【2011.08.11 投稿】
アルクK隊 登山報告
2002年7月26日~27日 白馬(バス夜行)
メンバー: K隊ふたり
7月25日(木)
キャンセル待ちの松本電鉄”さわやか信州号”がギリギリで確保でき、
幸先の良い短い夏休みのスタート。台風も影響が無さそうだ。
新宿、午後11時出発。
7月26日(金)
午前6時半、白馬駅にバス到着。身支度を整え、猿倉行きのバスに
乗り換える。登山届けを提出し、8時、標高1250mの猿倉を後にする。
歩き出しすぐ、鹿と目があう。けもの道と人道が交差している。一瞬
ではあったが貴重な遭遇。思いのほかの好天と合わせ二重の幸せ。
小一時間で白馬尻山荘に到着。大雪渓の眺め素晴らしく、つい長居。
15分ほどで大雪渓。アイゼンを付ける。10時。風は冷たいが、
Tシャツで登頂開始。平日にもかかわらず、ガイドブックの写真で
見るのと同じ、人の列、列。蟻の大行進宜しく並んでいる。壮観。
ほどよくかかった雲と、青い空、雪、草木。雪を踏みしめながら、
1時間後、上から見る大雪渓も素晴らしく素晴らしい。大雪渓の左
上部では落石が常に発生していた。ガラガラと音が聞こえる。
ここから小雪渓までの方が辛かった。急登で人が多く、立ち止まり
ながらしか登れない。正午、お花畑の手前で昼食。日差しが暴力的に
強く、暑い。大雪渓の冷たい風が既に懐かしい。
お花畑の絶景の中を歩き、写真を撮り続ける。午後2時、村営白馬岳
頂上宿舎に到着。上部に向かって霧がでている。コーヒーブレイク。
霧が晴れた。眼前に白馬山荘!絵になる光景。登坂再開。
右に左にこまくさをめでながら、ぶらぶらと、本当にぶらぶらと
山荘を目指す。来て良かった。
観光地のような山荘にチェックイン。レストランで生ビールを戴く。
旨い!ワインも戴く。旨い!!
夕食後、雲が取れてきて夕焼けが素晴らしい。高知から来た団体と
交流しながらビールを重ねる。一畳に二名のスペースで就寝。
7月27日(土)
未明に天候を確認するが、満点の星。装備を身に付け、4時20分、
小屋出発。5時前に白馬岳山頂でご来光。眼前の剱はじめ、槍、
富士山、八ヶ岳、浅間。360度の視界。しばし目の保養。
三国境までの間で親子連れの雷鳥に出会う。眺望良く、歩き易い
稜線にこまくさ、わたすげ、ウルップ草、ちんぐるま、などが
彩をそえる。
7時前、小蓮華山頂で朝食。振り返ってみる白馬岳が素敵だ。
白馬大池が見えてきた。何と優雅な風景。心が和む。が、日差しは
更に強力に肌を焦がす。体力が奪われる程だ。白馬乗鞍を越え、
精神的に”終わった”と思ったのがいけなかった。栂池ゲレンデの
緩斜面を思ったのがいけなかった。思いのほかの厳しい下り。
天狗が原を過ぎ、もう終わりにしてくれ!と思った正午前、栂池
自然園にようやく到着。自然園の散歩より生ビールを選び乾杯!
ロープウェイとゴンドラを乗り継ぎ、下界の栂池へ。灼熱の暑さ。
ひと風呂浴び、再度、さわやか信州号にお世話となる。
教訓:日焼け止めと長袖は必需品。
<コースタイム>
07/26
白馬駅バス停0710-バス-0740猿倉0754-(鹿)-0850白馬尻山荘0930-
1000大雪渓1115-1200(昼)1245-1400村営白馬岳頂上宿舎1445-
1520白馬山荘
07/27
小屋0420-0450(御来光)0520-(雷鳥)-0600三国境0605-0645小蓮華0735-
0900白馬大池山荘0920-0945乗鞍0955-1050天狗が原1100-1145栂池
1. 大雪渓と登山者の列
2. 夜明けの月と剣岳
3. 白馬らしい稜線
4. チングルマの大群生
アルクK隊 登山報告
2002年7月26日~27日 白馬(バス夜行)
メンバー: K隊ふたり
7月25日(木)
キャンセル待ちの松本電鉄”さわやか信州号”がギリギリで確保でき、
幸先の良い短い夏休みのスタート。台風も影響が無さそうだ。
新宿、午後11時出発。
7月26日(金)
午前6時半、白馬駅にバス到着。身支度を整え、猿倉行きのバスに
乗り換える。登山届けを提出し、8時、標高1250mの猿倉を後にする。
歩き出しすぐ、鹿と目があう。けもの道と人道が交差している。一瞬
ではあったが貴重な遭遇。思いのほかの好天と合わせ二重の幸せ。
小一時間で白馬尻山荘に到着。大雪渓の眺め素晴らしく、つい長居。
15分ほどで大雪渓。アイゼンを付ける。10時。風は冷たいが、
Tシャツで登頂開始。平日にもかかわらず、ガイドブックの写真で
見るのと同じ、人の列、列。蟻の大行進宜しく並んでいる。壮観。
ほどよくかかった雲と、青い空、雪、草木。雪を踏みしめながら、
1時間後、上から見る大雪渓も素晴らしく素晴らしい。大雪渓の左
上部では落石が常に発生していた。ガラガラと音が聞こえる。
ここから小雪渓までの方が辛かった。急登で人が多く、立ち止まり
ながらしか登れない。正午、お花畑の手前で昼食。日差しが暴力的に
強く、暑い。大雪渓の冷たい風が既に懐かしい。
お花畑の絶景の中を歩き、写真を撮り続ける。午後2時、村営白馬岳
頂上宿舎に到着。上部に向かって霧がでている。コーヒーブレイク。
霧が晴れた。眼前に白馬山荘!絵になる光景。登坂再開。
右に左にこまくさをめでながら、ぶらぶらと、本当にぶらぶらと
山荘を目指す。来て良かった。
観光地のような山荘にチェックイン。レストランで生ビールを戴く。
旨い!ワインも戴く。旨い!!
夕食後、雲が取れてきて夕焼けが素晴らしい。高知から来た団体と
交流しながらビールを重ねる。一畳に二名のスペースで就寝。
7月27日(土)
未明に天候を確認するが、満点の星。装備を身に付け、4時20分、
小屋出発。5時前に白馬岳山頂でご来光。眼前の剱はじめ、槍、
富士山、八ヶ岳、浅間。360度の視界。しばし目の保養。
三国境までの間で親子連れの雷鳥に出会う。眺望良く、歩き易い
稜線にこまくさ、わたすげ、ウルップ草、ちんぐるま、などが
彩をそえる。
7時前、小蓮華山頂で朝食。振り返ってみる白馬岳が素敵だ。
白馬大池が見えてきた。何と優雅な風景。心が和む。が、日差しは
更に強力に肌を焦がす。体力が奪われる程だ。白馬乗鞍を越え、
精神的に”終わった”と思ったのがいけなかった。栂池ゲレンデの
緩斜面を思ったのがいけなかった。思いのほかの厳しい下り。
天狗が原を過ぎ、もう終わりにしてくれ!と思った正午前、栂池
自然園にようやく到着。自然園の散歩より生ビールを選び乾杯!
ロープウェイとゴンドラを乗り継ぎ、下界の栂池へ。灼熱の暑さ。
ひと風呂浴び、再度、さわやか信州号にお世話となる。
教訓:日焼け止めと長袖は必需品。
<コースタイム>
07/26
白馬駅バス停0710-バス-0740猿倉0754-(鹿)-0850白馬尻山荘0930-
1000大雪渓1115-1200(昼)1245-1400村営白馬岳頂上宿舎1445-
1520白馬山荘
07/27
小屋0420-0450(御来光)0520-(雷鳥)-0600三国境0605-0645小蓮華0735-
0900白馬大池山荘0920-0945乗鞍0955-1050天狗が原1100-1145栂池
1. 大雪渓と登山者の列
2. 夜明けの月と剣岳
3. 白馬らしい稜線
4. チングルマの大群生