工務店現場日誌

株式会社朝田工務店 代表取締役朝田満のブログ
現場での出来事や日々の出来事を綴ります。

擁壁トラブル 借地編

2008-08-05 20:15:09 | Weblog
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今回は知り合いの業者に聞いた話です。

敷地は借地。一帯は大地主の所有で、建物が老朽化した為、借地人が建替えを検討しているとの事でありました。

全面道路は坂道。
敷地の一辺に高さ2m程の擁壁があり、下がった場所の隣地に駐車場がある状態。
借地の一部分が擁壁にかかっていました。

喧々諤々の打ち合わせの後、プランがようやく決定。現金一括で支払える範囲で収まったので予算もおっけー。

さぁ、残りの問題はお代官様。

奉行所へ図面を持ち込むと、
「敷地の一部に擁壁が含まれておる。危険なので建替えを命ずる」
とありがたいお言葉。

さて、ここで問題です。
擁壁の○○○万円の費用は誰が負担する事になるのでしょう?

1、家の建替えが原因で擁壁の建替えを命じられたので、借地人。
2、土地の持ち主は地主なので、地主。
3、哀れな建設業者。
4、誰も負担しない。

続きは明日のブログにて。

ヒント
擁壁までは借りてません。
大体からして、借地人負担で擁壁を造ったら擁壁の所有権が借地人になりますYO。





擁壁トラブル

2008-08-04 19:53:16 | Weblog
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ある夏の夕方、局地的に豪雨が降りました。

その年は長引く梅雨の大雨により、地盤が緩んでおりました。

現場は丘陵地帯で、高さ3メートル程度の古い石積みの擁壁の上に地盤面があり
建物が建っていて、隣地は擁壁の下に敷地があり、建替工事の真っ最中でありました。

それが観測史上まれにみる局地的豪雨により、擁壁が轟音と共に土石流となり、
新築中の隣地へ崩れ落ちたのです。

崖崩れは上側の建物ギリギリまできましたが、上側の建物はなんとか無事でした。
あと少し基礎の下まで崩れていたら、建物も傾いていた事でしょう。

不幸中の幸いは隣地が新築中で、誰も住んでいなかった事と、大雨により現場の職人さん達が早く帰り誰もいなかった為、怪我人が誰もでなかった事であります。

これが隣地に人が住んでいた場合、下手をしたら死人がでていたかもしれません。


擁壁の所有者は、擁壁上の敷地の所有者で、中古の住宅を購入後、十数年、購入時のローンがようやく終わった後の出来事でした。

ローンが終わった後、保険は加入してませんでした。

敷地の所有者に崩れた擁壁土砂の撤去、擁壁の新築、隣地の補修費用、合わせて○○○○万円の新たなローンが訪れました・・・


明日も擁壁について書きます。


フリーマーケット

2008-08-03 20:31:33 | Weblog
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あまりにも暑いので、娘を連れて近所の日産スタジアムの噴水広場へ
水浴びに行ってきました。

帰りに毎月行われているフリーマーケットを眺めながら、てくてく歩いていると、



モンキーのトライク(三輪車)が出店されているのを発見!!

欲しい・・・さほど高くないし・・・


でもやっぱり置き場がないので諦めました。

土地の安い地方が羨ましいです。




帰ってきて一息いれ、夕ご飯を食べた後

ふと見ると部屋の中央に茶色の落し物が・・・


麻友。おむつからうん○が脱走してますよ。

「あったぁ~」叫ぶ娘。

はしゃいでる場合ではありません・・・




天国からの工事依頼 続き

2008-08-02 16:14:56 | 現場実例
5月3日天国からの工事依頼の記事の現場へ本日、工事終了挨拶へ行ってまいりました。


奥様にとても良い笑顔で迎えてもらい、工事の最終確認後、


「本当によくできました。途中で色々変更や細々な追加工事をお願いしてしまい、苦労をかけて申し訳ないです。」


「いえいえリフォームでは当然の事です。やってみないとわからない事が多いですし、
できあがったものが気に入らないものであったら意味がありませんので。」


「海外へ行っていた息子も、帰ってきて『外壁の色、格好良いね。リビングも雰囲気も想像以上の出来。』と言ってくれました。
これから楽しく快適に暮らせそうです。本当に感謝してます。」


涙がでそうになりました・・・
息子さん達との新たな生活の門出に少しは役に立てたようです。


「お役に立てて嬉しいです。こちらこそ本当にありがとうございます。
また何かございましたら、遠慮なくお申し付けください。」


「あら、じゃあ玄関もやってもらおうかなぁ。息子と相談してみるっ。」

笑顔がとても明るく楽しそうです。


「是非、おねがいします。」


お客様にお金をいただいて、仕事をして、さらに感謝までしてもらえる。とても幸せな事であります。


この仕事していて本当に良かったと、新たに強く思い直す事ができた現場でした。


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相次ぐ大型倒産

2008-08-01 13:11:37 | Weblog
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7月は毎週、何処かの建設会社や不動産会社が倒産しました。
その最中でも、少なくない仕事の依頼があるのは本当にありがたいです。

今日も新築の相談を受けました。ありがとうございます。



さて、今月の倒産会社の中で、7月30日に会社更生法の申請をした多田建設。
これで三度目の倒産です。


今まで2回も、再生しているのは驚きです。今度こそ三度目の正直となって、本格的に再生となるのでしょうか。


でも今後、依頼するお客様がいるのか疑問が残ります。


どこかで誰かが書いていました。「七転び八起きもあるよw」


とすると、あと4回までなら倒産できそうです。


「七転八倒」にならないと良いのですが・・・


関係者の方の検討を祈ります。






破産して免責うけた方が楽だと思うよ。