本当に良く働いたと思う。
ハイライトは大きな新規得意先を獲得し、それを自分ひとりでこなした頃。
大げさでなく365日働いた。誰も助けてくれなかった。当然、残業代などない時代。
今考えると相当なブラック。
疲労で顔が意味不明に腫れて倒れたこと3度。血尿もずっと出ていた。それでも仕事した。
その時は「なんで自分ばっかりこんな苦労をして」とずっと怒りに満ちてました。
数字もダントツ、価値も創っていたのに助けもなく、どんなに働いても報酬も増えるわけでない。
今でも思い出すと本当に腹が立つ。だから今のみんなにはあんな思いは絶対させたくない。
やってもやっても報われない虚しさ。絶対に悪だと思う。絶対にあんなことにはしてはならない。
あの時があるから、私の会社の考え方、みんなへの評価の姿勢がある。
ただ待遇も環境もものすごく恵まれていなかったから、自分で考えた。
その頃の「本当の創意工夫」が今につながっている。それは事実だ。
特に仕事の優先順位、明確な戦略と仕組化、金額を明確にする交渉術など自ら身につけた。
アットテーブル起業してからの激務に耐えれたのはあの頃があるから。
まがりなりにも15年成長しつづけているのはあの苦しい時代に身につけたスキルが活かされたから。
今言えることはそれらを経験してきた者として伝えることだと思う。
価値観、考えは人それぞれ。正解はない。それでもあの時代を経験し、今がある人間としてすべきことだと感じる。