ぶらりドリブルの旅

ひたすらサッカー観戦がメイン

2019YBCルヴァンカップ ノックアウトステージ準々決勝 第1戦 川崎フロンターレvs名古屋グランパス in等々力陸上競技場

2019-09-06 18:59:53 | サッカー観戦記

お菓子杯ことルヴァンカップも佳境に突入。
自分の地元クラブである札幌も勝ち進んでいるものの、「これ以上厚別で観戦できるか!」という持病の発作が起き(嘘)、この度関東・川崎へと旅立ちました。

今週は代表戦もありリーグ戦は休み、その間に水曜と日曜で準々決勝2戦を行う日程で、この日は第1戦。
リーグ戦こそ休みですが連戦であり、各チームのスタメン構成に注目が集まる事が予想されます。残留争いに片足がかかっているクラブがどれだけメンバーを落とすのかとか
アウェイ側のクラブは、勝ち抜くには是が非でもアウェイゴールが欲しい所。

最寄りの武蔵小杉駅から徒歩で進む事30分弱(道中川崎のオフィシャルショップに立ち寄ったためこのぐらいかかった)、近づくにつれて車道が細くなっていく恐怖は、歩行者という立場でも変わらず。
最後の方は車道にも拘わらず歩行者専用道路になっており、ようやく着いた事を実感。
そして視界に表れた等々力陸上競技場。

  

その雄大さに見とれるのもそこそこに、早速屋外の「フロンパーク」へ。
ブースを見て回り、アーチの写真を撮り、スタジアムグルメを購入と慌ただしい時を過ごしました。
スタグルでは、チーズドッグを販売していた所が凄い行列を成していましたな。
しこたま買い揃えた後、Bゲートから入場。
内部のコンコースも重厚な雰囲気で、それに圧倒されながらバックスタンドまでひた歩きました。

ブラジルキッチンで買った「シュラスコ」「ソーセージ串」
これは流石に酒が無いと……という都合の良い解釈の下、ビールも購入。
普段観戦中はアルコールを飲まないのですが、完全に雰囲気に飲まれていましたな。
その他、「キャベツメンチカツ」「ふりふりポテトのり塩」も合わせて購入、試合前にガツガツ食します。

 

ゴール裏の広告の看板も、これでもかという程に並んでいました。

  

川崎が誇る(?)豪華マスコット陣のお出まし。
ふろん太・カブレラとあと一人は……うーん、わからんぞ。
結局名前を知ったのは帰宅後の事で、コムゾーというらしいです。(イッツコムのキャラクターらしい)
この他、もう一人JAセレサ川崎のキャラクター・モスぴーも来場しておりました。

試合開始が近づき、ピッチの中央で川崎サポーター全方位に土下座ポーズを見せるふろん太。
「今日も熱く応援してください」というメッセージなのは明白で、恒例のパフォーマンスなのでしょう。

 

アウェイ・名古屋サポーターの風景と、恒例の「川崎市民の歌」。
電光掲示板でスタメン確認……のはずでしたが、巧く撮れなかったので割愛。
やはり酒が入ると駄目なのか、という事を今更ながら痛感。この日のスタメン
川崎は4-4-2、名古屋は3-4-2-1(3-4-3?)というフォーメーション。

  

試合直前の円陣3種。
こうして並べるとマスコットのが浮いていますが、何やら相談の様子なのか。

さてキックオフ。
現名古屋監督である風間八宏氏は前職が川崎の監督であり、「風間ダービー」と称されるこのカード。
その風間氏は激烈な攻撃サッカーの思考者で有名で、ポゼッション指向・ハイラインの守備と、良い悪いは別にしてJリーグにその名を刻む事に成功している指導者。

この日の名古屋もそんな風間サッカーを貫かんとしますが、その弱点を執拗に突く前半の川崎。
守備ではある程度リトリートしつつ、名古屋の前目の選手へパスが入ると素早くチェック。
攻撃ではハイラインの裏を執拗に突くロングパス。
前回のリーグ戦は0-3の完敗だったのもあるでしょう、この2つを徹底し、かつての恩師を攻略する姿勢を見せます。
前半11分、下田のスルーパスに長谷川竜也が抜け出し、エリア内に進入しかけた所を名古屋・宮原に倒され笛が鳴ります。
しかし主審がPKスポットを指す事は無く、一瞬シミュレーションを疑いましたが宮原に警告が出されたので、僅かにエリア外だった模様。

PKにはならず、このフリーキックのチャンスも防がれた川崎ですが、その姿勢が実り先制ゴールが生まれたのが前半15分。
左サイドバック・車屋がエリア内にロングパスを挙げると、名古屋GK武田が飛び出してきた所、その手前で抜け出してきた知念がトラップ。
このトラップだけで武田は抜かれ、後は無人のゴールに蹴り込むだけだった知念。
ここで立ちはだかったのがオフサイド判定で、一旦ノーゴールとなったものの、その後協議が行われて判定が覆りゴールに。
先程の反則の件もありすっきりしない空気が流れましたが、ゴール内容は縦パス一本からの決定機という爽快そのものでした。

一方たった一本のパスで無人のゴールを作られてしまったという、守備面ですっきりしない失点をしてしまった名古屋。
攻撃面でも、中々前線へのパスを供給できず、ビルドアップの段階から進めない局面が多々。
ようやく19分、丸山のロングパスからガブリエル・シャビエルに渡り、前田がエリア内右からグラウンダーでクロスを入れるも合わず。
24分には和泉→シャビエルと渡りシュートが放たれますがブロックに遭います。

その名古屋のビルドアップ。
3バックのうち左センターバックの藤井が思い切り左に張り出し、ボランチの一角のエドゥアルド・ネットが最終ラインに降りてくるというのが基本形でした。
しかし藤井はユース出身の18歳と経験面で不安が残る(今季リーグ戦は4試合出場)ため、左に展開してもその後が続かず。
ならばともう一人のボランチであるジョアン・シミッチが受けても、中央の守備は固く、同じく手詰まり状態になる事が多々。
結局シャドーからもう一人降りてきてボールを受ける(シャビエルか長谷川アーリア)状況が目立ち、お世辞にも良い流れとはいえなかった前半の名古屋。

そんな閉塞感を打ち破ろうと、前半32分に早くも名古屋は選手交代。
藤井を下げてエースのジョーを投入、フォーメーションも4-4-2へとシフトします。
これで幾分やりやすくなったか、35分には長谷川アーリアが、38分にはシャビエルがそれぞれシュートを放つなど良い形が見られるように。
しかし川崎からペースを奪うまでには至らず、37分には馬渡和彰が右サイドからカットイン、彼の浮き球のパスにレアンドロ・ダミアンが頭で合わせるも枠外。
40分には脇坂のポストプレイを守田が受け、ミドルシュートを放つもブロックされます。

そして前半終了間際には川崎の直接フリーキック。

 

良い位置であり脇坂が狙ったものの、壁に当たりゴールならず、結局1-0で折り返します。

 

ハーフタイム。
早くもベンチメンバーが1人少なくなった名古屋、その6人で練習。
一方の川崎は7人、散水中だったためか狭いエリアで練習。

   

ふろん太ご一行の場内一周。
最寄りで愛想を振りまくふろん太・カブレラ・コムゾー、2階席の金網のため良く見えなかったのが残念。

後半が始まり、試合のペースは名古屋に。
前半途中での布陣変更が馴染んできたか、両サイドハーフに移ったシャビエル・前田が奥まで進入する場面が多々。
後半13分には宮原のクロスをファーサイドでトラップしたシャビエル、エリア内左からの彼のパスを受けたのはCBの中谷。
右足でシュートを放つものの枠にはいかず、相手を押し込みながらも得点を奪えない時間が続いた名古屋。

そんな状況の中、カウンターから追加点を奪った川崎。
名古屋のコーナーキックが続いた後半16分、クロスのこぼれ球がダミアンに渡り、ここからドリブルで一気に敵陣に進入。
敵陣中央から脇坂に対してエリア内へスルーパスを送り、一対一の状況で受けた脇坂は冷静にシュートをゴールに突き刺し、名古屋サイドを崖っぷちに追い詰める2点目をゲットしました。

その後は名古屋も落胆したか、それともその直後ダミアンが倒されて担架が出る事態になりインターバルを作ってしまったのが影響したか、再び川崎のペースに。(ダミアンは無事復帰)
知念のトラップからのシュートあり(22分)、ダミアンのポストプレイから守田のシュートあり(25分)と、リードしてもなお何でもござれな攻勢を見せる川崎。
29分には名古屋・ネットの曖昧な守備からチャンスを作るなど、集中力の違いが露わになってきた両チーム。

その直後に名古屋は前田→太田に交代。
36分には和泉→杉森と交代し、太田左サイドバック・杉森ボランチという形に。
一方の川崎も、33分には脇坂→阿部・知念→小林と2枚替えで、投了の形を作っていきます。

 

試合終盤、名古屋・太田のフリーキック。
この後壁に当たってコーナーキックに。

そしてそのまま2-0で試合終了。
アウェイゴールを許さずに勝利した川崎、良い形で第2戦を迎えられるでしょう。
川崎恒例の「あんたが大賞」(J2時代からある、勝利・引分時のヒーローに送られる賞)は、2点目を決めた脇坂に送られました。

川崎サポーターの帰宅の波に引きずられるかのように自分も帰路につき、果たしてアルコールが入った状態で相当な距離を歩く破目に。
それ以前も相当歩いた今回の旅に、足もすっかり悲鳴を上げていましたが何とか駅に辿り着きました。

その旅の様子と、等々力のイベントシーンは後日纏めます。

※前日~本日昼間の旅アップしました。こちら

※等々力のイベントシーンアップしました。こちら


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