか南東田舎「米国管理下/コマンドー革命と呼ばれる武装グループ/以上の6000は鐙キャンプに住む人々を変位千50間の民間人である」ことを確認しました。

千6についてなど、その難民の総数は約50万人、強調し「最も差し迫った問題の一つは、今日は、彼らは非常に悪いです鐙難民キャンプ、の状況である」というジュネーブの懸念停戦と人道援助のロシア国防省の代表、ユーリ・タラソフグループいわゆる「米国統制革命司令官」のゲリラたち。

米国は、シリアでそれらを使用するためにテロリストを募集し鐙キャンプにTANF広いキャンペーンに不法整理既存の米国軍の条項によって戦争を長引かせる試みで、シリアでテロを投資し、その地域で彼らのために月給を割り当てるために、その研修を確保するために進んを続けています。

鐙キャンプで人質として拘束され、市民を緩和するシリア政府の取り組みの一環として、シリア・アラブ赤新月は、国連との協力などの施設で、アル・TANFエリアでヨルダン・シリア国境近くにあるキャンプでの生活変位シリア人の何千もの人道や医療チームの船団を、今月の3分の1をもたらしました米占領軍は、援助の到着を妨げ、広がりを残してから避難民を防ぐいます。

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財政赤字の悪化は政府の強みを反映しており

 

シリアの財務大臣：財政赤字の悪化は政府の強みを反映しており、これは

公開日：16.11.2018 | 08:51 GMT |ビジネスと財務

AFP

シリアの財務大臣：財政赤字の悪化は政府の強みを反映しており、これは

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シリア政府のマモーン・ハムダン財務相は、2019年の予算案を擁護し、巨額の赤字を抱えており、シリア国家の強さと支出要件を満たし続けるという決意を証明した。

ハムダンとシリア人民議会は、11月7日に議論し始めた木曜日、予算案の詳細に公表シリアの新聞「ホーム」、とのインタビューで検討。

プロジェクト186億ポンドによって$ 835十億SP赤字の支出に比べて財政赤字来年、9460億シリアポンドは、2011年の予算にあったことを、$ 3882十億シリア・ポンドの支出が含まれています。

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シリア政府は2019年の予算草案を採択し、リラに対してドルの価格を設定する

シリアの大臣は戦争のための予算と主に石油や観光収入、その他の自己収入の減少と一致、原因の公共および民間企業の損失に税収を縮小した結果、予算リソースを削減経済と社会生活の側面にマイナスの影響を受け、シリア、によって被っ危機で大きな赤字を挙げています。

彼の防衛予算では、ハムダンは言った：「赤字が大幅に悪化させる可能性は事実であるが、対照的に、これは危機に直面してシリア状態の強さを示しており、不動と支出の要件を満たすために、すべてのサービスや基本的な物資の支援、ひいては2019年予算を提供し続けるために、シリア国家のサービスを提供する上でシリア国家の継続を確認し、すべての部門、特に産業部門や農業部門における生産を加速するための社会的支援と作業を継続しています。

大臣は、2019年の予算の資金源については、現金供給の対象となる債券によるシリア中央銀行の内部負債に頼ることに加え、州の財政収入に対する内部資金源に依存すると指摘した。  

ハムダンはシリア中央銀行の予算承認額を特定せず、「経済的車輪、生産性と開発の発展、税収の程度に依存している」と述べただけだ。

シリア政府は対ドルで435リラ率の3882000000000 SYP為替レートで2019年予算案のために用意しており、プロジェクトの中で最も重要な項目は、工業や農業の拡大のための生産的なプロジェクトを支援し、同国の農産物の輸出を支援することであると考えられています。

出典：代理店

 

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好きなトピック

シリア軍はダマスカスで奇妙な戦利品を発見（ビデオ）

 

 

トンネルネットワークと爆発物店...シリア軍はダマスカスで奇妙な戦利品を発見（ビデオ）

更新日17.11.2018）リンクをコピーする

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シリア軍のユニットは地雷を大量に発見し、ダマスカスの州南部のベイトTIMAとベイトサッパーの町でのフィールドに爆発装置を即興。

よるに特派連邦通信社（FAN）、という地元住民、中との協力シリア軍、彼らは爆発物の100キロと農家における抗タンク鉱山の少なくとも75キロ見つかった " フィールドを。

これは失速ことが初めてではないシリアの工学単位での武器や左爆発装置によって、彼らが去る前に、テロリストグループ州を。

連邦機関のニュースは、シリア軍のユニットはダマスカスの州でヤルダーとバビラとベイトSahemの町を探索する際、以前に、テロリストグループによって使用されたトンネル、全体のネットワークを発見したことを報告しました。さらに、シリア軍は、多数の武器、即時爆発装置、手榴弾を発見した。彼らはすべて古い井戸に隠されていた。

見つかった武器の中で自殺ベルト、鉱山や即興、および抗人員やユニフォーム致死または最も危険な鉱山の一つ「魔女-72」、そして手作りの爆弾だったとガスボンベから爆発装置を即興。

 

要するにシリアを離れる

 

要するにシリアを離れる

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ズハイエマジェド

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ディアル・アル・ゾールのシリアのアラブ軍ユニットが訂正の記念日を記念して

Issue 4119 - 2018年11月17日土曜日

ディアル・アル・ゾールのシリアのアラブ軍ユニットが訂正の記念日を記念して

番号： 

4119

 

矯正運動の第四十八周年の機会に両氏。セキュリティと軍事委員会Bdiralzor少将Shawkiユーセフの頭とデイル・アル・ZourアブドゥルマジッドKawakbiとバースアラブ社会党のブランチSaher SAKRと地方の警察少将アブドゥル・ハキム・ローズの司令官と数の長官の知事が出席したシリア軍のお祝いのバンド17のリーダーシップを設定恵まれ指揮官。

式典には軍事パレード、スポーツと戦闘ショーが含まれ、その間に多くの演説や詩がこの機会の偉大さを表現しました。

彼のスピーチでは、デイル・アル・Zourの知事は、氏アブドゥルマジッドKawakbiは創立リーダーハーフィズ・アル=アサド率いる栄光の是正の動きが硬くトラックと国民国家を構築し、個人やコミュニティレベルVfadtシリアもとアマールのバランスの取れた発展を実現し、強力なフリーの状態の独立した意思決定にシリアの市民まともな生活をチェックするために設立基盤を形成していることを強調しました

この偉大な機会に、我々は訂正とその価値観と戦った反動勢力に立ち向かい、今日シリアの偉大な指導者に敬意を表する首脳の奮闘を思い出します。Bashar al-Assad大統領我々は戦って勝った私たちの勇敢な軍に敬服する。シリア国家を攻撃する計画と共謀とテロリズムと贖いと植民地主義の勢力と、自分の国とそのリーダーシップに固執しているシリア人の恐怖。

我々は、最も重要なものの一つと彼は今、私たちの軍の英雄は全国の地理上のテロと贖いの力以上のレバノン抵抗と勝利のロシアとイランの友人の支援を受けて、今日行われているAlshoeni敵を示すアラブの国のシリア軍の尊厳は、ラインの勝利を取り戻した動きAltsahhristihwaltaの最も顕著な成果だった10月の解放戦争を思い出すと

オン; それは明確な勝利を達成する前に、彼女は歴史の中で過酷と最長の包囲を住んでいたし、サービス軍がで神聖な義務を実行した後醜態テロのTaattehr省が始まる時のデイル・アル・Zourの土地ナスルパネルが全世界を驚かせた私たちの軍事的英雄の男性を描くObnaihaacharfaの凝集のおかげと軍の男性勇敢な管理花嫁ユーフラテス3年耐え、 Alaammarualbina再したがって、サービスのすべての分野に影響を与え解放飛躍の年の間、無制限の政府の支援への経済・農業のおかげでデイル・アル・Zourを達成し、破片やアスファルトオープン道路や街路でクリアされ、下水や電気のリハビリテーションは地域のネットワークを勝る達しました 、レコードから、市は完全にAnert農村西フィードだったとすぐにAlnhrkmaの東部地方の東に電気を達する毎日給水所の90％のゲインを操作すると、すぐに駅の完全な復興に取得されたそのネットワークを拡大

アラブのアイデンティティを抹消したい、我々はパッチで採択された値が、国家建設と発展のためにまだ有効だったと断言し、その主権と政治的、経済的自立を強化するため、我々はテロをなくすために、彼らの宗派を変更し、その目的を変更した、侵略と植民地主義の勢力を打ち負かすためにBastnfarにすべてのエネルギーを必要としている今日、その支持者を追加しましたそして、すべての形態の植民地主義、隷属と従属への全国的抵抗の排除。

栄光の補正のメモリでは、我々はシリアとその人々やその指導者と戦う者たちに言う：私たちは世界的なテロリズムとその支持者と私たちは私たちの国の防衛のために戦ってきたすべての戦いに勝ったとして復興と建設の戦いに勝利し、私たちの国の尊厳に対する私たちの戦いに勝ちました

ディーゼル イブラヒム・アル・デュラリ

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イスラム国 恐怖統治の実態

イスラム国　恐怖統治の実態

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石油や武器密輸で資金

イラク北部ティクリート近郊を進撃する過激組織「イスラム国」のメンバー（６月１１日、ネット上に掲載されたプロパガンダ映像より）（ＡＦＰ＝時事）

　内戦が続くシリアや政権の統治機能が揺らぐイラクで２０１４年６月末にイスラム国家樹立を宣言した過激組織「イスラム国」。奴隷制導入や処刑による「恐怖統治」で住民に問答無用の服従を強いている。米軍主導の「有志連合」の空爆作戦は長期化の様相を呈しているが、指導者バグダディ容疑者が殺害されれば、組織の弱体化につながるとの見方も浮上する。中東情勢に詳しい日本エネルギー経済研究所中東研究センター研究理事の保坂修司氏に、イスラム国の実態や今後の展開を聞いた。（外信部・池滝和秀）

　―イスラム国の支配地域の現状は。

　イラクやシリアでイスラム国が支配している地域は、もともと中央政府が十分な行政サービスを提供している場所ではなかった。行政の関与が微細な部分だ。そうした中にシャリア（イスラム法）に忠実な刑罰を導入したり、イスラム法廷を設置したりしてイスラム的な装いを施した程度だ。服装や風紀を取り締まる「ヒスバ」という宗教警察を導入したのが比較的目立つ。

 

武装トラックに乗るイスラム国の兵士たちとされる映像。ネット上のイスラム国の公式サイト上に９月２３日公開された（ＡＦＰ＝時事）

 

　―資金源は。

　外国人人質の身代金が重要な財源だといわれているが、身代金を支払ったとの証拠はない。外国人が誘拐され、仮に解放されているとすれば、巨額の身代金が支払われていることは間違いないだろう。石油や武器の密輸も重要な収入源となっている。武器はイラクやシリアで政権側から押収したものが多い。文化財の密輸もある。特にイラク北部モスルなどの大きな町では古文書が豊富に存在する。このほか、国内の通行料を徴収したり、キリスト教徒には人頭税を課したりしている。ペルシャ湾岸諸国の篤志家からの支援もあるとされている。

　―石油密輸に少数民族クルド人が関与しているのか。

　元々、国連制裁下のイラクから石油を密輸するケースが続けられ、クルド経由でトルコに入るというルートは昔から公然と利用されている。イスラム国も、こうしたネットワークを使っている。

　―イスラム国は資金をどう動かしているのか。

　人を通じた資金移動が大半だろう。規制がかかっているはずだが、ハワラという伝統的な送金システムも利用されているようだ。中東ではよく使われている。国際テロ組織アルカイダがかつて資金を送る際に頻繁に使っていた。アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）のドバイがハワラの拠点だ。

 

 

見せしめの首切断

シリア軍兵士とみられる人々をひざまずかせ、首を切ろうとする過激組織「イスラム国」のメンバー（一部画像処理してあります）（１１月１６日に公開されたネット画像より）（ＡＦＰ＝時事）

　―恐怖支配の狙いは。

　首を切断したり、銃殺したりしているが、イスラム国に逆らったら、こうなるという見せしめだ。２００３年のイラク戦争後にアルカイダ系武装組織が多用したやり方だ。その手口をそのまま受け継いだ。アルカイダ指導部はこうした残虐な手法に反対していた。

　イスラム国が宣伝用に流しているビデオを見ても、住民たちが本当に根っからイスラム国を信じているようには思えない。イスラム国が来て良くなったとの発言もあるが、本当かどうかは検証できない。逆らったらどうなるか分かっているので、仕方なく従っている可能性もある。

　―アルカイダとの違いは。

　アルカイダには国家をつくるという考えはない。あくまで米国などを標的にジハード（聖戦）を行う組織だ。その先はやることではないと考えている。現在のイスラム国の前身組織である「イラクのイスラム国」は、２００６年の段階で国をつくることを明確にしていた。

　―指導者バグダディをどう見るか。

 

過激組織「イスラム国」の指導者バグダディ容疑者＝２０１４年７月４日、イラク北部モスル（ＡＦＰ＝時事）

 

　イラクのイスラム国の指導者だった故アブ・ウマル・アル・バグダディは、クライシュ族と名乗っていた。いずれは預言者ムハンマドの後継者であるカリフを宣言することは明らかだった。現在のイスラム国の指導者アブ・バクル・アル・バグダディもクライシュ族に属している。初めはうそだろうと思っていたが、現指導者バグダディが属するブーバドリー族はクライシュ族の血筋を引いている。

　バグダディのアラビア語はしっかりしている。サダム・フセイン政権時代に唯一のイスラム系の大学に通っていた。ブーバドリー族は宗教的といわれているので、バグダディの宗教心は相当強かったと思われる。カリフになるためにはこの程度の知識がないと駄目だ。イラクなまりのアラビア語を話すようでは失格だが、バグダディのアラビア語はなまりが全く分からない。博士号まで取っているという説もあるが、後付けには聞こえない。宗教的にしっかりした人物であることは確かだ。

　バグダディが死亡した際に代わる人材を出せるかどうかがイスラム国にとっての転機になる可能性がある。バグダディは十分に宗教的な知識があり、クライシュ族の出身だ。代わる人材を出せない時にはイスラム国は分裂する可能性がある。せっかくカリフ制ができたのに、ふさわしい人物がいなかったということになれば、カリフ制宣言は時期尚早だったという批判が出てくる。

　カリフになるためにはクライシュ族出身などの要件のほかに、宗教的な知識も必要だ。アルカイダの指導者ウサマ・ビンラディンが殺害された後、エジプト出身の元医師ザワヒリが後継指導者になったように簡単にはいかないだろう。

 

若者を引きつける力

シリア北部ラッカで、車に乗って行進する過激組織「イスラム国」のメンバー（７月１日にネット上に掲載されたビデオ映像より）（ＡＦＰ＝時事）

　―イスラム国のパスポートや通貨は。

　イスラム国を承認した国家は存在しないので、発行したパスポートはどこでも使えない。資金集めの手段だ。通貨の発行については、金銀を集めるだけでも大変で、実際に通貨を発行するのは難しいのではないか。通貨のデザインにはグラムを採用した。その辺りに限界がある。欧米の基準を使わないといけない。イスラム世界での伝統的な重さの単位ミスカールを使ってほしかった。本来ならカリフの名前を刻印する。イスラム教の原点回帰を目指すことを掲げているなら、歴史的な背景を踏まえるべきだった。

　―イスラム国の敵は。

　不信仰者だ。一番悪いのは多神教であるヤジディ教徒で、経典の民であるイスラム教徒やキリスト教徒とは明らかに異なった扱いを受けている。その次にシーア派の一派でアサド大統領が属するアラウィ派。さらにシーア派だ。イスラム国は奴隷制度を復活させたが、コーラン（イスラム教の聖典）には奴隷制度を廃止しろとは書かれていない。だったら、あってもいいはずだというのがイスラム国の論理だ。ただ、コーランや預言者の言行録であるハディースには、奴隷は解放すべきだと書いてある。しかし、イスラム国はそうした立場は取らない。奴隷制度復活に関しては確信犯だ。彼らにとっての理想の時代は預言者の時代であり、その考え方から見れば、奴隷制があっても当然と考えるのは自然だ。

 

イラク北部バイジで、住民の歓迎を受けるイスラム過激組織メンバー（６月、ネット上に投稿された映像より）（ＡＦＰ＝時事）

 

　―イスラム国に参加する人物像は。

　さまざまだ。人を殺してみたいという人物も当然いる。怒りに燃えてイスラム国をつくりたいという人物もいる。いずれにしても戦わなければならないと考えていることは間違いない。重要なのは、同じ場所、目的で集まっていることだ。これは力になる。同じ釜の飯を食い、高揚感がある。若者たちが引きつけられるのは理解できる。男性社会であり、より同質的な社会だ。イスラム国にとって、こうした状況は目的を達成するための力になる。アルカイダではなく、イスラム国に勢いがあるのはこのためだ。

　―イスラム国はそもそも反米、反イスラエルではないのか。

　イスラム国そのものに反米、反イスラエルという思想は希薄だ。空爆が開始されたので、反米は重い意味を持ち始めている。米軍が空爆した時点で米国は敵になる。一方、アルカイダは米国が諸悪の根源であり、倒さなければならない敵であると考えている。

　―サウジは敵か。

　サウジはイスラム国の標的になる。標的の一位はシーア派。サウジの王家であるサウド家は次の標的だ。サウジが米国と結託しているためだ。

 

 

非イスラムの駆逐、描く広大版図

イエメンの首都サヌアで、検問所を設置して警戒に当たるイスラム教シーア派系ザイド派のホーシー派民兵（１０月１４日）（ＡＦＰ＝時事）

　―国境線引きに異議を唱えているが。

　（第一次大戦中の１９１６年５月に英仏、ロシアの間で結ばれたオスマン帝国の分割を約束した秘密協定）サイクス・ピコ協定を破壊するというのがイスラム国の考えだ。新しい国境線を引くのは、アルカイダを含めたジハード勢力の悲願である。サイクス・ピコ協定を大半のイスラム教徒は批判的に見ているが、イスラム国はそれを壊そうとした。

　―イスラム国が描く版図は。

　かつてイスラムの地だった地域がイスラム国のジハードの対象になる。世俗的な政権や外国支配が標的だ。ジハーディストが使うスローガンは、アンダルシア（スペイン南部）から東トルキスタンまで。こうした地域が、ジハーディストが考えるイスラムの範囲だ。非イスラム地域を駆逐してイスラムの国にする。バグダディはミャンマーの少数民族ロヒンギャの迫害にも言及している。ミャンマーでイスラム国に絡むテロが起きても不思議でない。

 

サウジアラビアのメッカにある聖モスク（１０月１日）（ＡＦＰ＝時事）

 

　―プロパガンダが巧みだ。

　アルカイダもそうだが、外国語部門を持っている。イスラム国の場合は「アルハヤトメディアセンター」が担当している。恐らく相当な人数、能力を持っている。湾岸や欧米の出身で、英語がネイティブの者をそろえている。ＣＧ（コンピューターグラフィクス）一つとっても、従来よりもはるかに洗練されている。パソコンとスマートフォンがあれば、できるのだろう。技術の進んだ今の時代が産んだことは間違いない。

　―イスラム国は今後拡大するのか。

　イラクやシリアにこれだけ戦線が拡大すると、大量の戦闘員を各地に配置しないといけないが、前線は弛緩（しかん）し始めている。外国人戦闘員のリクルートが滞れば、さらに前線は弛緩する。リクルートが順調にいけば別だが、戦況はますますこう着感を強めるのではないか。

 

解決に時間、根絶不可能

シリア北部アインアルアラブで、空爆で立ち上る黒煙（１０月２８日）（ＡＦＰ＝時事）

　―空爆で弱体化するのか。

　イスラム国にとって一番怖いのは攻撃を受けることだ。今までは攻撃されなかった。イスラム国の進撃をストップないしは鈍化させる意味はあるが、決定的ではない。

　イラクでは何とかなっても、シリアでイスラム国に決定的な打撃を与えるのは困難だ。イラクではイラク軍にがんばってもらう。シリアはアサド政権を友好国にするわけにはいかない。地上でのエージェントは必ず存在するので、米軍はどこを攻撃すべきか情報を得ている。それでも限界はある。バグダディが殺害されれば、話は別だが。

　―イスラム国の台頭を防ぐにはどうすべきか。

　重層的な対策しかあり得ない。イスラム国の理論上の問題点をつぶしていく地道な作業が必要だ。即効性はないが、長期的に見て重要だ。彼らのイデオロギーが間違っていることをイスラム教徒たちに理解させる必要性がある。今の流れを見ていると、こうした対応は遅過ぎる。イスラム国が古典にのっとった議論を展開し、同じ土俵にいる場合には、否定しにくい状況もある。

 

アフガニスタン南部ヘルマンド州で任務に就く米軍兵士（２００９年７月）（ＡＦＰ＝時事）

 

　―今後の展望は。

　アフガニスタンがどうなるかが非常に重要だ。米軍が撤退して、それに乗じて反政府勢力タリバンが復活すれば、新たな大義が生じる。今のアフガン政府が間違っているということになる。テロリストの隠れ場所がもう一つできることでもある。かつてのイラクがそういう場所だった。イラク情勢がやや落ち着いたら、今度はシリアがテロリストの隠れ場所になってしまった。テロリストが身を隠せるのは中央政府の権威が及ばない場所だ。

　外国人はいつか母国に帰るので、どうしても残虐行為に走りがちだ。外国人戦闘員の流入をいかに阻止するか。対策としては一番簡単かもしれない。国際社会が連携して対応できる問題だ。

　―問題解決にはどの程度の時間が必要か。

　この種の内乱はレバノンやアフガンで１０年単位の時間がかかっている。イラクは３０年ぐらいほぼ戦争状態にある。イスラム国などイスラム過激派のイデオロギーを根絶するのは不可能だ。内乱として封じ込めるにしても相当な年月が必要であることは間違いない。

保坂修司氏（ペルシャ湾岸地域近現代史、中東メディア論）

　１９８４年 慶應義塾大学大学院文学研究科修士課程修了。在クウェート日本大使館専門調査員、在サウジアラビア日本大使館専門調査員、中東調査会研究員などを経て、２００６年、日本エネルギー経済研究所中東研究センター研究理事。