Aちゃんの舌代日記

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野木町煉瓦窯(れんがかま)ホフマン式輪窯 1

2012年08月13日 | 歴史・遺構を訪ねる

国指定重要文化財 旧下野煉瓦製造会社の煉瓦窯

平面16角形 外周100メートル 煙突の高さ34メートル

1890年(明治23年)完成。当時は 2基つくられて 他にもう1基在って

煙 もうもうと 製造されて 東京の 近代的建物群の建設に 寄与していた。

渡良瀬遊水地の 粘土を原料として使用して 当初は製品は 船で 運ばれていた。

他の窯は 関東大震災等で 崩壊した。此の一基は

戦後すぐの 今市大地震でも 今回の東日本大地震でも 残った。

 

ドイツ人ホフマンが 考案した。

一階の内部は 外周沿いに  16の焼成窯が 連なり

2室ずつ 素材搬入 余熱乾燥 焼成 冷却 取り出しの 連続行程を繰り返す。

合理的に 量産できる 構造で 八角形の 煙突が在り 造形的に 美しい。

その後は 改良が 進んだ 楕円形の窯が 他所に作られた。

しかし 現在 稼働しているものは無い。

円型のものは これが 現存している 唯一のもの。

現在 保存修理中で 非公開中だが

 野木町の ひまわりフェスティバルにあわせて

ボランテアガイドの 同道が条件 で 見学する機会があった。

 

内部の 写真等は 次回。