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北朝鮮帰還事業の構造 中

2015-06-16 01:43:46 | 日記
 
 一連の流れがある、まず、1945年に大戦が終了したが、その5年後に朝鮮戦争が起こる、
  1、1950-1953 朝鮮戦争     
  2、1957-1958 ナベ底景気  
  3、1959ー1984 帰還運動
  4、1955-1973 高度経済成長   

 1の朝鮮戦争で大変な好景気になったが、その反動もあり、その4年後はナベ底のフケイキ、帰還事業の背景にには、当時の日本の貧しい生活があった。

 ところが4の高度経済成長、年平均10%以上の経済成長で、たちまちイタリア・フランス・イギリス、さらに西ドイツを抜き去り、世界第2位の経済大国になる、帰還事業は、その前の時代を舞台にしており、途中でニッポンの経済状況は激変するのだが、この運動そのもは、なおも継続したことになる。

 1959年12月14日に、第一次帰還船が出航しているが、当時の日本は前年までのなべ底不況に苦しんでおり、一方、北朝鮮は計画経済が順調な成果をあげており「千里馬運動」が注目されていた、少なくとも、そのように宣伝されていた。

 だから、まんまと彼らの術中に、はまってしまったのだ。

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