あのダライ・ラマが、かつて、
「アメリカの正義は アメリカの利益になる正義である」
共産中国がチベットに進出した時、アメリカは動かなかった、「自由と民主主義」が泣いている。
なぜ動かなかったか、それは、中国というマーケットを考えてのこと、そのため、共産中国の暴挙に目をつぶったのだ、アメリカは、一貫して、中国を狙っている、日露戦争が終わって2年後に、日本はロシアと日露協商を締結(1907~1917)、その実態は同盟であり、日本はロシアの外モンゴルの権益を・ロシアは朝鮮の日本の権益を認める、これは、ロシア革命まで継続している。
あれだけの死闘を繰り広げ、何万人もの死者を出したというのに、なぜ、こんなことをしたか、それは、アメリカ・アメリカの動き、アメリカが進出しようとする、鉄道王のハリマンが乗り出してきた、これを抑えるためにロシアと手を結ぶ、明治の政治家には柔軟性があった。
21世紀の現在、だから、アメリカの自由と民主主義とは、
「アメリカの利益になる『自由と民主主義』」
ということは、アメリカの利益にならなければ、さっと引っこめてしまう。