ぶらりドリブルの旅

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2024年J1リーグ第29節 北海道コンサドーレ札幌vs川崎フロンターレ in大和ハウスプレミストドーム

2024-09-02 16:01:18 | サッカー観戦記

今夏にとうとうネーミングライツを利用する形で、名称変更となった札幌ドーム。
その企業先は、J3・奈良のスポンサーでもある大和ハウスと、いかにもJリーグらしい「企業≠クラブ」の関係が示されるものだったでしょうか。

この変節とともに札幌は集客力復権となった感があり。(前半戦は1万人台前半がザラで、19節・マリノス戦(0-3)が唯一の2万人越え)
一度訪れるべきという気分になっていた自分も、その姿に尻込みせざるを得ない状況でしたが、そんなご祝儀気分も落ち着いた頃合いで観戦を決定。
人混みに辟易するのをなるべく避けるべく、自転車で現地へ到着しました。

(なおyahooスポーツナビの日程ページで、名称変更となる前の試合でも名称が変更されているのがなんとも言えない気分にさせられる)

開場前に到着したため、メモリアルコーナーの角にて一休み。

命名権の件で、企業という要素が脳内のウェイトを占めていたためか、その片隅にあったこんな展示に目がいき。
記念の写真・グッズが展示されているブースの中、それとは一線を成すかのおうな、協賛会社名がズラリと並んだ文字ビッシリのものとなっていました。

そして目が留まったのは、この日の対戦相手である川崎のメインスポンサー・富士通の関係会社の名前。(その他は自分が黒塗りで隠した、念のため)
こうした行為で、この試合に執念を燃やすというサポーターは……いる訳無いか。それ以前に自分はサポーターで無い

そんなこんなで、開場時刻の11時30分を回ったため、のそのそと入場口へ。

道すがらにあったのぼり、風向きの影響で鏡写しの状態での撮影になりましたが気にしない。
新加入のアマドゥ・バカヨコ、こうした可愛い系のコンセプトでの撮影にも快く参加、という裏背景が思い描かれ(勝手に)好印象を抱き。

名称は変わったものの、その内容は殆ど同じで座席到着までスムーズに。
……と見せかけ、一目散に向かったのは野外のグルメテラス
何も変わらぬ観戦にアクセントを付けたかったのか、ここに来て初めてこの場に足を踏み入れる事に。

しかしドーム内とは裏腹に高い気温であるこの場所で、行列に並ぶのは精神を削られる思い。
買い物を終えての感想は、以降はなるべく避けたいというものでした。
そうして食糧確保を果たした末に、座席へと到着。

前回の水戸で肉料理は懲りたという精神状態で、真っ先に並んだのが、ほぼ定着となっている「ほっと12」のたこ焼きのブース。
しかし当然それだけでは足りないとして、「クルール」のブースで選択したのはカルビドッグと、結局肉類を食すに至りました。
まあこうしたイベント会場自体が、どうしても肉料理に偏りがちなのである程度は仕方無い。

かくして腹ごしらえも終了……では無く、その最中に札幌サポーターの代表者が、今回自分が選んだバックスタンドの観客全体に呼びかけ。(複数回)
その内容を要約すると、厳しい残留争いを勝ち抜くため雰囲気作りに協力していただきたいとの事。
そしてその方策が、試合開始直前~キックオフまでずっと立ちっぱなしで、スタンドを赤・黒に彩るというものであり。

これにより、グッズを全く身に着けてない自分の出る幕は無いという結論に至ったため、この時間帯は自席からの退避が決定する事に。
結局この日も前回(2023年4月)同様、無風とはいかない選手入場時となりました。
まあどちらにしろ、前回の時点でスタメン発表の際に3階で撮影すると決めていたので特に気にする事は無いのですが。
なお、そのサポーター団はどうやらメインスタンドにも同様の呼びかけをしたようで。
これについて賛否両論は恐らく必須で、自分も否寄りの考え方なのですが、成績が成績だけに尻に火が付いている状態な彼らの気持ちも理解出来。

そんな心の中での一悶着を余所に、ピッチ上ではドーレくんを中心に集団が出来上がっており。

コンサドールズにしてはあまりにも小柄なその集団は、そのジュニアに所属する子達との事。
その様子からして、これから始まる事象は容易に想像できるものであり、そしてその通りにショータイムが始まりました。

ピッチ中央で華麗に踊る本家を余所に、メインスタンド寄りの位置でアピール?するジュニア達。
ダンスの内容も、本来のアクロバティックぶりは殆ど無い単純明快なものに終始。

その橋渡し的な役目を担う(様に見えた)ドーレくんも、ダンスは行わずに、ジュニアの側に付いて同じ目線に立っているようでした。
そんな大人と子供の融合の時間に見惚れながら、終了となったショータイム。

その後場内一周に入ったドーレくん。

そして川崎サポーターの眼前という位置まで来た際、すかさずスタンドから上がるブーイング。
歓迎の意味合いも込めてのものなのは当然で、それに応えるドーレくんという具合に、微笑ましさすら覚える両サイドの馴れ合いとなりました。

やはり中身は何ら変わりない、札幌ドーム改め大和ハウスプレミストドーム。(以下プレド)
その後も特別な感情を抱く事は殆ど無く(ただ単に自身が疲労困憊で考える・動く気力が無かったともいう)、時計は進み。
あっという間に試合前練習の時となりました。

GK練習開始から暫くして、フィールダーが入場ののちスタンドに向けて挨拶という恒例行事。

これを境に、自身は席から立ち、3階に場を移しての撮影に。


そんな場違い感を醸し出す自分を出迎えてくれたのが、前回も撮影したチャームコロン
どうやら名称が変わっても、マスコットは変わらずになったようで何より。
しかしよく見ると、ボードは未だ名称が札幌ドームのままという不具合が。
あまり人が通らない場だけに、後回しにされたのでしょうか。
(なおその人の少ない3階にも、スカイボックスシート・ファミリーシートが存在し、決してゼロとはならない事を付け加えておく)

 

ここから見る斬新な練習の様子。
撮影はしなかったものの、特にトリカゴの様相は目を奪われるものでした。

そんな様子をピッチ脇から見守る?札幌ユニを着た関係者一同。

そしてその練習の最中にスタメン発表と、何ら変わる事の無い流れを描きます。(時計が示すように、新潟のよりはやや遅い)

クソンユンの京都移籍から大分経ち、児玉を補強したものの独壇場という立場は変わらないGK菅野。
ネタバレになりますが、個人的なMOMに掲げたい程のベストなパフォーマンスでした。

加入して間も無く、実質監督という揶揄染みた評価を得る事となった大﨑。
このレベルの選手を、フリーのプールから獲得出来たのはまさに干天の慈雨。

選手登録が若干遅れたものの、加入してから早速貴重なジョーカー要因となっているバカヨコ。
彼とパクミンギュ以外にも今夏に何人も外国籍の助っ人を獲得したものの、同時に若手選手はレンタルのプールに押しやられる事に。
果たして降格という結果を迎えてしまった際はどうなるか。

そんな結果とは関係無く、今季限りでの退任を発表している監督のミハイロ・ペトロヴィッチ氏。(以下ミシャ)
普通こうした発表は「辞める監督に付いていく人間は……」というチーム衰退の原因になりかねず、また前半のあまりの守備の脆さも絡み、「大﨑監督」という前述の評価を生み出す事に繋がった感があり。
それでも現在は多少盛り返し、勝てば鳥栖を抜いてテールエンドから脱出できるこの試合。
尚、前年はスーツ姿でしたが今年はシャツ姿と、この辺りも規律の緩みを感じるものに。

試合中に写した(というか、キックオフ後で無いと表示されない)メンバー表。
表記泣かせのファンウェルメスケルケンも、プレドの長い電光掲示板にかかれば見辛さはある程度緩和され。
前回述べた通り、頑張っている背景(なお一部はアニメーションが入っている)により見映え良く。
しかしやはりバックスタンドからは見辛いので、↓を参照。

札幌は大﨑がアンカーと、ポジション的にも実質監督に相応しい立ち位置に。
スパチョークはじめ故障者も復帰、鈴木をはじめ低調な選手も調子を上げるなかで、本来のベストメンバーという人選だったでしょうか。
一方の川崎、前回対戦時に散々札幌ディフェンスを粉砕したバフェティンビ・ゴミスはベンチ外。
前節(浦和戦)が前半終了時点で中断・中止、そして今節は移動の際に台風の影響を避けられたかどうかと、天候との戦いも強いられる流れでしたがどうなるか。

選手紹介後の、格好良いロゴの映像。

この何気無い試合紹介の映像も、ロゴが動いてお互いに向き合い、これから対戦という雰囲気を醸し出す演出付きと付けられる変化。
こうした変節は、前回も述べた通りプロ野球・日本ハムの本拠移転からハッキリと付けられており、プロデュース側の意気が伝わるものに。
第一はプロ野球でその他は付属品といった、誰の意思かは不明ですがお役所仕事のような興行をどうしても拭えなかった感のある以前。
こうした自覚が幅広く知れ渡れば、北海道のスポーツ界も栄あるものになるのでは……なんて事を考えさせられますが、程々にしておきましょう。


試合開始も近付き、ずっと3階の場に居るのも……という思いで、キックオフ前には2階へ。
既に座席では、呼び掛けの下大多数がスタンディングの場となっているので、通路と座席の境目辺りからピッチ内を眺める事に。

どんな時にもたとえ残留争いの真っ只中でも、その精神を忘れてはいけないというフェアプレーフラッグを下に、開始される選手入場。

 

キックインでは無くボールプレゼントという形でしたが、無事に試合開始の時を迎えます。
何とか自席に戻ると、ピッチ内は既にキックオフしてから10秒ほど経過しており。

改めて試合の方に意識を移すと、前半1分に早くも川崎は家長のスルーパスで右ポケットを抉る好機。
そして走り込んだファンウェルメスケルケンのグラウンダーのクロスがGKとDFの間に入るも、合わずに通り過ぎ。
何とかいきなり失点という結果は免れた札幌は、3分に駒井のドリブルでアタッキングサードに持ち込み、左へのパスを経て菅のクロス。
跳ね返りを青木がシュート(ブロック)とフィニッシュに持ち込んで、実績では桁違いの川崎に対しファイティングポーズを取り始めます。

そんな中、「『ミシャ式』とは異なるビルドアップを札幌に齎した」と言われていた大﨑の動きを見てみると……
この日は、ミシャ式をなぞる様に最終ラインへと降りる役を務め、以前とと変わりない形が中心となっていました。
大﨑・青木の2人ともが降りるなど、流動性は多少あったものの、それによりボール保持の面では今一つに映り。

引き気味なその体勢が影響したか、川崎に押し込まれる展開は避けられず。
10分に中盤の底からの持ち運び(大島か橘田)を経てアタッキングサードでショートパスを繋がれ続け、最後は家長がエリア内からシュート。
ブロックしたのちも確保され、脇坂にシュートを浴びる(GK菅野キャッチ)という具合に厳しい展開を強いられます。

そんな一見優勢の川崎も、敵陣でブロックの外でパスを回す時間帯の方が長く。
札幌ディフェンスに遭っても、すかさずゲーゲンプレスで反撃の芽を摘みに掛かるなど、あくまで自身のペースを保ちに掛かる立ち回りを徹底します。
個人的には、これが自らの首を絞める格好となった印象ですがそれは後述。

自陣に押し込まれ続ける札幌でしたが、時間経過とともにその川崎の鋭さも鳴りを潜めるようになり。
川崎が前に出て来た所、その直前でボールタッチして繋ぐ事により「剥がす」行為をナチュラルに行えるようになると次第に有利となり。
ただしそれが意図的か、単に「ボールに早く触れる」意識の下での事かは傍らからでは判別に苦しむ事が多く。
前掛かりな川崎の裏を突きに掛かりますが、完全に抜け出したスパチョークがオフサイドを取られる等で実りません。

良い流れが巡ってきた札幌ですが、27分と29分、立て続けに右ウイングバックの近藤がチャージを受けて痛み。
その都度ピッチサイドのミシャ氏も第4の審判に激しく異議を唱えるなど、戦う姿勢を見せ始めるようになります。
なお近藤は無事なものの、37分に今度は相手のクロスをブロックした事で、ボールに痛め付けられる形で倒れ込むという珍事にも塗れてしまい。

それでも川崎優位は変わらず。
33分右サイド奥で山田が奪われるも、その後家長のボール奪取で継続し、エリア内で細かな繋ぎを経て脇坂がシュートを放つも枠外に。
38分には家長がボールキープを経てエリア内からシュートするもブロックと、フィニッシュ数でもその流れは変わらず。
そして39分家長が浮き球パスで密集を破ると、中央から左ポケットへ橘田がスルーパス、受けた三浦のグラウンダーでのクロスがマルシーニョに。
この危険なゾーンでフリーとなっていたマルシーニョ、そのままシュートを放ちましたがゴール右へ外してしまい決められず。

一目瞭然な優勢ぶりの川崎も、肝心のゴールは奪えなかった事が大きく響き。
やはり台風による移動の難儀ぶりからか、各地でアウェイチームの苦戦の叫びが目立った異例の今節の影響は避けられず。
この攻勢も、前半からハイテンションを保つでそれを隠す意図が感じられるもので、それが後半の戦いを左右したでしょうか。
実際前半の終盤は札幌が好機を掴めるようになり、アタッキングサードでサッカーを展開する状況に。
フィニッシュには繋げられずも、川崎とは対照的に後半に向けて登り調子を得ての前半終了となったでしょうか。

ハーフタイムとなり、再びドーレくん&コンサドールズがピッチ内にお目見え。
試合前とは異なり、宙返りなどアクロバット技をふんだんに交え。

バズーカにより、サインボールをスタンドに打ち込むというファンサービスを行うドーレくん。
巧くいかずにへこんでしまうというパフォーマンスも交えながら、場内を半周します。

そして単独で場内一周に入るドーレくん。
後方の散水により、あたかも攻撃されているような絵図ですが気にしない。

カメラやポンプ車の脇を通るという絵図も、慣れたものであり。

終盤の流れからして、川崎に選手交代があるかな、という予想をしたものの結局HTでの交代は無く。(札幌も)

札幌のキックオフでスタートとなると、その初手で岡村ロングパス→鈴木フリック→近藤と渡り、ドリブルに入った近藤により好機。
しかし三浦の身体をぶつけにいくディフェンスに遭うと、それに応戦姿勢を見せた事で逆に反則を取られて終了となり。
前半再三倒されていた近藤が逆にやり返す形という、不穏ぶりを隠せない入りとなります。

試合が動きかけたのが後半5分、札幌は青木のミドルパスを受けたスパチョークがドリブル突破し、ほぼフリーの状態でシュート体勢に入り。
しかし放たれたシュートはジャストミートせず、GKチョンソンリョンに抑えられてしまい。
すると今度は川崎の好機、山田のパスを右サイドで受けたマルシーニョがカットインでエリア内へ切り込んでシュート。
しかしGK菅野がセーブと、お互いに決定機を逃す格好に。

札幌は9分にも鈴木がエリア内からシュートと決定機に持ち込んだものの、GKチョンソンリョンのセーブに阻まれるという具合に、両GKの奮戦が目立ってきた展開。

先にベンチが動いたのは札幌で、14分に一挙に3枚替え。
菅・大﨑・スパチョーク→中村・宮澤・荒野へと代え、青木が一列上がりFWへシフトします。

その直後の15分、近藤が右サイドをドリブルで切り裂く状況を作る札幌。
しかし三浦のディフェンスに遭い倒されると、度重なる近藤に対するラフプレーにピッチサイドのミシャ氏がとうとう堪忍袋の緒が切れたか異議を飛ばし。
その結果警告を受けてしまう事態となったものの、大きく動いた采配面然り自身もこの試合への意気込みは相当なものという事が感じられました。
それでも近藤は18分に右からのカットインでコーナーキックを得るなど、その推進力に衰えは見られず。

衰えを見せ始めていた川崎は、19分にマルシーニョ→遠野へと交代
21分その川崎に決定機、例によって札幌をリトリートの状態に追い込んで敵陣でポゼッション。
すると後方から大島のミドルパスで右ポケット奥を突き、そこには上がっていたファンウェルメスケルケンが。
そして彼の戻しを受けた家長から決定的なシュートが放たれますが、これもGK菅野がセーブして防ぎます。
その後、23分にも左から遠野のグラウンダーのクロスを家長が合わせるも、枠を捉えられずと決められない川崎。

そんな焦燥感が生まれつつある相手を突き、ついに均衡を破るに至る札幌。
26分、中盤中央で中村がボールキープを果たし右へと展開すると、今度は高尾が持ち運びと両名のドリブルが突破口となり。
右ワイドから中央へと斜めへの推進を経てラストパスを送った高尾、その先にはFWへ移った青木。
ワンタッチで放ったシュートがチョンソンリョンの右を破り、ゴールに突き刺さります。
残留争いを勝ち抜くべくの、どうしても欲しかったリードを奪った札幌。

これにより、目の色を変えて攻めなければならなくなった川崎。
28分に敵陣エリア内で攻めを展開した末、ファンウェルメスケルケンのシュートが放たれるも岡村のブロックに阻まれ。

逆にその前向き姿勢を逆手に取る札幌。
30分に青木に対する佐々木の反則で、中央やや右寄りの位置からの直接FK。
キッカー青木はクロスを選択すると、ファーへ落ちる所に岡村が跳び込んでのヘディングシュート。
これをGKチョンソンリョンがセーブと際どく防いだ川崎ですが、岡村との交錯で痛んでしまったチョンソンリョンにより、すぐさま前へ向けたいベクトルは逸らされる格好となります。
なおチョンソンリョンは無事にその後もプレーを続け。

打開を図るべく、34分にファンウェルメスケルケン・家長→小林・エウソンへと2枚替えを敢行した川崎。
橘田が右サイドバックに回り、4-4-2……というよりは4-2-4にも近い形(小林は右サイドに入る)と、総動員により反撃体制に掛かり。

しかしその直後の35分。
前に出てきた佐々木が保持に失敗した事で中盤でボール確保した札幌は、その隙を突くように右から青木がアーリークロス。
そして鈴木がヘディングシュートを綺麗に突きさし、相手を術中に嵌めたかのように追加点を獲得しました。

こうなると勝利へ向けての進軍を始めるのみの札幌。
試合の締め方が脆弱であるそのチームも、相手が前半から攻め立てていたため、尻すぼみを強いられたのも幸いし。
綺麗なパスワークは影を潜め、小林への放り込みを主な手法とするも際立った成果を上げられない川崎。

37分にその小林に対する荒野の反則により、良い位置での直接FKとなり。
シュートしたのは脇坂で、ゴール上を襲ったそのフィニッシュもGK菅野がセーブと、守護神ぶりは依然として健在であり頼もしく。

40分に川崎は最後の交代、脇坂・山田→河原・山内へと2枚替え。
一方3枚替え以降動いていなかった札幌、最終盤の44分にようやく2度目の交代となり、鈴木→バカヨコ。
直後の45分に右スローイン、投げ入れられたボールをそのバカヨコが落としての展開で好機。
荒野が中央からシュートを放つと、エリア内に入り込んでいたバカヨコがコースを変えたものの、ループとなったボールはGKチョンソンリョンがキャッチ。
短い時間ながら存在感は見せていたバカヨコ、早くゴールが待たれる所でしょう。

そしてアディショナルタイムに突入すると、再三ドリブルで上下動していた近藤が足を攣らせてしまい。
すかさず「交代してくれ」と言うサインをベンチに送った近藤ですが、(近藤自身が直ぐに起き上がってプレー再開したのもあって)ミシャ氏は想定外だったらしくすぐに準備は出来ず。
そしてATも最終盤にようやく交代(白井を投入)と、バタバタ感はあった札幌でしたが大勢に影響は無く。

目安5分のAT、川崎はエリソンのシュート1本のみに終始し、最後までゴールを奪えずに終わり。
試合終了の時を迎え、待望の勝利の瞬間が訪れたプレド。

これで2戦連続クリーンシートと、札幌らしからぬと言えば失礼な結果を残すに至り最下位を脱出。
こうなると追う者の強みが活き、逆転残留の芽もありそうですが、果たしてその顛末や如何に。

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