書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

皇嘉門院別当

2010-07-19 08:03:03 | Weblog
難波江の 葦のかりねの ひとよゆゑ 身をつくしてや 恋わたるべき

難波の入江の芦の切り株の一節のような旅の一夜の短い契りを交わしてしまったばっかりに、
生涯貴方を恋い続けるのです、これが私の定めなの。    

皇嘉門院別当(?~?)。
村上源氏、大納言師忠の曾孫。正五位下太皇太后宮亮源俊隆の娘。
崇徳天皇の中宮皇嘉門院藤原聖子(藤原忠通の娘)に仕えた。
皇嘉門院崩御の折にはすでに出家の身であった。
皇嘉門院聖子が右大臣藤原兼実の姉であることから「右大臣兼実家歌合」や「右大臣家百首」など、
兼実が関係する歌合せなどに出詠、「千載和歌集」他の勅撰和歌集にも入集されている。