無呼吸症の家に住むのは恐い  ~あなたの家は呼吸していない?!~

シックハウス、アトピー、小児ぜんそくは家の空気が原因かもしれません。皆さんの健康のお役にたつ情報をお届けします。

住宅の機械換気設置義務とは?

2020-11-15 08:46:45 | 換気、住宅
冬場に向かって、コロナの第三波が来てそうだとのことであります。

巷では、室内換気の重要性をテレビでも説明してますが、どの番組も扇風機の活用、窓開け換気といった、情けなくなるほど住宅の換気について知識がないという事が、証明されてきてます。

なぜか、我々も住宅換気システムを販売して30数年になりますが、見えない空気を動かすことの論理が、ほとんどの方が理解できない、理解できないからお金も払いたくない。

テレビで原始的な換気の方法を説明するのは、住宅換気についての認識があまりにも低すぎるから。

日本の住宅には、すでに2003年に新築住宅には機械換気の設置義務が法令化してます。

この法令は、シックハウス対策として住宅内部の揮発性有機化合物の発散に伴う,頭痛、吐き気、めまいなどの、揮発性有機化合物の発散による人的被害を軽減するために法令化されました。

その後、建材に含まれる揮発性有機化合物の濃度を法令化したために、減少してゆくわけです。

その結果として、住宅の機械換気システムは設置してればよいと言う流れができて、コストの安い機械換気システムが主流となり、住宅の機械換気システムは飾り的な役目だけになってしまいました。

築17年以前の住宅には機械換気システムが設置されています。働くかどうかは別としてですけど。

そのような住宅事情を知ってか知らずに、テレビで窓開け換気が重要だという事を言うのは、その機械換気の性能が悪いと知ってるからか?可笑しいと思いませんか?

折角設置された機械換気システムを無視した、事情知らずか、自分の住宅に機械換気システムが設置されてることも知らない、マスコミ、お医者さんがいかに多いことか!!!

マスコミなりお医者さんが、換気の重要性を謳うのは構いませんが、自宅に建築基準法で決められた機械換気設置がなされているのに、扇風機だ窓開けだた言うのはテレビでコメントを言う前に、住宅換気がそのレベルでしか認識が無く、ましてや自宅にそんな換気設備があるなんて知らなかったという事であります。

全く情けないことであります。

住宅換気設備販売業者としては、大いに反省しなくてはいけません!!

見えない空気の質の重要性は、こんな時に以外な形で教えてくれます。

水にはお金を払うが、空気にはお金は払いたくない!!

でも、空気が媒介する、呼吸器系の疾患に関して、原因を取り除くために、住宅の機械換気設備に投資することは、家族の健康と幸せを担保できる重要な設備であると認識して、今一度機械換気設備を見直してほしいと思います。

冬の換気とは?

2020-11-10 09:13:07 | 換気、住宅
また、コロナが生き吹き返してきたと、ワイドショー的には面白く、皆さんを怖がらせ
情報の垂れ流しが始まりそうです。
朝からワイドショーを見られる、お年寄り、主婦層に恐怖を覚えさせるには十分な効果が出てきます。

毎度ですが、冬でも換気は大切でありますと、言っています。

確かに、陽性者が家の中に同居するのであれば換気して、室内の空気環境を良好に保つ必要があります。

いかに、室内空気環境を良好に保つか?

窓を開けて換気する。窓を開けただけでは換気はできません。空気の通り道を作らないと空気は流れませんので換気はできません。

また、冬場は温度差換気が自然と行われます。窓を開けなくても、断熱不足の住宅が90%以上あるので、冷たい空気が壁、窓などの断熱不足の部位から侵入して、冷たい重たい冷気が壁、窓から部屋の床に落ちてきます。

結果として、暖かい室内空気は天井側に押し上げられる流れができます。これが温度差換気と言う自然現象であります。

これを、避けるため?床暖房が流行ります!!!

床、フロア面が暖かく、温度差換気を忘れさせてくれます。

床暖房が入ってる家は、基本的には断熱性能が悪い家であります!

性能が良い家は、床暖房が不快!な家であります。

床暖房は、床と天井の温度差が3度以上あると快適であります。

3度以内の高断熱、気密の家では、温度差が無く空気が上に上がっていかないと、もわっとした空気が、うっとうしく不快に感じられます。

北海道では20年前は、冬の業者展示会では床暖房業者が半分を占めてましたが、最近ではほとんど見かけられません。

東京から西と沖縄まで床暖房が流行であります。

この意味は、住宅の性能が悪い地域では、床暖房がこたつ代わりに流行ります。

この意味は、住宅が全館暖房できない証拠になります。

全館暖房(空調)できない住宅は、全館換気ができませんので、局所換気と言う壁掛け換気扇が付いています。

壁掛け換気扇が付いている家は、全館空調できない性能の悪い家で、冷暖房の燃費の悪い家であります。

室内に空気清浄機を設置しても、外からの自然換気を防げないので、役に立ちません。
このような家は、コロナ対策のために窓開け換気をしなくても、温度差換気で自然と換気してくれますから、心配ご無用であります。

逆に、窓を開けるために積極的に結露を増進するために、カビ生え、ダニが湧きその空気を吸う為に、コロナ対策のつもりが、別の原因で呼吸器系の病気になりかねません。

何のための、窓開け換気促進なのでしょうか???

このロジックが分からない人は、勉強不足であります。