アルクK隊 Kanagon

K と P (Partner) のアルクK隊ブログ
  2010.05.22

蝶ヶ岳 (アイゼン有り)

2001年06月01日 | 登山
【2011.07.29 投稿】

アルクK隊 登山報告
蝶ヶ岳
K隊二名  (電車夜行)
2001年6月1~3日


2001年6月1日

金曜深夜、新宿から急行アルプスに乗る。昨年との違いは車両が
綺麗になったのと、山スキー客がほとんど居ないこと。やはり、今年
の残雪は少ないのか。

豊科でタクシーに乗り継ぎ、6時、三俣出発。標高1900mあたり
から雪が出始める。このルートは急な雪面を横にトラバースする
個所が非常に多く、危険を感じ始め、2100mを越えたあたりで
アイゼンをつける。楽で安心。昨年はアイゼンも付けずに良く
登ったと自分たちに感心。ゆっくりゆっくり6時間かけ、小屋到着
正午。今年もめちゃくちゃ寒い。昨年の学習効果で防寒具を
ふんだんに持参したつもりでもまだ寒い!そのはず、昼食をとり
終わったころから何と吹雪。去年のミゾレに続き、悪天候。やる
ことなく、早速二人で焼酎お湯割。天候は落ち着くも、曇天。夕食。
宿泊客は15名程度。

一眠りしたあと、夜中に外に出る。快晴。月明かりで影が出来るほど
あかるいが、満天の星。ご来光を期待して熟睡。

午前4時半、真冬の様なピンと張り詰めた空気の中、ご来光。この
景色を蝶ヶ岳山頂から見ているものが十数名しかいない!この幸せ。
雲ひとつ無いなか、目前の穂高連邦が朝焼けに染まっていく。富士山
はもとより、滋賀高原、菅平、浅間山、蓼科、八ヶ岳。アルクK隊の
今年のベストがもう決まってしまった思い。朝食終え、戻ってきても変わ
らぬ景観。日差しが強くなってきた。雨具もフリースも脱ぎ、心を山頂
に残しながら7時、下山開始。アイゼンを装着。サクサク降りる。

が、眼下に河原が見えてからが長い。いつもながら下りはキツイ。徳沢で
ゆっくりとコーヒーを沸かし、ドーナツで軽食を取って人心地。雲ひとつ
無く、日差しも強い。Tシャツで歩き始める。上高地までをゆっくりと散策。
上高地は相変わらず人が多い。観光バスの列。人いきれ。蝶ヶ岳が
恋しいが、14時半、新島々行きのバスに乗る。

教訓:今回はアイゼンを生まれて初めて使用。やっぱり使うべき
道具は使わなきゃ。勉強になりました。

追)三俣、5時出発、常念経由、14時蝶ヶ岳、日帰りでそのまま三俣へ
駆け戻って行った若者に出会いました。この残雪期に上記の気象状況で。
以前、アルク&名古屋合流隊が夏季に一泊して苦戦したルートです。
(常念小屋の分はショートカットだと思いますが)
H仙人さんが思いだされました。(笑)

記:Kanagon

<相棒の山行記録 2011.08.23追記>

06/02
新宿 前日23:55 - 豊科 04:42 - 三俣 06:00 -
1900m 07:45~08:15 - 
2300m(アイゼン) 10:30 - 蝶ヶ岳ヒュッテ 12:00

06/03
日の出 04:30 - ヒュッテ発 07:20 - 徳沢 10:30~11:15
- 明神 12:15 - 河童橋 13:30~14:30 - 松本発 16:46


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