「 ナオミとカナコ 」 奥田 英朗
ナオミの章とカナコの章の2つからなる。
二人はともに29歳。大学の同級生で親友。
小田直美は、「 葵百貨店 」に就職して7年、美術館があり美術展の仕事をしたいと就職を決めるも、不況のため外商二課に配属される。
服部加奈子は大手家電メーカーに勤めるが、銀行員と結婚し今は専業主婦。
カナコが夫からDVを受けているのを知り、心配したナオミは、親に相談し警察に被害を届けて離婚を勧めるが、カナコは夫の報復を恐れかたくなに拒否する。
それからも、夫の暴力は続き2人は、夫を失踪に見せかけ殺すことを決意する。
~~~~~~~
始めは殺す計画が進むにつれ、何かほかに方法がないものか、警察は優秀で絶対に捕まるだろうし、二人はどうなるのかとハラハラしながら読みました。
綿密に計画して夫を殺し埋めますが、夫の妹・陽子の興信所を使った執拗な執念の追跡に、アリバイが次々暴かれ窮地に立たされ二人は逃げます。
2人は殺人者なのに、夫の酷い仕打ちと義母と陽子の態度に、読んでいる私も段々2人に気持ちが傾いて行きます。
後半に2人が陽子と興信所の男と警察に追われ、分刻みで逃げる場面では、『 早く早く、逃げて 』と、祈りながらページをめくりました。
前半は、百貨店での中国人李朱美の窃盗事件で腹立たしく、また夫のDVなどがあり、あまり面白くない話でしたが、
どんどん話が展開していき、またまた読みふけりました。
百貨店の外商のお客さんの話や、中国人の物の考え方や理屈、銀行の対応の仕方などいろいろ知りました。
いまは、防犯カメラの普及でどこにいても写されるし、通信機器の発達で瞬時に連絡できるし、位置確認もできます。
犯罪は難しくなりましたが、反面それを利用しての知能犯も増え複雑化しています。 写真もアリバイに使えなくなってきています。
行方不明者の多くも、人知れず殺されている可能性もあります。
犯罪の、被害者にも加害者にもなりたくないので、こんな話は本の中だけにしたいものですが、やっぱり本は面白いです。
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ありがとうございます
ナオミの章とカナコの章の2つからなる。
二人はともに29歳。大学の同級生で親友。
小田直美は、「 葵百貨店 」に就職して7年、美術館があり美術展の仕事をしたいと就職を決めるも、不況のため外商二課に配属される。
服部加奈子は大手家電メーカーに勤めるが、銀行員と結婚し今は専業主婦。
カナコが夫からDVを受けているのを知り、心配したナオミは、親に相談し警察に被害を届けて離婚を勧めるが、カナコは夫の報復を恐れかたくなに拒否する。
それからも、夫の暴力は続き2人は、夫を失踪に見せかけ殺すことを決意する。
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始めは殺す計画が進むにつれ、何かほかに方法がないものか、警察は優秀で絶対に捕まるだろうし、二人はどうなるのかとハラハラしながら読みました。
綿密に計画して夫を殺し埋めますが、夫の妹・陽子の興信所を使った執拗な執念の追跡に、アリバイが次々暴かれ窮地に立たされ二人は逃げます。
2人は殺人者なのに、夫の酷い仕打ちと義母と陽子の態度に、読んでいる私も段々2人に気持ちが傾いて行きます。
後半に2人が陽子と興信所の男と警察に追われ、分刻みで逃げる場面では、『 早く早く、逃げて 』と、祈りながらページをめくりました。
前半は、百貨店での中国人李朱美の窃盗事件で腹立たしく、また夫のDVなどがあり、あまり面白くない話でしたが、
どんどん話が展開していき、またまた読みふけりました。
百貨店の外商のお客さんの話や、中国人の物の考え方や理屈、銀行の対応の仕方などいろいろ知りました。
いまは、防犯カメラの普及でどこにいても写されるし、通信機器の発達で瞬時に連絡できるし、位置確認もできます。
犯罪は難しくなりましたが、反面それを利用しての知能犯も増え複雑化しています。 写真もアリバイに使えなくなってきています。
行方不明者の多くも、人知れず殺されている可能性もあります。
犯罪の、被害者にも加害者にもなりたくないので、こんな話は本の中だけにしたいものですが、やっぱり本は面白いです。
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