一日一日が大切です。
明日のことは分かりませんもの。
昨日のことです。
出掛ける用があって、
「行って来ますね。今日は蒸し暑いから外のお仕事は絶対にしないでね」
このところ、親方、なにやらごそごそと日曜大工仕事をしています。
「ああ、分かったよ~、そんなにお洒落して何処に行くの?」
「え~、この服、毎年着ているしょう」
見慣れた筈の服ですのに何を今頃になって言うのでしょうか。
出がけにそんな事があって、夕方帰宅しますと
「3時頃、庭仕事していたら、身体中の力が抜けてしまったよ。
変だなと思って家に入りスポーツドリンクを飲んで休んでいたら治まったよ」
「え~、それは熱中症の症状でしょう。あれほど、外仕事はしないでと言ったでしょうが」
「そんなこと言ったっけ、覚えてないよ」
「ひよっとして、あの黒のジャンバーと帽子を被っていたの?」
「ああ、アレは便利だからね」
何処が便利なのよ。
夏場に山でもあるまいし、ウインドブレーカーとスキー用のキャップを被って仕事
するなんて
身体中の熱がこもって熱中症になるのは当たり前です。
まあ、未然に防げて良かったですが。
全く目が離せない親方です。
なにを言っても聞く耳持たずで忘れた、聞いていないで済ませてしまいます。
あのジャンバーとキャップ、どこかに隠さなければ。
今朝のことです。
起きてきた親方、自分の着ている丁シャツを見ながら、
「これ、初めて着るね~」
「え~、毎年着ているでしょう、よく見てよ、新品じゃないでしょう。
○子に貰ったおみやげでしょう」
「ああ、ニュージーランドのおみやげだったか~」
「大丈夫? いよいよ始まったの?」 口の悪いワタクシ。
「ああ、この年だと脳軟化はすでに始まっているからな~」すまし顔の84歳
とっても不安になったワタクシです。
昨日、親方がスケッチした我が家の金魚
親方が昨年、夏祭りの縁日で貰ってきました
サラダボール育ちです
三倍ほどに育ちました
問題の丁シャツ