気になる植物たち

植物歴長いけど、世の中にはまだまだ気になる植物がいっぱい。花屋のQuの植物的ミニエッセイ。ときどき俳句。 ときどき古墳。

梅花空木  バイカウツギ

2010-05-23 00:15:28 | 公園で


 バイカウツギ アジサイ科バイカウツギ属 5/13撮影


 白い花がふんわりと咲いています。梅のような花ですが、花びらは4枚。バラ科ではなく、ユキノシタ科の梅花空木です。と、ここまで書いて、ちょっと不安になり、検索してみると・・・アジサイ科と書いてあるもの、ユキノシタ科と書いているものが半々出てきました。○○科というのは、時々変わります。研究が進んで、「昔は○○科ですが、今は○○科です。どちらでも間違いではありません。」と書かれていることもめずらしくありません。分類学というものは、それほど日々進んでいるのでしょうね。この梅花空木に関しては、「分子系統学的にはユキノシタ科と縁遠い」とWikipediaにあります。ウツギやバイカウツギはユキノシタ科、タニウツギやハコネウツギはスイカズラ科、などと、一生懸命覚えた学生時代だったのですが。


 



 何科であっても、我関せずのブイブイ。愛媛ではコガネムシ系をブイブイと呼びます。花に関しては、標準和名や学名や科名にこだわる私ですが、この虫はブイブイでいいと思ってしまういい加減さ。名前に正しいも、間違いもないのです。はじめに自然ありき。美しい花が咲いていた、それだけでいいのですが、名づけたい、分類したいというのも人類の性なのでしょうね。


 



 花市場では、五月梅(サツキバイ)という枝ものとして扱われています。五月の梅、確かにそうだなあと思わせる美しい名前です。 


 


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4 コメント

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Quさん、おきばりやすぅ。 (あすちー)
2010-05-23 17:11:35
バイカウツギってすごい花の量やねぇ。
実は昨日、ツクバネウツギをブログアップするために空木を調べてたところやったよー。
ウツギって名の付く花は、いっぱいあるやん。
それもユキノシタ科やバラ科、フジウツギ科とか。
うーん。
私なんか単純に花のカタチやと思っていた。かなりレベル低~い!
恥ずかしい・・・。

ブイブイ!!
甲虫目、カブトムシ亜目、コガネムシ科、ハナムグリ亜科やし
ブイブイじゃなくってハナムグリやなぁ。
それもこの大きさからいくと
コアオハナムグリかなぁ~。
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あすちーさん、おばんです~。 (Qu)
2010-05-23 19:05:31
おお、さすが昆虫博士、あすちーさん。
コアオハナムグリですかあ。
これ、たくさんいます。
名前覚えますね^^/

ウツギって、多いでしょ。
しかも、全然仲間じゃないので、ややこしい。
お互い、こだわりたいところで、こだわりましょうか。
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バラにもよく飛んできます。 (折節)
2010-05-23 19:30:15
Quさん、こんばんは。

緑と白とのコントラストが大好きなもんですから、
この梅花空木もその最右翼、迫力の木立ちですね。
五月梅、美しい名前だと思います。

アジサイ科、ユキノシタ科、なるほど面白いですね。
植物の分類、あまり得手ではないですが、バラ科だけはずいぶん憶えました。
苺はバラ科かぁ~
こんなことが憶える気になったきっかけですが…。
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折節さん、こんばんは。 (Qu)
2010-05-23 21:57:38
○○科が変わっていく様子は、うちの子だと思っていたのに、あーーら、おたくの子でしたの?なんて、あっさりと手放してしまうみたい。
科に思い入れがあるのは、私だけ?
なんだか、抵抗あるんですよねえ。
科学よりは、言葉を愛する私です。

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