緑の八重桜「御衣黄(ぎょいこう)」。昨年も、見に行っていました。咲き始めは白とグリーンの爽やかな色あいなのですが、咲き進むほど紅色が強く花びらに載ってきます。平安時代の「いとやんごとなききは」のお方の袖の重なりのようでもあります。
「鬱金(うこん)」。余談ですが、この鬱というむずかしい漢字は、憂鬱のイメージだったのですが、少し前にテレビでみたことによると、鬱というのは、「木が勢いよく茂るさま、物事のさかんなさま」というのがもとの意味なのだそうです。なるほど、あのターメリックのウコン(カレーの材料の山吹色のスパイス)は、勢いのよい金色というような意味合いなのですね。憂鬱の金ではなかったのね。ますます余談ですが、山吹色というとついつい「越後屋、お主もワルよのう。」「お代官様こそ。」「ふわっはっはっは」というのをやりたくなります。
シロヤマブキ バラ科
山吹色のヤマブキとは属が違い、花びら4枚、秋になる実もよっつ。もう無くなってしまった実家の敷地の角に植わっていました。花の季節には切って、玄関に活け、美しいと自己満足していたのは、まだ十代の頃だったかも。
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