ハナゾノツクバネウツギ スイカズラ科ツクバネウツギ属 (2011.09.25松山市)
生垣や中央分離帯に、しばしば使われる常緑低木。アベリアとも呼ばれます。暑さや乾燥、多湿、病気、排気ガス・・・どんなストレスにも負けず、丈夫に可愛く咲き誇ります。丈夫さゆえに、あちこちに植えられているので平凡に感じますが、よく見ると、ほら、こんなに美しい。
遠くまで行って珍しいものを探さなくても、すぐそばにあるものを、目をこすって見つめ直すと、そこには美しい世界が広がっています。メーテルリンクの青い鳥のようなお話。
白い花がぽろっと落ちた後も、羽根つきの羽根に見立てられた渋い赤のガクが花のように残ります。出身大学の芝生を囲む生垣に、この木がありました。次々と変わって行く時代を見送りながら、今でもあの場所に静かに咲いているのでしょうか。
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