書の歴史を臨書する

古今の名磧を臨書、最近は米フツ。
時折、気の向くままに漢詩や詩、俳句などを勝手気侭に書いております。

貫名海屋

2009-06-11 08:54:18 | Weblog
貫名海屋(1778-1863)
江戸時代末期の儒者、書家、画家。
特に書については市河米庵、巻菱湖と共に幕末の三筆として名高い。
空海の真蹟に心酔しその筆法を習得する。
中国の法帖、日本の古名跡を臨書する事により独自の書風を確立した。
明治になって日下部鳴鶴、厳谷一六らに賞賛され、
以降の書壇に大きな影響を与える。
この書は83才の書であるが若々しい気概に溢れ、
古典を基礎にした迫力ある筆致には一部の隙も無い。

いろはにほへとちりぬるを