ウエスティに猫な日々

日々の料理と外食、趣味の熱帯魚と読んだ本の感想と我が家の犬と猫の話。
ほか、日々のちよっとした独り言。

「 ナオミとカナコ 」  奥田 英朗

2015-08-02 16:27:43 | 
     「 ナオミとカナコ 」  奥田 英朗

         

ナオミの章とカナコの章の2つからなる。
二人はともに29歳。大学の同級生で親友。
小田直美は、「 葵百貨店 」に就職して7年、美術館があり美術展の仕事をしたいと就職を決めるも、不況のため外商二課に配属される。
服部加奈子は大手家電メーカーに勤めるが、銀行員と結婚し今は専業主婦。

カナコが夫からDVを受けているのを知り、心配したナオミは、親に相談し警察に被害を届けて離婚を勧めるが、カナコは夫の報復を恐れかたくなに拒否する。
それからも、夫の暴力は続き2人は、夫を失踪に見せかけ殺すことを決意する。
~~~~~~~
始めは殺す計画が進むにつれ、何かほかに方法がないものか、警察は優秀で絶対に捕まるだろうし、二人はどうなるのかとハラハラしながら読みました。
綿密に計画して夫を殺し埋めますが、夫の妹・陽子の興信所を使った執拗な執念の追跡に、アリバイが次々暴かれ窮地に立たされ二人は逃げます。
2人は殺人者なのに、夫の酷い仕打ちと義母と陽子の態度に、読んでいる私も段々2人に気持ちが傾いて行きます。
後半に2人が陽子と興信所の男と警察に追われ、分刻みで逃げる場面では、『 早く早く、逃げて 』と、祈りながらページをめくりました。

前半は、百貨店での中国人李朱美の窃盗事件で腹立たしく、また夫のDVなどがあり、あまり面白くない話でしたが、
どんどん話が展開していき、またまた読みふけりました。
百貨店の外商のお客さんの話や、中国人の物の考え方や理屈、銀行の対応の仕方などいろいろ知りました。

いまは、防犯カメラの普及でどこにいても写されるし、通信機器の発達で瞬時に連絡できるし、位置確認もできます。
犯罪は難しくなりましたが、反面それを利用しての知能犯も増え複雑化しています。 写真もアリバイに使えなくなってきています。
行方不明者の多くも、人知れず殺されている可能性もあります。
犯罪の、被害者にも加害者にもなりたくないので、こんな話は本の中だけにしたいものですが、やっぱり本は面白いです。


       ぽちっと、ひと押しお願いします。
  にほんブログ村 本ブログ 読書日記へにほんブログ村
  
  ありがとうございます

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日は焼き肉!「 ワンカルビ 」

2015-08-02 00:04:50 | 外食
息子の食欲がようやく戻り、お肉を食べたいと言うので今日は久しぶりに焼き肉を食べに行ってきました。
家族連れで満員で、30分ほど待ちました。

      

30~40代のころに比べるとお肉は随分食べる量が減りましたが、年とともに代謝が悪くなって体重が減りませんね。
サラダと、スープとデザートが美味しかったです。

前に同僚に『 昔は、回転寿司で小学生の甥っ子と競争して食べてたけど、この頃半分ぐらいしか食べられないわ 』と言ったら、
「 それでも普通の女の人並みかちょっと多いよ 」と言われました。
きっと、お肉も普通の人並になったのかな

仕事を辞めてから、おやつは前ほど食べなくなりましたが、昨日は急にあんこが食べたくなって吉乃屋へ行ってきました。
苺大福が名物ですが、季節のふるーつ大福がお薦めだったので6個買いました。

             

桃、パイナップル、苺、トマト、チーズ、メロン。 半分ずつみんな味見しました。
中でも、白あんとミスマッチではと思ったミニトマトが甘くて一番美味しかったです。



 ぽちっとひと押しお願いします。
      にほんブログ村 その他日記ブログ その他女性日記へにほんブログ村</a
 

 ありがとうございます。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする