「 大家さんと僕 これから 」 矢部 太郎

　　　　　「　大家さんと僕　　これから　」　　矢部　太郎　

　　　　　　　　　　　

大家さんと僕の３冊目。　大家さんと店子になって８年も一緒だったんですね。
矢部さんのことを、「　血のつながらない親族　」と、言ってもらえるほど、親しくされていたんですね。

のほほんとした矢部さんとの掛け合いと、矢部さんと大家さんの会話が少々ピントがずれていて、そこもまた面白かったです。
言いたいことははっきり言って、でも優しさがある。　チャラ男の、のちゃーんさんとも気が合って、気が若い。
もっといっぱい、お話を聞きたかったです。　戦前、戦中、戦後、その後と、たくましく生きてこられた大家さんの人生を。
大家さんと会えて幸せになりましたと書かれていますが、大家さんも矢部さんに出会えてきっと幸せだったでしょう。

大家さんとの思い出とか、また、他のこと、漫才やお笑いの方との交流や矢部さんのその後の生活などで、矢部さんの作品が読めたらいいな。　
フィクションでもノンフィクションでも、また、書いてほしいです。


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