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良い工務店をどうやって見つけるの?

2010-11-11 11:07:15 | 換気、住宅
今週は、福岡、山口、広島と巡業の旅でした。

なかなか面白い話が出てきました。

福岡のビルダーでのスチームサウナ講習会に、青森のスタジオリッシュ福山社長に講演してもらいました。

何も分からない人は、設備の値段が高いのという質問が最初に出ます。

価格が安くて良い設備機器なんて、基本的には存在しません。

どうも、工務店で働いている人達、もしくは社長さん達は、コストが安く良いものを探していて、まがいものを掴ませられている。

結果、建材見本市で見つけてきた、バッタ商品を掴まされ、何処と比べても代わり映えのしない、センスのない建物になってしまっています。

これが、現在の工務店の置かれている状況です。

20棟、30棟クラスで生きてゆけるのは、差別化を徹底して、ハウスメーカー、地方ビルダーの手の届かない、建物性能、デザイン、建材商品、換気という独自のスタイルを確立しなければ、大手と、中小の戦いでは、必ず中小が負けます。

そんな不毛の戦いを挑んでいても、大手プレハブには勝てません。

建材見本市の住宅を造っていても、大手の仕入れコストには勝てませんし、デザイン性でもっと負けますし、営業ではもっともっと負けます。

頭の悪い工務店は、そのことに気付くべきです。

日本の97%の住宅の性能が、石油ファンヒーターを使っても問題なく、結露しても問題なく、カビが生えても問題なくこれた事実が物語っています。

話をスチームサウナ講習に戻しますが、良い品物で施主が使うことで、健康と美容に良い住宅であると言い切れない、弱さ、自信の無さは何処から来るの?

いつも、後ろ向きな質問、ネガティブな質問の背景は?

要するに、自分達が造っている住宅に自信が持てないからです。

良いも悪いも、性能、デザインは別として、自信を持っている工務店の社長が要る所は元気であります。

工務店は良いものを安くわざわざ売ることに慣れている。

良いものを良いから高く売って価値観を高める事が出来ない。

そうすると、施主に夢と、希望を与える家作りができない?

良いものにはお金を出す施主を掴まえられない。

福山社長は良いものをどうして安く売るの?安く売ったら施主に、夢と希望を与えられないと言いましたが、工務店の社員には伝わらない。

スチームサウナに入ったが温まらなかった、そうしたらどうして温度を上げてみないのか?汗をかかなかったから効果は?どうも、自分が売るために、何でも知ってやろうと言う気が無い、不思議な質問が出ます。

一番面白いのは、どうしてカタログが無いの?

これが、現在の工務店の姿が象徴されています。

建材見本市の住宅造りは、カタログが無いと成立しないのです。

カタログ無しで製品の良さ、効果、効能を、現在の工務店の営業、工務は誰も説明出来ない売れない情けない状態を分からない。

スーパーのチラシと同じ感覚で家を売っています。

住み心地、快適性、住宅性能はカタログ販売では伝えられません。

だから、結果として住宅性能をうたっている工務店より、安物のカタログ陳列住宅しか売れない状態であります。

要するに本物とは何かを知らない工務店、施主のお互いの化かし合いだから、勝手にしろと言う事でしょうか?

このレベルで、工務店がハウスメーカーが競合して、買わされる施主もこのレベルだから暴動も起きない、幸せな日本であります。

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