食べるかしゃべるか

食欲旺盛、好奇心旺盛
あたくしの口は 常に 食べてるかしゃべってます

小さな満足

2007-01-29 | Weblog
ご飯食べる店決めるとき、何を基準にするか。
行った店の値打ちは何で決まるか。

人それぞれです

私はその点でコウルサイと自覚していますが、決して高望みはしません。
お支払いに値するものを提供いただければ十分だし、普通の気遣いでOK。
かえって押し付けがましいのはしんどいし
いろいろ目に付くワリには、店員さんに文句言ったりはしません。
もしかしたら、そのやり方が普通?今風?なのかも知れないので、もしイヤなら次から行かない。

「評判(人気)のワリには…」ってのにも数々当たったけど、もう慣れた。
だからこそ、想像以上のものに出合うと、妙に感心します

地元の酒造メーカーがやってる料理屋さんに行く機会がありました。
地ビールが飲めて、女性や旅行客に人気があるお店ですが、酒飲みで大食いの私は“今、女性に人気の”店には馴染めないことが多い
ビールはあまり飲まないし、今までアクションが起きませんでした。

店のたたずまいも、お料理も、思った以上でした。
たぶんお安くしてもらっただろう職場の宴会なのに、突き出しが白和え・子持ち昆布(大好物)・ナマコ(大好物)
刺盛りも小さいけどなかなかおいしい。
一人鍋は酒蔵らしく、粕鍋(大好物)でした。
揚げ物も焼き物…、素材や味付け、食感がいろいろで飽きさせません。
流行の“小さな器に少しずつ”も、料理の飾りつけも、行き過ぎない程度だし、量は少なめだけど、ガッツリ食べる気ではなかったので、ちょうどよかった。

そして、私のココイチポイントは…
掘りごたつの床面(足裏がつく面)が床暖房だった
トイレにエアコンがあった
この2つに感心しました。
そんな寒い日じゃなかったんですけどね

ウリのビールについては詳しくないので語れませんが、「黒ビール」はカラメルで黒いのかと思ってたら、ここでは黒は「焦がし麦芽」、「カラメル」入りは赤ビールでした。
焦がし麦芽というだけあって(?)なんだか麦茶みたいな風味がしたゾ

小さな気遣いに心が動きます。
人気の「メガマック」、やはり売り切れだったけど、
メガマックのクーポンでダブルバーガーが割引になる
販売期間中使える半額クーポンとコーヒー券をくれる
丁重なおわびの上に、これらのサービスもありました。
さすがですね。

アパホテル

2007-01-26 | Weblog
金沢で泊まりました

記事にも書いたけど、大満足でしたよ。
あの社長写真が表紙を飾る「私が社長です」っていう本の実物やポスターをたくさん見たので、なんだか知った人の記者会見みたいでした
息子が「あーっあのケバ社長じゃー」と言っていました。
急成長の影に偽装あり?じゃなきゃいいけど。
知らなかったらしいし。

不二家もおおごとだ。
こっちにはショップないけど、若い頃東京に行くたびにあのプリン買ってはマグカップをお持ち帰りしてた
パラソルチョコは幼少時代の息子の相棒だったし、カントリーマアムもおいしいのにね。

企業の体質ってこわい。
いろんな会社に出入りしてると、社員の応対や考え方がトップに準じているのをすごく感じます。

まず、値切りから入るとこ。
分厚い企画書や難しい業界用語で武装してるとこ。
義理人情第一のとこ。
すべてではないけど、社長や首脳陣のニオイがします。
染まらない人は辞めていきます。
私は、どうなんだろうな。

お口直しに・・・


完璧な球形。
産院が流行のうつぶせ寝だったせい?
つむじも真ん中でほれぼれします。
いきなり3㎜に刈ってきました。




へしこ

2007-01-24 | Weblog
一昨日、月曜ゴールデンで五木ひろしが主演のサスペンスものをやっていました。
背中で聞いてただけだけど、五木ひろし扮する刃物研ぎ師が、殺人事件を解決していくという話。
日本海云々っていう長いタイトルで、福井県美浜が舞台です。
五木ひろしの出身地ですね

金沢旅行で行った越前海岸には、人が通ると「越前有情」が流れる彼の石碑がありました
こんな暗いさぶいとこで育ったら、さぞしんぼう強くなるだろうと思います

「これ、『へしこ』っていうんですよ」という台詞に
おっ!
と思わず振り返りました。
へしこ…

東尋坊のお土産屋さんでみかけた“へしこ”
①魚である
②見たことない、食べたことない
③特産品ぽい
すべての購入ポイントを満たしていました。
興味津々で凝視する私

数多く並んでいたのは、サバのへしこでした。
糠漬けらしい。珍味っぽい
試食はなく、正体不明なのも、私の好奇心をくすぐります。
手に取ると、店のおにいちゃん(阿部寛が海産物屋の役をやってるみたいな男前)が、「好きな人も嫌いな人もいる」と、独特のイントネーションで言いました。
日持ちはするらしいけど、そう言われるとちょっと迷う
傍らに“イワシのへしこ”という小さいのがあったので、こちらにすることにしまいした。
ほとんどサバだったし、もしかすると、へしこ=サバなのかも知れません…。

正月に家族が集まるときに出そうと思いました。

そして正月。
数の子やカマボコや、肴的なものを盛り付けていて、「そうだ、へしこ!」と勇んで封を切ったとたん。
クラクラッと!


あまりの臭さにめまいがしました。
でも、「珍味とはこんなもんよ」と頑張った。
阿部寛の言った通り、糠を洗って薄切りにしてあぶった。
(「丸まま焼くの?」と聞いたら笑われた)

あぶったら、さらに臭かった。
部屋に入ってきた親や姉が、全員鼻クンクンさせた

小さく切って正解。
保存食らしく、とても塩辛いものでした。

義兄は「酒に合うよ」と一人で食べてくれましたが、二尾入りのうち一尾はギューギューに封をして、冷蔵庫の奥に押し込んでます。

「なんのニオイ? かいだことある」
と思ってたのですが、先週、タイカレーを作っていてピン!ときました。

ナンプラーです。

魚醤的な、魚が発酵した種類のニオイです。

うーん…
珍味だからなぁ。
阿部寛が「好きな人は好き」と言ったのは的を得ています。
なんでも食べられる私。
食べれんことはないんだけど、ちょっとびっくりしました。

シーパ

2007-01-22 | Weblog
昨日の午後から、北条のシーパへ行きました。
一昨年の夏、鹿島で海水浴中に嵐に遭遇、びしょぬれで避難した時以来です。
その時は家族風呂だったし、イマイチお楽しみ気分ではなかったので、ぜひもう一度来たいと思っていました。
アニーさんが「くつろぐならココ」と言われてるし

とってもフツーで、よい温泉でした。
大浴槽と下から泡、背中から泡、サウナ、水風呂、露天風呂という、あたりまえのラインナップです。
それがよかった。
たぶん市内圏域の人ばかりで、みんなゆっくりつかってる。
浴場も脱衣場も、コスタやキスケとは比にならないこじんまりさだけど、何列もロッカーが並ぶだだっ広い脱衣場にはない、「お風呂屋さん」って雰囲気が
そしてなにより、小さな露天風呂が気持ちよかった~
海風と波の音と、少ししょっぱい塩湯。
岩の間から北条の海が見えます。

コスタも瀬戸内海ビューですが、広いテラスとかあって、開放感MAX。
ホテルや焼肉店もできていつも車がいっぱいなので、きっと中もいっぱいかなぁ…と二の足踏んでしまいます。

シーパは、いろいろと“ちょうどよい”スケールでした。
あかりちゃんが「おいしい」と言ってた鯛めしも食べてみたいなぁ。
平日限定で、大浴場+昼御膳+家族風呂=2850円ってプランもあったよ。
お得だ

こんど、ばあちゃん連れてこよう。
北条育ちだもん、このお風呂は絶対感激するぞー

暖冬

2007-01-17 | Weblog
昨年の大雪は例外として、年々冬が暖かくなっているのは身をもって感じます。
子どもの頃、10月7日の地方祭には袷の着物を着たし、宮だしにはトックリセーターとジャンパーで震えながら行ったもの。
それが近年では、半そでで汗をかきかき炊き出しをしています。
地球は着実にぬくもっているそうですね。
でも、去年みたいにいきなり大雪が降ったり、今朝のニュースではアメリカのオレンジにツララが下がっている報道映像を見た。
「異常気象」が「当たり前」になってきている気がします。

しつこいようですが、金沢でも街中に積雪はありませんでした。
前回の五箇山は別世界。
街中にある兼六園は、日陰に残り雪があるくらいでした。

「雪のない兼六園は興ざめ」と聞いていましたが、なかなかどうして、日本の庭園技術は素晴らしい。
随所に物語があるような、美しい庭園でした。
オプションで頼んでおいた昼食「兼六御膳」には、郷土料理の「じぶ煮」が。
次々到着するお客に、毎回説明するので、すっかりいわれやら食べ方をインプットされました。
息子は給食で食べたことあるそう。
学校給食でも郷土料理や行事食を取り入れているのですね。

兼六園がすんだら、この旅も終わり。
お土産屋さんを訪れながら帰路につきます。
愛媛から、なんと10もの県をまたぐ行程でした。

このあたりは「金箔」のメッカ。
金箔館では、10円玉の1/3くらいの金を、畳一畳に延ばす作業を見ました。
紙にはさんで根気よく叩き延ばすのですが、このときはさむ紙が「あぶらとり紙」として最適だそう。
叩きまくられるので、紙の繊維が裁断されるから。
紅白で倖田來未が胸元に付けていた金箔は、ここのだそうです。
私は、正月のお酒用に金箔を少し買いました。

行程では帰りに2箇所のお土産店に寄るようになっていたので、ほとんど買ってなかった私。
1店(陶器店)には買うものがなく、もう1店ははしょられて
「欲しいものは見た時に買う」 旅の鉄則ですね。

「お土産足りないなぁ」と思いつつバスの中。
ガイドさんが退屈しのぎに、「次のICに着く時刻は?」というクイズをしました。
息子は17時ちょうど、私は16時09分(寝ぼけて、17時09分と間違えた)で出したところ…
息子はピッタリ賞、母はブービー賞!!

こんなベタなお土産をいただきました。

とにもかくにも、楽しい旅でした。
格安ツアーで未知の地を知り、次回は好きなとこを回るプランをたてるってのもいいなぁ。

アニーさんが感心してくれたので、気をよくしてもう一枚。

五箇山の青空は、抜けるようでした。

まだまだ続くぞ

2007-01-15 | Weblog
金沢話

私たちが泊まった「アパホテル」は、結構大きなチェーンらしく、市内のあちこちで看板を見かけました。
大きさ、新しさ、立地、それぞれが千差万別で、同じチェーンとは思えないほど。
泊まった「アパホテル中央」はその名の通り市街地真っ只中、1階にシアトルズコーヒー、最上階に露天付大浴場があるというステキさでした。
部屋にあった「私が社長です」という本(ちゃんと販売されているような)によると、女社長のようですね。
中身は見なかったけど
シティホテルで大浴場があるのはありがたい
翌朝ご飯は、シアトルズコーヒーのバイキングモーニングで、焼きたてパンやパスタ、おいしいコーヒー
品数は多いけど生野菜ばっかの大規模ホテルよりよっぽどよかったです。
どうそても要望があるのか、ご飯と味噌汁もあった

翌日31日は、「五箇村」ってとこに行きました。
「白川郷」は有名だけど、五箇村は知らなかった。
白川郷より近く、街中からバスで1時間以内ですが…

バスでウトウトしていた私たちは、到着していきなり↑を見て、マジびっくりしました

前々日にたくさん降ったそうで、新雪
息子がはしゃいだことはしゃいだこと
茅葺屋根の家は、お土産屋さん、民宿、普通に生活している民家もありました。
おばあさんが店番している店で、「見たことないから」という理由で買った
「葛飴」
むっちゃおいしかったんだけど、お取り寄せないよなぁ。
マイナーそうだもんな…
見かけは北海道のバター飴に似てて、ばあちゃんは「昔からある飴よ」と言っていた。
ネチャネチャするものが苦手な私が大丈夫なほど、固いサクサクというか… 薄甘くておいしかった

その葛飴のように真っ白な積雪。
まだ時間あるからと、「絶景ポイント」とやらに向かってみた。
これがもう、ものすごく歩きにくくて「徒歩5分」看板は絶対ウソ。
狭い通路は幅40cmくらいで、両脇は雪の壁。 五歩に一回は足が「ズボッ」と埋もれる
まったく、雪ってやつはすべてを覆い隠すんですな。雪の下は道やら溝やら全然わからない。
出発の時間に遅れそうで、雪の中で汗だくになりました

まだ続く

週イチやんっ!

2007-01-14 | Weblog
珍しく自宅でPC(息子の)を開いてフト気づいたのですが、ブログ更新のペースが異常に遅い

時間の使い方が下手なのか、熱心さが足りないのか… 両方!?

超多忙そうなのに毎日必ず更新してるYOMEちゃんや、毎日手料理をしっかり作って写真撮って、お料理以外にも家庭菜園などいろいろ見せてくれる小太郎さんほか、みんなすごいなぁ~

夕飯にキムチ鍋かチゲ鍋をしようかと、レシピを探しに開いたついでに、小太郎さんページから自分のページに飛んできたという、不真面目ブロガーです~


三大がにと寿司食べ放題

2007-01-11 | Weblog
息子は、このタイトルに惹かれたようです、金沢旅行。

休みの予定が立たないし、合わない親子なので、年末ギリギリしかないと気づいたのが去年の暮れ。
いざ出かけてみると、年末(年始にかけて?)旅行している人って、多いんですね~

越前海岸と東尋坊で風と波しぶきを浴びた後、ホテルに荷物置いてから、外に蟹食べに行くらしい。 アチコチ移動ばっかで、添乗員さんも大変ねー

ホテルは街中の「アパホテル」ってシティホテル。 行程表には違うホテル名だったけど、バス一台増えた分、このホテルになったらしい。
聞くところによると、こっちの方が宿泊費が高くて、ちょっとだったみたい。

バスで10分くらい走って、着いたところは温泉?
ひと昔前の“スーパー銭湯”みたいなとこ。
地元の人もお風呂入ったり、軽く食事したりするところで、観光客の食事&お風呂も兼ねてる施設のようです。遊湯亭(ゆうゆうてい)とかいったな(ありがち)。
一行が通されたのは、ちょっとイニシエの香りがする食堂。 テーブルが10くらいあって、真ん中にバイキングスペースがある。
といっても、一畳ほどのテーブルに、三種類の蟹の皿、寿司桶、野菜がスッキリと置いてあるだけ
皿が空いたら、店員さんが補充するようです。
雰囲気的にはなんとも簡素で、蟹の食べ方の説明をする支配人(?)さんは超怒り顔だけど、蟹食べ放題を前にしてるので全然OK

お寿司はマグロやアナゴ、いか、タコなど“やっぱりね”程度でしたが、想定済の私はお寿司には手を出さないので、全然OK
「三大」はタラバ・ズワイ・越前がにだそうで、ズワイは一人鍋にもできるようになっていました。
でも、私たちは、タラバだけをむさぼり食いました。
だって、爪部分が私のより大きいタラバ、こんなのめったにお目にかからんよ~
テーブルの蟹豆腐や蟹グラタンには目もくれず、支配人さんの指導通りハサミでガシガシ殻を開いて、もくもくと食いました。
若干大味な気もしたけど、予備知識がないのでわからん。
ビールもろくに飲まず、体が蟹臭くなるくらい、蟹だけで満腹になるほど食べました。
この値段で食べ放題だから、上等じゃないんだろうけど、思いっきり食べたから満足、満腹


街中のホテル泊なので、ここで温泉も味わえるようにしているそうです。
私たちのアパホテルは珍しく大浴場がありましたが、自宅以外の風呂大好きな息子が入ると言うので、物見遊山に
たいした規模ではないものの、壁に囲まれた露天風呂もあり、お湯がしょっぱかった。「海洋深層水使用」だそうです。

行きがけにホテルとなりの「エノケンが流れる居酒屋」というのに目をつけていたのですが、あまりの満腹に断念
コンビニで二次会用地酒「菊姫」を買って、ホテルへと帰りました。

つづく

光陰矢のごとし

2007-01-04 | Weblog
あけましておめでとうございます!って、もう9日・・・
給料日を待つ時間は長いのに、休みの時間はなんでこんなに早いのかなぁ
 
年末に、金沢へ行きました。
30・31日の一泊二日でしたが、思いつきにしては盛りだくさんで大満足。
去年、「金沢3日間1万円」というツアーにフラれ、今年こそはと一念発起したのにまた満席
ダメもとでキャンセル待ちを入れてたら、バス1台予定が2台になったとかで行けることになったのです

土日に掃除を片付け、29日に黒豆とキントンだけ作って ぽーん!と出発

6時に松山市駅発、バスはごんごんごんごん走り、8時間後には越前海岸。

初めて見る日本海は波が高く風は強く、空が暗くて まさしく演歌
実際、五木ひろしの曲が流れていました(前を通ると自動的にスタートするセンサー付石碑あり)
東尋坊も立ち止まって景色を眺めるには寒すぎたけど、荒波に打たれる奇岩は一見の価値有りです。
東尋坊には、海産物などを扱うお土産店がたくさんあり、息子は焼サザエと生ウニを立ち食い。
食ったことないものは何でも食ってみたい母は、「へしこ」という糠漬け魚を買いました。

前々日まで風雪だったそうですが、ホテルのある街中には積雪はなし。
路肩や屋根が白いくらい。
市内に入るとあんまり寒くもなく、夕食の「三大がに食べ放題」に胸躍らせる親子
です。

つづく