アルクK隊 Kanagon

K と P (Partner) のアルクK隊ブログ
  2010.05.22

燕岳

2001年10月27日 | 登山
【2011.08.11 投稿】

アルクK隊 登山報告
燕岳 
2001年10月27日~28日 
メンバー T婦人、Y嬢、E君、K隊(5名)  E車


2年ぶりの燕岳。今回は登山靴を買ったばかりの新メンバー3名と同行。
当然、山小屋泊も皆初体験。ただ、山は不慣れでも体力に自信のある
つわもの揃い。楽しみである。


10月27日(土)

早朝、豊科ICで中央道をおり中房温泉へ向かう。道中、紅葉が素晴らしく
好天と合わせ山行の期待が高まる。皆、ピカピカのザックと靴で身を固め
朝10時過ぎ、登頂開始。北アルプス三大急登をゆっくりと、確実に登る。
第一、第二ベンチを休憩無しでしっかりとした足取りで登る皆の体力に
感心。ペースを保って第三ベンチまで1時間半あまり。しばし休息。

慣れない山道に戸惑うことなく、皆楽しんでの登山。遅れるもの無く順調。
しかし、ここからが本番。さらなる急登が待っている。同じペースでも
早く感じる急坂。階段も多いが、八ヶ岳、富士山も見え足取りに力が戻る。
富士見ベンチを超え、合戦小屋、1時前。ここまで3時間を切る、立派な
歩きっぷり。皆、まだ元気。余裕を出し昼食は眺望の良い、合戦の頭と
決め、もう一頑張り。いきなり広がる展望。素晴らしい景色と昼食で腹を
満たし、目前の燕山荘に挑む。雪の全く無い夏道を初夏の様な日差しの中
進む。

山荘到着。いきなり目前に迫る槍。北アルプスの山々に出迎えられ、拍手!
皆、本当に嬉しそう。
小屋では2段ベットの一角を5人で確保。思ったよりゆったりで安心。

空身で燕岳山頂へ向かう。日差しは強いが風があり、肌寒い。3時半、
念願の山頂に立つ!登り始めて5時間半。皆を祝福するかの眺望。
富士山。甲斐駒、北岳を始めとした南アルプス。北アルプスは穂高連峰
から槍、つながる稜線は、立山、剣、遠くは鹿島槍、白馬。奥に妙高。
浅間、八ヶ岳。360度のパノラマに大満足。ここで念願の
コーヒーブレイク。最高の贅沢を味わう。至福の一杯。

小屋に戻り、宴会の準備をしてから落日を楽しむ。皆の笑顔が眩しい。
そしてビールが旨い。奈良の皆様から戴いた、焼き豚が旨い!美味しく
夕飯も戴く。そして、そしてオーナーの話とホルン。2年前は飲みすぎと
疲労でホルンの音を聞く前に寝ていた、念願のホルン。感激。
オーナーの話は本当に面白くためになり、燕山荘に惚れ直す。皆、同感。
談話室のテレビの予報では、明日は午後から雨。翌日の天候を気にしながら
もさらに杯を重ね、満点の星を満喫してから就寝。素晴らしい一日だった。


10月28日(日)

5時半、メンバーの声で起床。6時、ご来光。厚い雲に覆われているが
その間から美しい日差し。晴天とは違った、雲に映えるご来光。合掌。
朝食後、7時、去りがたい思いで小屋をあとにする。再訪を誓い下山。

燕岳山頂経由の東沢乗越ルートを諦め、登りルート戻ることに。この
ピストンが大正解。皆、下りには不安がある中、順調に高度を下げる。
よくこの道を登ったと自分達を誉めながら、歩を進める。第三ベンチ、
9時前。コーヒーブレイクの準備中に雪。ちらほらだが、間違いなく
降っている。大急ぎで荷物を片付け、ペースを上げ中房温泉を目指す。
第二ベンチを過ぎたあたりで雨になり、第一ベンチからは本格的に降り
始めた。が、メンバーに確認すると雨具装着より、一気に降りたいとの
返事。樹林帯が多く”よし”とばかりに本当に一気に降りる。

10時過ぎ、無事に中房温泉到着!ずぶ濡れになることなく、到着。
皆、傘をさし、ぶらぶらと駐車場に向かう。雨も後になればいい酒の
つまみの思い出。そう思えるほど、素敵なメンバーとの素晴らしい山行。
しかし、寒い。暖をとるため燕山荘経営、有明荘の温泉に向かう。
メンバーが燕山荘で買ったバンダナを見て、”燕山荘からお疲れ様で
した”との気持ちのいい出迎え。外湯も広く気持ちも体も温まる。

そしてガソリンスタンドへ直行。ガス欠寸前。本当に皆が安心する。
昼食は新そば。ワサビも地の物で旨い。
皆、心地よい疲れの中、渋滞の中央道で帰京。

教訓:1)ガソリンは林道に入る前に入れましょう。(深く反省)
2)下山、中止の勇気を持つ。英断でした。
追)メンバーの皆様、お疲れ様でした。素晴らしい体力に磨きをかけて
おいて下さい。道具もね。

記: K (山名指導:Kの相棒)


1. 一路、燕山荘へ


2. 山頂から降りてきて


3. 燕山荘からの槍と落陽

<相棒の山行記録 2011.08.23追記>

10/27
中房温泉 10:03 - 第一ベンチ 10:40 - 第二 11:03~11:05
- 第三 11:35~11:45 - 富士見ベンチ 12:20~12:25 -
合戦小屋 12:50~13:00 - 合戦の頭(昼食) 13:15~14:05 -
燕山荘 14:40~15:07 - 燕岳 15:30~16:10 - 燕山荘 16:35

10/28
日の出 06:05 - 燕山荘発 07:07 - 合戦の頭 07:40~07:50
- 合戦小屋 08:00 - 富士見ベンチ 08:30 - 第三 08:55 -
第二 09:30 - 第一 09:45 - 中房温泉 10:08 - 有明荘


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金峰山、瑞籬山 (交流山行)

2001年10月20日 | 登山
【2011.08.11 投稿】

アルクK隊 登山報告
金峰山・瑞籬山 2001年10月20日~21日
   (電車利用)
メンバー: 総勢11名(男性5、女性6) 順不同、敬称略
奈良組 K氏、F氏 
奈良くちなしの花の会 
 マユミさん、クミコさん Oさん Kさん Furukawaさん
<アルコ> M氏、Gabibo氏
<アルク> K隊2名


10月20日(土曜)

5時20分、M氏、Gabibo氏のお二人と立川駅で合流。大月、甲府
で各駅列車を乗り継ぎ小淵沢で奈良組と初顔合わせ。
華やいだ雰囲気に場が和む。みな、ベテランの風情。これからの山行に
期待が膨らむ。
小海線を信濃川上駅で下車しバスへ。運転手の好意で終点の川端下を
過ぎて、廻り目平まで運ばれる。舗装路歩きの1時間弱が無くなる幸先の
良いスタート。今回の山行に運を感じる。


1. 廻り目平の白樺と紅葉

夜行列車で殆ど睡眠がとれていないはずの奈良組、その疲れも見せずに
9時半、廻り目平をあとにする。順調に歩を進め11時、中ノ沢出合で
昼食。アルク・アルコは奈良組から笹寿司頂く。旨かった!山中で寿司
を食らったのは初体験。感謝。腹も満たし2時過ぎに金峰山小屋到着。
Gabiboペースでゆったりと登ったのと、Furukawaさんと賑やかに歩いたため、
疲労も余り感じない。小屋で茶を頂き、空身で山頂に3時過ぎ、到着。

早朝より雲ひとつ無い快晴に360度の眺望。目前に八ヶ岳、
その先に浅間山。南、中央、北、全アルプスに富士山、御岳山、
遠くには妙高と名山の数々が姿を現している。
満足、大満足。奈良の女神達のおかげか、雲が恐れをなして隠れたか。
いずれにせよ立ち去りがたい大パノラマ。五丈岩の威容も圧巻。


2. 山頂からの富士山

16時、小屋に戻りビールで乾杯。さすが”くちなしの花の会”。名に
たがわず静かに飲む、わけは無く、大宴会。大いに”くち”有り。
K氏の焼き豚に感涙、F氏の飲みっぷりに拍手。男性陣も
少数精鋭。お二人とも”山男=天狗”の風格。
M氏、Gabiboさんのアルコ勢も負けじと盛り上がる。楽しい!


3. 夕日に映える八ヶ岳

夕食は小屋のカレー。とっても美味しかった。Gabiboさんに心より感謝。
夫人の出産で小屋の人手が足りないから素泊まり、との予約時の話を
加藤さんが交渉。結局、食事を出してもらえる事となっていた。
自炊では大宴会の時間的余裕が無かったはず。
夕食後満天の星に感激。明日の好天を天の川に祈って就寝。


10月21日(日曜)

一転して深夜、曇天で星は見えず。ご来光も諦め、朝食後6時、出発。
巻き道で山頂を迂回し、大日小屋から富士見平小屋へ至る。

ここで空身になり、9時過ぎ、瑞籬山頂を目指す。
マユミさんの心強い応援も仰ぎFurukawaさんとK隊の4名で
”なめくじチーム”結成。
Furukawaさんの口癖より、勝手に今、命名。味のある名前である。

今までの比較的歩き易い道程と、空身。コースタイムも金峰山小屋の
掲示では、富士見平より山頂まで往復2時間半とあり、軽く考えていた。
が、大間違い。天鳥川よりは急登につぐ急登。ガレ、岩場あり。奇岩も
あり。登山者多く、道も大渋滞。それでもなめくじチームは着実に
歩を進め、2時間強で瑞牆山を制覇。曇天ではあるが眺望良く、
昨日と趣を異にした富士、八ツ、アルプス、が素晴らしい。


4. 瑞籬山頂から五丈岩を望む

”天狗チーム”と山頂での再会もつかの間、大混雑の頂上を後にし
下山開始。富士見平小屋で、1時からの昼食となる。
焼き豚がまだ一抱えもあり、アルコ・アルクの4名で山分け。
嬉しさで、また落涙。最後の瑞牆山荘目指し、荷物をまとめる。

ここからの紅葉は、山行の最後を飾るにふさわしく美しい。柔らかい
紅葉。赤も緑も黄も全てふんわりした風景。曇天の程よいあかりが
優しい空気を作り出している。


5. やわらかい紅葉

いつもなら辛い最後の下りも、目で楽しみながら気持ちよく散策。
2時過ぎ、瑞籬山荘到着。ここまでは車でこれるので観光地の賑わい。
バスを手配し、舗装路歩きの二時間を回避。快適に車窓から紅葉を
愛で、増富ラジウム鉱泉で汗を流す。再度バスで韮崎へ。

甲府で特急かいじに乗り換え。車中で宴会。梅酒にビール。ふんだんな
おつまみ。誰がこんなに持っていたんですか!
甲府でFurukawaさん、立川でアルコのお二人、新宿でF氏とお別れ。
残った皆様と新宿の焼き鳥横丁で最後の”飲み会”。これ以上ない
急登のはしごをあがり、二階席で貸切。酔っ払いが一丁あがり。
奈良組と最後の別れを惜しみ、来年の再会を誓い、帰路に着いた。
予感通り運にもメンバーにも恵まれた山行でした。

教訓: 山として金峰山は素晴らしかった。期待以上。更に期待
以上だったのは奈良組の皆様。是非、来年もご一緒したいものです。

記 K隊

<相棒の山行記録 2011.08.23追記>

10/20 (快晴)
立川駅 05:21 - 小淵沢 08:00 - 信濃川上 08:47 -
廻り目平 09:30 - 中沢出会い 11:00~12:00 -
金峰山小屋 14:15 - 山頂 15:03~15:30 - 小屋 16:00

10/21 (曇り)
小屋発 06:00 - 大日小屋 08:15 - 富士見平小屋 09:10 -
瑞籬山頂 11:08 - 瑞籬山荘 12:50 - 
富士見平小屋(昼食) 14:05 - 増富温泉 14:50~16:00


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千畳敷カールと木曽駒ケ岳

2001年10月13日 | 登山
【2011.08.04 投稿】

アルクK隊 登山報告
千畳敷カールから駒ケ岳へ
2001年10月13日~14日
K隊ふたり  自家用車


13日夕方、東京を出発し、駒ヶ根のホテルへ。
チェックイン後、鉄板焼きレストランで魚を食べる。
次回は絶対牛肉を食べると誓う。
望遠鏡のテストへ。満天の星だが良く見えない。


14日5時、駒ヶ根駅前からしらび平行き、臨時バス
に乗る。ロープウェイを経由して千畳敷カールへ。
宝剣岳から中岳へ至る。腱鞘炎の具合の悪い私を置いて
相棒は百名山の木曽駒ケ岳へ単独登頂!
千畳敷ホテルでソースカツ丼とトン汁定食を戴く。
足が完治したら完全制覇に再訪することを胸に、下山。
ロープウェイ乗り場は大混雑。12時を過ぎているのに
大勢が乗車待ち。早朝から行動したことに感謝。
バスでホテルまで戻り、車でひと風呂浴びに行き帰京。

教訓: 体鍛えて再挑戦!



1. 千畳敷カール



2. 筋雲


3. 木曽駒の山頂から

<相棒の山行記録 2011.08.23追記>

10/14
06:00 しらび平ロープウェイ乗り場
    中岳
    駒ケ岳
    中岳
11:30 千畳敷


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八ヶ岳 車山 乗鞍 (ドライブ)

2001年10月06日 | 旅行記
【2011.08.04 投稿】

アルクK隊 ドライブ報告
八ヶ岳・車山・乗鞍 
2001年10月6日~8日
K隊二人  自家用車

今回は歩かない紅葉巡りを計画した。


2001年10月6日(土)

三連休の渋滞を避けるため、竹橋の赤坂飯店で昼食に
坦々麺を食べてからゆっくり出かけることに。ここの坦々
麺は絶品。久しぶりに堪能する。
中央道のところどころに混雑が残っているが、思ったより
スムーズで、車山の宿までの時間がある。熟慮した末、
手前の諏訪南で降りる。2時半。天候良く、八ヶ岳の全景
を車窓から楽しみながら白樺湖へ。
車山でフランス料理を戴きながら、明日の天候を心配する。


2001年10月7日(日)

未明よりガスで何も見えない。しかたなく、ゆっくりと睡眠を
とり9時出発。登山では考えられないスロースタート。
文字通りの”霧”ヶ峰で視界の無いビーナスラインを扉峠
から下りる。よもぎこば林道経由松本へ。ここまでは順調。
松本からは上高地へ向かう全国のナンバープレートに
囲まれながら、こちらは乗鞍へ途中で左折。霧が峰に較べ
天候良く、雲間に時折日が差す。乗鞍の山頂が見えた。
この日に帰京する予定を変更して、乗鞍観光案内所で
宿を聞く。7000円の温泉付民宿を確保。なんと無計画な!
それほど、曇天にそびえる乗鞍の姿が美しかった。
民宿に不安を覚えながらも、車で上を目指す。すばらしい
紅葉に息をのみながら何度も車を止め(当然路肩駐車で
皆の迷惑)写真を撮る。肩の小屋登山道下方から大渋滞。
都内でもお目にかかれないほど全く動かない。1時間以上
かけて畳平駐車場、3時着。登りの大渋滞を横目に、一路
紹介された民宿へ。いい温泉だった。ちっさな風呂だが
お湯が良い。桜肉のさしみから、鴨肉の小鍋まで、料金
以上のボリュームの夕食。熱燗をいただいて、熟睡。


2001年10月8日(月)

ガスっており、真っ直ぐ帰路に着く。が、7月にオープン
したばかりの八ヶ岳リゾートアウトレットに小淵沢ICから
寄り道。10の時開店前なのに、人が多い。
晴れてはいないが、赤岳、横岳、阿弥陀が見えたので、
今度は八ヶ岳高原道路経由、清里へ。蕎麦が昼食。今度
こそ須玉ICへ。雨と渋滞の中央道を抜け、4時半、帰宅。

教訓: 写真を3枚添付しました。あー、腕が悪い!!

Kanagon記



1. 八ヶ岳遠景



2. 乗鞍の紅葉



3. 八ヶ岳南麓 東沢大橋





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