ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

映画「 銀河鉄道の父 」観てきました。

2023-10-30 22:50:07 | 趣味

        「 銀河鉄道の父 」

     

市の公民館で、「 銀河鉄道の父 」を、観てきました。

「 無名だった宮沢賢治を支えた、父と家族の絶対的な愛に涙する感動の物語。何があっても息子を信じてみんなで生きた。」パンフレットより
父( 政次郎 )・役所広司  宮沢賢治・菅田将暉  母( イチ )・坂井真紀  妹( トシ )・ 森七菜  祖父( 喜助 )・田中泯 他

今回は、今までの映画の中でも入場者が多く、半分ぐらい席が埋まりました。 女性が8割、ご夫婦や男性が2割ぐらいでした。

先ず市公民館の職員さんが登場で、映画の前説をしてくれます。
今よく言われている 推し活 の元祖は、太古からある子育てで、親の愛情だそうです。 親は子供を無償の愛で育てて、見返りを求めません。
子供を利用してお金儲けをしたり、自分の思うままに育てて、老後を見てもらうとか、すべての親は一切考えていません。命をかけて子供を守ります。と、話されました。
私は、それは理想であって、きれいごとだと思います。今時代劇の本を読んでいて、親は自分のとばくの借金のかたに、娘や女房を売り飛ばします。
現在でも、親ガチャがハズレの子供たちは苦労を強いられています。 挙句の果てに捨てられたり、殺される子もいます。 一部の親ですが、悲しいことに母性・父性が薄らいできています。

この物語は、政次郎や家族の賢治への絶対的な愛と、彼を信じる強い思いを描いています。
宮沢賢治については、1枚の横顔の写真と、若くして亡くなったことと、数編の作品を読んだだけで、生い立ちは知りませんでした。
裕福な質屋の長男として生まれ、明治時代に上級学校に行かせてもらいながら、人造宝石を作る事業に手を出し300円もの大金を失います。
宗教にもはまり、一時は大変なことに。お店は弟に任せっきりです。それでも父母兄弟は、賢治を支えます。病気の妹のために書いた物語が賢治の作品です。
賢治の死後、才能を信じた家族が、健治の作品をあきらめずに世に送り続け高い評価を得るようになります。家族の努力のたまものです。 

うがった見方をすれば、賢治は純真で優しいダメ息子であって、裕福な家と家族に支えられ文章を書き、命を全うした人だったと思われます。
最後のシーンに、賢治に助言を求めに来た農民の子供に生まれていたなら、貧困で不作のために一家で首を括らなければならなかったかも。

役者さんの熱演で、何度も涙する場面がありました。 
終わって余韻に浸っていると、お隣のご夫婦の御主人が、「 しょうむなかったな( つまらなかった )」と、つぶやいて帰られました。
私は、映画としては面白かったですが、思ったより感動はしませんでした。

来月は、「 ★ザ・スター★美空ひばり ~大人の音楽祭~ 」フジテレビの倉庫に眠っていたお宝映像です。 来月はおやすみします。  


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コメント (2)
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