ぶらりドリブルの旅

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2024年J1リーグ第7節 アルビレックス新潟vsセレッソ大阪 inデンカビッグスワンスタジアム

2024-04-10 16:18:49 | サッカー観戦記

定点観測とは言いましたが、現地にまで繰り出すとは思ってもみず……
とは言うものの、新潟のサッカーに魅せられ、実際に行きたい気持ちの高まりは抑えられずといった所でしょうか。

それとも今後予想される、秋春制による逆風に対しての、同情票のような感情か。
おかげで全体ガンガン金を落とす旅のようにになった感がありましたが、今となってはサッカーの結果を除いて良かった。
事前にネット通販でタオルマフラーも購入し、準備は万全。

番号・ネームは当然ながら秋山のもの。(ホテルの部屋内で撮影)

経路は、新千歳空港⇒新潟空港⇒新潟駅⇒デンカビッグスワンスタジアム。
飛行機+バス2本と、前回の旅路(いわき)の事を考えれば非常にシンプルでテンポ良く。

空港内、到着口から出て即視界に映る、アウェイサポーターを出迎えるモニター。
自分のような「県外から新潟を応援しに来たファン」(サポーターとは言い辛い)も出迎えて欲しい……というおこがましい事を考えつつバスに乗り換え。

新潟交通が運営するバスは、外も内も新潟カラーのオレンジ・青で彩られるという具合に、嫌でもサッカーへのモチベーションを上げるものでありました。
シャトルバスで、セレッソサポーターとの呉越同舟も見られながら、スムーズに現地へ到着。

新潟県スポーツ公園の敷地内に野球場(HARDOFF ECOスタジアム新潟)と併設というありがちなパターンですが、その規模は圧倒的であり。

あまりの大きさに、施設名を収めて撮った写真では何も伝わらずという結果となりました。

早速周辺を散策……にしても、新潟サポーターの人流に圧倒され。
河川敷でこのイベントが行われていたものの、近付く事すらままならず。

気を取り直し、スタジアムグルメ購入に勤しむ事に。

スタジアムからやや遠い位置だと感じた、サブグラウンド脇にあったアルビくんのふわふわ。
サブグラウンドは少年サッカーの練習場となっていたので、都合が良いというのもあるのでしょう。

時間を掛け、何とか食糧を揃えた末にスタジアム内へ。

バックスタンド2層に席取り。
高所から見下ろすという視点は、町田の天空の城に通ずるものがありました。
その場で、早速空腹を満たす事に。

事前に情報を見て、どうしても食べたくなった1000円のハンバーガー。(「Bistro椿」様の「村上牛ハンバーガー」)
溢れ出る肉の旨味+肉汁+アクセントのチーズand野菜は、その価値が伊達では無い事を知らしめてくれました。
その他、スタジアム内でカレーも購入し完食、準備は万端となり。

メインスタンド側を眺めてみると、長らく続く選手名を要した断幕が連なるなか、長谷川巧のものが3種類並べて飾られているのが目を惹く事に。
これを機に、バック側から見えるものを全て数えてみるとします。

恐らく「GOMEZ」はダニーロ・ゴメス、「TOMMY」はトーマス・デンのものでしょう。
1枚のみに留まる彼らのものを尻目に、複数見られるのはやはり日本人選手の名前。

4枚目の長谷川巧のものを発見。

アウェイ側ゴール裏にも一部があり。

集計した結果……

長谷川巧=4
早川=4
秋山=2
西村=2
高木=2
堀米=2
阿部・石山・森・長倉・島田・星・小島・高木・小野・舞行龍・藤原・谷口・千葉・小見・長谷川元希・宮本=1
ゴメス・デン=1

意外と複数枚の選手は少なく、肩透かし喰らった感があり。(勝手に数える方が悪い)
恐らくは見えないバックスタンド側にも多数掲げられており、全体を見ればもっと多い数を叩き出すでしょうが。
早川・長谷川巧のように、生え抜きかつ苦労を重ねた選手はサポーターにとっても特別な存在、という事を実感する結果となったでしょうか。

試合開始まではまだまだ長く。

 

大型ビジョンの映像では、DAZN中継の冒頭でお馴染みの光景である、バスから降りて出迎えられる選手達。
そして試合前の監督(松橋力蔵氏)インタビューの動画が流される事に。
まだ1時間以上前の段階でしたが、これも録画な所からして実際のDAZN視聴からなるイメージとは大幅に異なる、超早期に収録しているのだなと実感。

お次は、チアガールによるショータイム。
上記のモニター映像が流れている時点から、ミックスゾーン出口で待機している集団が気になっていたのですが、それらが一斉に飛び出して開始。

 

当然ながら、向いているのはメインスタンド側であり。
中央の金髪の女性が、いかにもリーダー的存在な感がある配置に。

終了すると、ピッチ内の散水タイムに。

ビジョンでもこのように案内されていましたが、これは静止画。

ピッチ脇に設置してあるスプリンクラー(6か所)から、手動で散水。
しかし1か所ずつ行うため時間が掛かるのは否めず……と、散水の分析してどうなるというのか。

ジリジリと上昇していく体感気温。
それを和らげるように現れるのが、やはりチームマスコットの存在であり。

登場するやいなや、怒涛の激走でバックスタンド側手前までやってきたアルビくん。
その巨体からイメージされる、鈍足ぶりは何処にも見られないパフォーマンスを披露しました。
なお手前までやってきた所でUターンし、そのままゴール裏側へ。

 

そして愛想を振りまいたのち、疲れたと言わんばかりに腰掛ける。
愛くるしさに溢れる一幕でした。

その後暫くして、練習時間の時が。

どちらにも代表クラスのGKが居るという事で、注目はGK練習となったでしょうか。
新潟は、最近日本代表に復帰した小島。
リーグ戦でも、居なければ戦えない程の守護神ぶりを発揮しているまさに充実期。

セレッソは、元韓国代表のキムジンヒョン。
チームには弟分的存在のようにヤンハンビンが所属しているとあり、コリアンGKの流れが定着しているのでしょうか。

そしてフィールダーも練習に入り、新潟選手がスタンドに一礼。

その練習風景を流暢に眺める……訳にはいかない事態がここで起こり。

このタイミングでスタメン発表が行われる運びに。
これは自分の地元・札幌の試合と同じ手口。

それを痛感させるように、アウェイのスタメン発表の画面は、札幌・厚別公園競技場でのビジョンと全く同じ表記方法で行われました。(但し身長は出さず)
溢れ出る札幌との親和性が冷めやらないうちに、ホーム・新潟のスタメン発表に移り。

谷口のインタビューが挟まれ。

水曜の磐田戦(0-2)は休養日(82分から途中出場)だった秋山。
敗戦の流れを堰き止めたい一日となりましたが、その相方は……

島田でした。
彼も水曜は完全休養で再びのコンビとなり、その左足が幸福を齎せることが出来るか。

新潟のセンターバックで最も好きなのが、このデン。
能力としてはフィード力に定評があるタイプなので、パスサッカーとの親和性が不安視されたものの、無事戦力に定着したようで何より。

某金メダリストと同姓同名という事で注目度が上がった?、キャプテンの堀米。
彼も元札幌という事で、西・藤田征也の存在も思い出しつつこの日感じる札幌との親和性は尚も高まり。

監督の松橋氏。
監督経験初年度(2022年)から、前年までのポゼッションスタイルを維持しながら勝つという、重大な宿命を背負いながらここまで来たのは立派の一言であり。

この日のスタメン。
その表示も、やっぱり厚別と全く同じだ……。
新潟は4-2-3-1、セレッソは田中アンカーの4-1-2-3で、CBは鳥海と舩木の2人。

やがて終了した練習時間の大半が、スタメン紹介に目を奪われるという、札幌と同じ現象を描いた末に心は試合へと向かい。

 

ピッチ内・ピッチ脇の準備も颯爽と進み、そして選手入場の時が。

 

その最後尾には、マスコットのアルビくん・スワンちゃんもしっかりと付いて来ており。
やはりこの光景は良いものです。

そして写真撮影・円陣を経て、キックオフ。

 

さて始まった試合、ファーストシュートは新潟で前半3分、松田が右サイドを抉ってのグラウンダーのクロス。
クリアされた所を島田がシュート(枠外)と、目指すのはポケット進入という攻撃を披露しペースを握らんとする新潟でしたが、それを乱したのがファールトラブル。

5分に北野に対し反則を犯した藤原によりセレッソの中央寄りからのフリーキック、ここは位置が遠目な事もあり、エリア内へロビングを上げるに留まり。(セアラが収めきれず)
その後7分、高木のスルーパスに抜け出した松田がシュート(GKキムジンヒョンがセーブ)という決定機を作った新潟ですが、やはりその流れもファールにより途切れ。
12分にルーカスのアタッキングサードでのドリブルを、デンが反則で止めてしまった事で、警告を受けるとともにセレッソの絶好の直接FKとなり。
これをルーカスが直接狙い、壁に当たり跳ね返ったボールをさらにシュートしたルーカスでしたが結局決められず、新潟にとっては命拾いとなります。

新潟はいつものように、最終ライン~ボランチ間での組み立てに入るものの、手数自体は少なく推移。
主に島田がアンカーの位置となる事で、2-1-2のポジション取りを元にパスワークを貫かんとしますが、成果は今一つ。
秋山は高木の横である前目に位置取った上で、サイドに開いて繋ぎに参加するような動きが目立ち。
即ち5節・柏戦で見せた、サイドで数的優位を作り前進を果たすべくの道筋となるような思惑が感じ取れましたが、そこを突くパスを出せずに終わる事が圧倒的に多く。

また流れにより秋山が後方に回る事もありましたが、その際は最終ラインにまで降りる秋山により3枚での組み立てに。
しかしそうなると、セレッソサイドもサイドハーフが前に出て圧を掛けて来るので、前進を容易に出来ずに停滞感が膨らむだけに終わります。
その秋山は守備面で、ゴール前でデュエル勝負を制して撃たせない、北野に対して引っ張りながらボールキープさせず(笛は鳴らず)という具合に目立つ事に。
何時からこんな屈強ぶりを発揮するようになったのか……と驚いたものの、ここまで守備力が備わったのならば、そりゃあスタメン定着もするようになると納得感。

一方のセレッソのビルドアップは、登里が内寄りというよりは、ほぼボランチの位置で振る舞い。
そして毎熊が残る3枚での根底からの繋ぎで、両翼の攻撃力で圧を掛けながらじっくり……という立ち回りだったでしょうか。

20分台には持ち直し、コーナーキックを3本獲得するなど押し込む新潟。
やや不穏な流れのなか、右サイドで松田を前面に押し出しての攻撃に活路を見出します。
何度もポケットに切り込むなど期待に応える松田でしたが、肝心の最後のプレーではシュートを選択する事を躊躇い。
最初の好機のようなクロスに終始する事で、サポーターのフラストレーションの増大に繋がってしまいました。

尚、自分が声を上げたのは松田とは別の、41分の新潟の好機。
左サイドで堀米のパスを受けた島田に対してで、前方スペースが空いていたため、直ぐに斜めの縦パスを選択したのに対し「持ち運べよ」と思わず口に出してしまい。
そのまま谷口→太田と繋がりシュートまでいった(枠外)ものの、ここで前進してセレッソDF2人を引き付けてからのパスの方が決定機となった気が……というのは、まあ結果論の域を出ないでしょう。

39分には高木のドリブルを反則で止めたカピシャーバに警告。
反則が試合を動かすという流れを続けるかのように、終盤はともにセットプレーから好機。
43分のセレッソの左CK、ルーカスのクロスが跳ね返されたのち、拾った奥埜がシュートするもブロックに阻まれ。
アディショナルタイムには新潟が右サイドからのFK、キッカー島田のクロスをファー奥で舞行龍が折り返し混戦が生まれるも、オフサイドで無効となり。
結局ゴールが生まれる事無く、スコアレスで折り返す事に。

ハーフタイムのアルビくん夫婦。
散水が行われるピッチ脇を余所に、スタジアム一周で愛想を振りまき。

しかし砂かぶりシートの観客が最優先という流れ、まあ当然か。

HTでの選手交代は行われず、後半がキックオフ。

いきなりの後半1分、セレッソはカピシャーバが左からカットインを仕掛けて好機。(クロスも繋がらず)
ここから始まるセレッソの攻勢に対し、5分にはルーカスのドリブルを反則で止めた島田が警告を受けるなど、被害を膨らませながらも何とか凌ぐ新潟。

そして反撃に転じ、前半同様松田の推進力を盾に攻め上がり。
しかしポケットへ進入しても、松田の選択はやはりクロス・ラストパスが中心となり、放たれないシュート。
それに対し、観衆も怒号混じりの声を目立たせるなど、一向に得点出来ない流れへの苛立ちを隠せません。
ならばと、左サイドから太田が切り込む好機も生まれましたが、15分の左からのマイナスのクロスは高木に惜しくも合わず。

押し込みながらもフィニッシュに辿り着けない新潟を目にしながら、セレッソは16分にベンチが動き北野・カピシャーバ→柴山・山田へと2枚替え。
その後も新潟は、21分には谷口のシュートがブロックに阻まれるなど、総力で得点を狙い。

しかしこの流れで、注意を散漫にしてしまったでしょうか。
投入された柴山が広範囲で動き、パスを引き出しに掛かるセレッソ。
22分には敵陣でのポゼッションを経て 柴山→奥埜→セアラと経由し中央でボックス内まで運ぶ好機を作り。(ディフェンスに遭い撃てず)

そして24分、今度は右ワイドでパスを引き出して繋ぐ柴山から、ルーカスのポケットへの浮き球パスを受けた毎熊が島田のスライディングを切り返した末にクロス。
システム上ここまで引き気味でのプレイを貫いていた毎熊が最前線でチャンスボールを上げる、理想的な流れをセアラがヘディングシュートで締めるという具合に、新潟にとっては実にあっさりとゴールを許す事となってしまいました。

これで追いかける立場となり、新潟はキックオフの前に3枚替えを敢行。
島田・太田・谷口に代え、宮本・小見・長倉を投入します。

28分、藤原のクロスをボックス内で受けた小見がシュート(ブロック)と、交代選手の力でゴールを狙う新潟。
さらに33分に高木→長谷川元へと交代し、更にパワーを得るべくカードを切っていきます。

しかし直後の34分、奥埜のボール奪取からセレッソがカウンター。
セアラのスルーパスからルーカスがドリブルに入り、そしてシュートが放たれましたがGK小島がセーブしこの決定機を防ぎ。
見せ場の少ない試合となりながらも、守護神ぶりを発揮する小島。

時間も迫り、押し込み続ける新潟。
38分には中央を細かく繋いだ末に、長谷川元がシュートチャンスを迎えましたがGKキムジンヒョンにキャッチされ。
セレッソベンチは逃げ切りを図るべく随時選手交代、39分に奥埜→上門。
42分にはルーカス→ハブナーへと交代し、そのハブナーが中央CBに入る事で5バックシステムと、引き籠り体制へシフトします。

そうして迎えたAT、後方で組み立てる姿勢を取っていた秋山にシュートチャンスが。
藤原のクロスを収めた長倉のボールキープからの叩きを経て、ミドルシュートを放ったものの、やや威力に欠けて舩木のブロックに阻まれ。
結果的にこれが新潟最後のフィニッシュとなり、その後も攻め続けましたがゴールは割れず。
0-1のまま、試合終了の笛を聴く事となりました。

試合後まで気付かなかったものの、目下セレッソは無敗を保っている(この試合で4勝3分)との事で、強いはずであり。
まあ仕方無いかと思いつつも、自分にとってはこれが道外観戦でホームチームの初の敗戦という要素もあり、多少落ち込んで帰路に着きました。
(帰りのシャトルバスの手際の良さは素晴らしいの一言でした)

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