気になる植物たち

植物歴長いけど、世の中にはまだまだ気になる植物がいっぱい。花屋のQuの植物的ミニエッセイ。ときどき俳句。 ときどき古墳。

男池湧水群

2009-07-25 02:31:13 | 野山で

 男池という湧き水がある・・・その程度の予備知識で、立ち寄った男池湧水群。道路沿いに地味な小屋があり、清掃協力金100円を支払って数歩歩くと、そこは別世界。静かな原生林が広がっていました。



 オヒョウ ニレ科。先割れスプーンのような葉です。


 



 幹に、シダがたくさん生えています。


 



 チドリノキ カエデ科。


 



 ブナ ブナ科。


 大木ばかりなのに、明るい、黄緑色の森です。落葉広葉樹の森。ここに来たかったのだと、いいえ、ここに帰ってきたかったのだという思いで、胸がいっぱいです。


 



 倒木に苔や、幼樹、草本も生えています。ゆっくりと朽ちていく木は、条件の良い苗床なのでしょう。


 



 「もののけ姫」のこだまが、出てきそう。


 



 土は長い間の落ち葉が積もって、ふかふかです。


 



 そして、男池。一日二万トンの水が湧くという淵は、意外に小さく、青く、静かに、でも絶え間なく水が湧いていました。水温は一年中12.6度だそうですが、手をつけてみると、しんしんと冷えて、一分も我慢できませんでした。備え付けのひしゃくで、飲んでみました。ブナの森が蓄えた太古の水。なんと表現したらいいのでしょう。鳥肌がたつ感じとしか言えません。


 



 少し身を乗り出して、泉の奥を覗きこんでみました。落ちたら大変ですが、ふと落ちたい気もするワタシはあぶない人間です。


 



 エンレイソウ ユリ科。もう終わりかけですが。


 ああ、いいところだった!来て良かった!と話しながらの帰り道、娘の彼氏、S太郎クンが「炭酸水が湧き出るところもありますよ。」と。なにい?早く言ってよ。それは行ってみなくては。・・・と、白水鉱泉に行ってみたのですが、残念ながら、もう施設が閉まっていました。でも、そこから流れ出る水をおそるおそる舐めてみると、かすかに舌にぴりぴりとくる炭酸水でした。


 夜は湯布院でお食事しました。居酒屋さんなんですが、お料理がどれもこれもおいしかったです。お酒は飲めないので、湯布院サイダーを注文したら、天然水使用と書いてありました。もしかして、天然炭酸水?かなり、満足。


 


 


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4 コメント

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Quさん、こんにちは! (あすちー)
2009-07-25 14:52:53
今日は、土砂降りの雨が降ったり止んだり
ようわからん天気やぁ~。
どないなんってるんやろ。
この湧き水いいなぁ。
ちょっと失礼してどっぷり体まで浸かって
清めよかなぁって!
こらー!!何考えとるねん。
滋賀の昆虫写真家と言えば今森さんですね。
20年ほど前はまったく無名な方でしたが
昆虫好きということで少し手紙のやりとりはしたことあるんですけどね。
フンコロガシで一気に有名になられましたぁ。
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フンコロガシ! (Qu)
2009-07-25 17:16:41
なつかしいです、ファーブル昆虫記。
虫なんて触れない弱虫だったのに、あの本はおもしろかった。

あすちーさんも知識と、虫への愛情は、負けない気がします。
もしかして、いつか、昆虫写真集を出版!?
ワタシ、この人のトモダチです!と、言いふらしますよ。
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Unknown (hisohiso)
2009-07-25 19:29:35
素敵~~
本当にいい場所ですね。私も行ってみたくなりました。やはり豊かな水が豊かな緑をはぐくむのでしょうねえ…

ああもう日本中、あっちもこっちも行きたいところだらけです(でも先立つものが…)
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hisohisoさん、こんばんは。 (Qu)
2009-07-25 23:42:30
いいところでした~。
しみじみ。

本当に日本中、世界中、行ってみたいところばかりですが。
お金とひまですね。
健康で、少しだけお金をもった老人になれた暁には、あっちもこっちも貧乏旅行いたしましょう。
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