平成最後の日。
本日の日経の社説を読んで様々なことを感じました。
私にとって平成は大学1年から今までまさに「大人」で過ごした時代。
学生時代にバブル崩壊。社会人からは不況の恵まれない時を過ごした。
ものすごく理不尽に働いた。でもその理不尽さに鍛えられたことが今につながっている。
この先、我々の世代までは日本はなんとか持ちこたえるだろう。
でもそれは数が多いことによる厳しい受験戦争、就職難、酷使された時間などの裏返し。
更に上の世代はその表裏コントラストがもっと激しいのかもしれない。
若い人は将来不安だと言うが、今の何もかも恵まれすぎた環境の裏返しの将来である。
すべてはつながっている。そのことに気づいた人がこれからも勝ち残っていく。
人生みな平等。人生はアリとキリギリスに近いのかもしれない。
もっと皆、歴史を勉強すべきだ。日本という国がどういう成り立ちなのか。
アメリカ・中国との比較に意味はない。資源のない小国がどう生き残っていくのか。
その日本がかつてどうして(良くはないが)軍事力で、そして経済力で世界のトップになれたのか。
答えは一つしかない。そして衰退した理由もまた一つしかない。表裏一体だ。そこは若い世代にこそ学んでほしい。
自分も全く理解できなかったけど先人の教えは正しいことが多い。だからこそ今言えるのは、素直に聞く耳が重要だと思う。
そしてその上でもう一つ。
衰退した日本はもうダメなのか。そんなことはない。それこそ若い世代が可能性。
私たち世代になかった文化的な発想を若い世代は持っている。だからその部分は先人の言う事なんか関係ない。
画一的な生き方をしてきた我々との裏返し。素晴らしいこと。希望がある。
ハードではないソフト。人生豊かにする発想。それが日本の新たな評価となりつつある。
今までの日本の土台を活用して、新たな花(日本ブランド)を咲かせれば良い。
かねてからの自説だが、これからの日本はもっと欧州を学ぶべき。
文化大国としての国際的地位確立を目指すべき。その原動力は日本の「伝統」と「食」だ。
幸いにも今の仕事の延長上に日本ブランド、その兆しは見えている。
私の子供たち世代にとっても素晴らしい日本国でありつづけられるように
残りの人生をうざいオジさん、暑苦しいオジさん、でも・・若い人の支援役としてその人生を全うしていきたい。