食べるかしゃべるか

食欲旺盛、好奇心旺盛
あたくしの口は 常に 食べてるかしゃべってます

松山鮓

2007-07-23 | Weblog
正岡子規が俳句に詠むほど好物だったという松山鮓

「坂の上の雲」では子規のお母さんが作って漱石をもてなしたというクダリもある有名なお寿司だそうです。

“タルト”がそうであるように、分量や材料に厳しい定義があるわけではなく、
瀬戸内海の海の幸をいろいろ取り入れた松山のばら寿司です。


これを松山中央卸売市場水産市場
(小太郎さんが紹介していた、土曜朝市をやっている市場です!)
に運営協議会ができ、松山鮓を復活させ、保存しようと頑張っています。

地元の飲食店やスーパーなどと協力し、
いわれに添ったお寿司を作って販売しています。



半額でーす

元値は一人前で598円なので、わりといいお値段。
これは“おごちそう寿司”ですね。

サバ、コノシロ、タチウオ、鯛など、
酢〆にして小さく刻んだ魚が混ぜ込まれ、トッピングにも。
錦糸卵とエビにイクラ、カマボコも乗っています。

魚屋さんやお寿司屋さんなら、
刺身の端っこの有効利用になるかも~


前に今治の「さいさいきて屋」で買った寿司酢しかり、
こちらのお寿司は、魚を使った“にごり酢”をよく使います。

うちの母はエソかドンコ(トラハゼ)を白焼きにして、
丸ごと酢や調味料と温めてダシが出たら、身だけほぐして骨を除き、
その魚の身が混ざった寿司酢でお寿司をつけていました。
コクがあって、とーってもおいしいのです。

松山鮓も甘くて濃い味の酢飯でした。


運営協議会の発起人に言わせると、
イクラは本来はNG。
あくまでも瀬戸内の小魚、ありもんで作るのだそうです。
居酒屋さんや寿司屋さんで出しているお刺身てんこ盛りのは、
「海鮮丼になってしまう」そう
まぁお商売だから、売れるように豪華にするのはよしとしましょう

お寿司やおみそ汁、お雑煮、おでんなど
地方色、家庭色、いろいろありますね~