道路の中央分離帯などに、よく植えられているこの植物をご存知ですか?排気ガスにも、アスファルトの照り返しにも、刈り込みにも負けず、春から秋まで小さな花を咲かせている、ほら、見覚えありますよね。この花は、スイカズラ科のアベリア(ハナゾノツクバネウツギ)と呼ばれます。白い花が、とてもたくさん咲くから、花園なのかしら。ツクバネは衝羽根、花の落ちたあとの赤いガクが、お正月の羽根突きの羽根にそっくりです。
夏は、いつの間に伸びたのかしらと驚くほど、枝を長く伸ばし、その枝々に花をたくさんつけています。時々、道路の管理をしている方たちが、無情にも、バリカンのような機械で、真四角に刈り揃えている光景もよく見ます。あんなに咲いていたのに!と、痛ましく思うけれど、2週間もすれば、また新しい枝が伸び始めているのです。
そんなに丈夫な植物なのに、よく見ると小さい葉も、白い花も、赤いガクも繊細で可愛いんです。写真は、赤信号で止まった車上よりの撮影なので、いまひとつですけど。今度、赤信号で止まった時、窓を開けて観察してみてくださいね。
こんな名前だったんですね。
あまりにも身近にありすぎますが、よく見ると可愛い花です。
こういう花にも関心を示して、Quさん さすがですね!
もともと、ちまちま小さい花が好きなので、学生時代に名前を覚えて以来、ずっと気になる植物です。どこにでもあるものが好きって、幸せなことよね。