「スペイン人は あからさまだが イギリス人は 巧妙で狡猾(こうかつ)だな」
「スペイン人は カリブ海の島々のネイテブ(原住民)を マタンサ・マタンサス(matanza・matanzas)した」
「マタンサって なあに」
「なんて言ったら いいのかな ウシやウマを処分するだろ あれを言うんだ」
「へえー」
「たしか イベリコ豚を処分する日を マタンサの日と呼んだ あっ そうそう 地中海に入って来るマグロを大量に捕まえるが あれもマタンサと呼んでいた」
「スペイン人は カリブ海の島々で それをやった もちろん牛や豚・マグロではない 人間だ」
「ドミニコ会の修道士バルトローメ・デ・ラス・カサスが記録してくれた ありがたいね」
「ある島には 数百万人がいたが 数十年後には 数百人になっていた
『夕暮れになると 夕食を用意する楽し気な笑い声が聞こえた しかし 今は 恐ろしいほどの静けさだけだ』
よく 書き残しておいてくれたもんだ 」
「なんで そんなに少なくなったの」
「鉱山や農場での強制労働 そして面白半分の虐殺 親を亡くした子供たちは 飢えて死んでいった」
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