バッグの形のブーケを作りました。実物を見ても騙される(?)人が多かったですが、実はニセモノの花です。これは、結婚式の前撮り用なので、気温が高い屋外でも大丈夫なように造花で作りました。ニセモノといっても、実は本物の花より高価なのですが、造花というとあまりイメージが良くないですね。造花、アートフラワー、シルクフラワー、ホンコンフラワーなど、呼び方はいろいろですが、なかなかいい名前がありません。アーティフィシャルフラワー(人工的な花)と呼びませんかというメーカーがあります。なかなかおしゃれな響きなのですが、舌を噛みます。
造花に対する偏見は、実は私もかなりあるほうです。でした、かな。最近は品質のいいものなら、許容範囲だと思っています。夫婦で働いていて、日中閉め切りの家では、この熱帯のような夏中、切花は飾れなかったのではないでしょうか。胸や頭につける花も、気温と体温と乾燥した空気で、すぐに萎れてしまいました。動けない病気の方へのお見舞いや、お年寄りへのプレゼントにも、造花は親切なのかもしれません。
バッグの下側(置く側)も、造花だからこそきれいにできます。
右下の黒っぽいバラは、造花ならではの色合いでしょう?これは、渋い赤のドレスを着た花嫁の頭を個性的に彩ります。左の大きなマムと芍薬は、白無垢用。大きく華やかに花嫁の頭を飾ります。いづれも、生花ではなかなかむずかしい演出なのです。知り合いの方なので、ぜひ、前撮り写真を見せてくださいねと、お願いしてしまいました。
新郎は、というと、右上のブートニアをちょこんと胸につけるだけ。やはり、花は女性のもの、なんでしょうか。
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