住宅の気密性能と換気の関係は、換気経路を明確にできるのには、C値1以下が望ましい。
これは、フランスのアルデ社が20年以上前から唱えてました。
その考え方を北海道に20年前持ち込み、北海道の工務店の気密レベル競争を激化させた時代もありました。
現在でも、隙間相当面積が0.1近辺なんて沢山います。これは、外張り断熱工法が普及したためでもあります。
北海道は外張り断熱よりも、充填断熱(内断熱)が主流であり、性能を出すためには気密シートの先張りなど、難しいと思われている施工も難なくこなす大工さんが沢山います。このような腕の在る大工さんを、都市部工務店でも冬場とか春先に使ってあげる事をお勧めいたします。
気密性能を上げると換気経路が明確になるのですが、木造住宅は潜水艦ではないので、構造体に隙間がばらついて存在します。そのために、第3種換気システムは、自然給気(壁に給気口を設ける)の機械排気ですから、隙間が無くなれば空気を取り入れるための給気口から100%の空気が入ってきそうですが、そうはいきません。
なぜなら、住宅の躯体に存在する隙間からの給気も発生します。その給気量は、隙間の大きさ、形状により増減します。
経験値ですが、0.5位の気密性能の住宅でも、給気口から入る空気の量は、40%位のものです。時々、給気口からの給気量が少ない!!と怒ってくる工務店がありますが、それは全ての換気量が給気口から入るためには、潜水艦かスペースシャトルのような完全気密にしないと不可能で、当然木造で潜水艦、スペースシャトルを造れないのはよくお解かりいただけるかと思います。
なんだか難しい話になってきましたが、こんな議論を20数年やってきても、本当の住宅性能を目指そうとすると商売が上手く行かなくなる。マニアックになると、その目指す性能を理解できる施主が少なくなるというジレンマがあります。
普通の人には、聞きたくない話かも知れませんが、快適な空気環境に住みたいと思うならば、勉強しないとこのような工務店にめぐり合えません!!
今日現在の平均隙間相当面積は、5平方センチ(平米辺り)が標準ですから、北海道の工務店の0.5平方センチに比べたら、凄い性能の差であります。
最近流行の、第1種(熱交換タイプ)は熱回収することから温度差のある地域ではかなりのメリットがあると思われます(単純に熱を回収するというメカニズムとすればの話)。
北海道のような、冬場の外の温度マイナス20度室温プラス20度であれば温度差40度ですから、暖めた室温を外に捨てるのはもったいないので、熱を少しでも回収したいという考えは当然です。
最初は、北欧で考えられたシステムなのは納得です。
しかし、日本では何故か?都市部(東京、神奈川、大阪)で流行してます。
これは、何のためなんでしょうか?
第1種は機械で給気と排気を同時に行いますから、捨てる空気と入れる空気は同じ量でバランスが取れなくてはいけません。
その性能を維持するためには、住宅の気密性能は限りなく高くなくてはいけません。
なぜなら、気密性能が悪い住宅ですと外的な要因で自然に住宅内が換気される可能性が出てきます。特に冬場、季節風が強い時期などで。
機械で換気する以外の自然換気部分は、熱交換されないので、その空気は室内でどんな悪さをするか分かりません。
第1種熱交換換気を付けるのであれば、それ相当の気密性能が住宅に求められています。
営業マンの、熱を回収でき省エネになりますなんて軽い話を鵜呑みにする人は、後でもっと大きな問題にぶち当たります。
これは、フランスのアルデ社が20年以上前から唱えてました。
その考え方を北海道に20年前持ち込み、北海道の工務店の気密レベル競争を激化させた時代もありました。
現在でも、隙間相当面積が0.1近辺なんて沢山います。これは、外張り断熱工法が普及したためでもあります。
北海道は外張り断熱よりも、充填断熱(内断熱)が主流であり、性能を出すためには気密シートの先張りなど、難しいと思われている施工も難なくこなす大工さんが沢山います。このような腕の在る大工さんを、都市部工務店でも冬場とか春先に使ってあげる事をお勧めいたします。
気密性能を上げると換気経路が明確になるのですが、木造住宅は潜水艦ではないので、構造体に隙間がばらついて存在します。そのために、第3種換気システムは、自然給気(壁に給気口を設ける)の機械排気ですから、隙間が無くなれば空気を取り入れるための給気口から100%の空気が入ってきそうですが、そうはいきません。
なぜなら、住宅の躯体に存在する隙間からの給気も発生します。その給気量は、隙間の大きさ、形状により増減します。
経験値ですが、0.5位の気密性能の住宅でも、給気口から入る空気の量は、40%位のものです。時々、給気口からの給気量が少ない!!と怒ってくる工務店がありますが、それは全ての換気量が給気口から入るためには、潜水艦かスペースシャトルのような完全気密にしないと不可能で、当然木造で潜水艦、スペースシャトルを造れないのはよくお解かりいただけるかと思います。
なんだか難しい話になってきましたが、こんな議論を20数年やってきても、本当の住宅性能を目指そうとすると商売が上手く行かなくなる。マニアックになると、その目指す性能を理解できる施主が少なくなるというジレンマがあります。
普通の人には、聞きたくない話かも知れませんが、快適な空気環境に住みたいと思うならば、勉強しないとこのような工務店にめぐり合えません!!
今日現在の平均隙間相当面積は、5平方センチ(平米辺り)が標準ですから、北海道の工務店の0.5平方センチに比べたら、凄い性能の差であります。
最近流行の、第1種(熱交換タイプ)は熱回収することから温度差のある地域ではかなりのメリットがあると思われます(単純に熱を回収するというメカニズムとすればの話)。
北海道のような、冬場の外の温度マイナス20度室温プラス20度であれば温度差40度ですから、暖めた室温を外に捨てるのはもったいないので、熱を少しでも回収したいという考えは当然です。
最初は、北欧で考えられたシステムなのは納得です。
しかし、日本では何故か?都市部(東京、神奈川、大阪)で流行してます。
これは、何のためなんでしょうか?
第1種は機械で給気と排気を同時に行いますから、捨てる空気と入れる空気は同じ量でバランスが取れなくてはいけません。
その性能を維持するためには、住宅の気密性能は限りなく高くなくてはいけません。
なぜなら、気密性能が悪い住宅ですと外的な要因で自然に住宅内が換気される可能性が出てきます。特に冬場、季節風が強い時期などで。
機械で換気する以外の自然換気部分は、熱交換されないので、その空気は室内でどんな悪さをするか分かりません。
第1種熱交換換気を付けるのであれば、それ相当の気密性能が住宅に求められています。
営業マンの、熱を回収でき省エネになりますなんて軽い話を鵜呑みにする人は、後でもっと大きな問題にぶち当たります。