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2009(平成21)年10月完成。
18世紀のイギリスの画家、ジョシュア・レノルズの「ヴィーナスの紐を解くキューピッド」の模写ですが、豚毛筆のみを使い、まだ暈さずに描いていた頃なので、出来としてはこんなものでしょう。
しかしながら、こうした出来映えとは別に、当時この模写を気に入っていました。色彩が再現できていたからです。色の重ね具合が大変うまくいき、とても満足したのを今でもよく覚えています。
背景は、まあ良しとしても、主題のヴィーナスとキューピット、特にヴィーナスの人体表現が平板です。しかし当時の私は、まだそれに気づいていませんでした。
そしてそれが模写で大失敗する原因となり、それがきっかけで人物表現を習得することになるのですが、その話は再来週にしたいと思っています。
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