無呼吸症の家に住むのは恐い  ~あなたの家は呼吸していない?!~

シックハウス、アトピー、小児ぜんそくは家の空気が原因かもしれません。皆さんの健康のお役にたつ情報をお届けします。

災害と浴槽文化とエコ

2011-03-22 12:38:22 | 換気、住宅
災害復旧に尽力されている人たち、不眠不休で避難者をお世話している皆様ご苦労様です。

災害時に必要なのは、まず水、電気、ガス、人によって順番が若干違うかも。

私は、まず水だ。

命を繋ぐのは水だ。

上水道のライフラインは、地震では以外と弱い。

自己防衛策としては?

庭にタンクを埋めて雨水をためる、庭が無ければ大きなプラスチックタンクに雨水を溜めておく。

浄水機能は必ず用意する、飲み水に使えるレベルにできるタイプ。

庭に埋めたら、汲みだすには揚水ポンプ必要、太陽光発電と蓄電池の組み合わせと非常用発電機。

ホンダから出ているボンベタイプ、ガソリンタイプが一般用には使いやすい。

お風呂に水を溜めておいても、地震で半分位は無くなる。

地下タンクは有効と考える。

断水になると、初めて水のありがたさが身にしみて分かる。

災害時に、ゆっくり浴槽に浸かって風呂に入ることはできない。

そんな余裕の水は何処にもない。

一番簡単なのはシャワーだ。

使う水の量は、お風呂に入る5分の一。

自衛隊がお風呂を設置するのは良いが、避難所の全員がゆっくり?入れない。

シャワーだと、お風呂より簡単。

使う水の量、設置もシャワーが簡単。

この際、災害地以外の方達もお風呂に入る生活習慣を変えたら?

スチームサウナに入ることにより上下水道代を安くしてお風呂に入らなくても凌げる生活習慣を身に付けるのには良い機会だ。

何度もこのコラムで言ってますが、浴槽習慣を週に1回2回にし、スチームサウナにすることで、水道代、燃料費の節約になり、エコで美容と健康に良い。

災害時でも非常用発電機と一人あたり5リッターの水を確保できれば、スチームサウナは使える。

お風呂=浴槽文化は非常時に無駄な水を使う非常識な設備になってしまう。

スチームサウナにした方が、お風呂に入るより短時間で体の芯まで温まる。

浴槽文化を見直す良い機会かも?

浴槽を取り払ってスチームサウナだけの生活なんてと思われる方も、節水、節電しながら健康的な生活を維持できる、スチームサウナを見直したら?

災害はいつやってくるか分からない。

日頃からエコな生活習慣を身に付けることにより、我慢できる許容量が増えると思いませんか?

誰かが先にやるより、自らが率先してやる。

それも誰にも知られずに。

自分ができないことを人に強制はできない。

自分は買いだめして、人には恥ずかしいから買いだめをするなと!

誰でしょうか?皆さん自分の胸に手を当てて?

やっぱり、俺かな?でもスチームサウナは何度も体験して、良さは実感してるぞ!!

熱交換の熱効率の意味

2011-03-11 09:40:13 | 換気、住宅
このような題の記事が、北海道住宅新聞の白井さんの所で書かれています。

内容が、今までの他社の取り上げ方より中身が面白い。

その中身と言うと。

最近工務店からの問い合わせで、熱交換に興味あるが、何を基準で選ぶのか?

普通一般の工務店、消費者は、熱交換=省エネ=偉いという単純な発想しか生まれない。

また、メーカーに洗脳された人がいて、何を言っても聞く耳をもたない工務店がいる。

なぜか?それらは、熱交換と単純排気型の換気の違いが、誰も理解してなく、単純な思い込みが優先された結果ではないかと?

その一番は、熱交換換気を導入すると本当に省エネになるのかという議論。

住宅の省エネを達成するためには、熱交換だけではない。

換気量を減らす事でも可能。

北海道では20年前くらいから熱交換が第3種換気にとって変わられた経緯がある。

理由は、掃除しないことで起こる、換気不良、結露問題であった。

また、換気能力の低い熱交換システムは、室内湿度を高く保ち省エネを実現する場合がある。

これは、換気本来の目的である空気清浄ではなく、空気汚染の結果の省エネという皮肉な副産物だ。

暖房システムだったら、温まらなければいい訳ができない。

換気は能力が半分に低下しても、特に大きな問題は起きない。

換気不良でクレームを付けるお客は、まずいない。

換気不良が実は熱を外に捨てないから省エネに物理的にはなってしまう熱交換システムを省エネ換気だと言ってる工務店がいる。

私は前から言ってるが、汚染された室内空気環境が省エネだと誤解か曲解か知らないが、知ったか振りして、お客に熱利用だけ強調するのはとても怖い話だと。

記事はさらに、省エネと空気質をどうやって両立させるかと。

熱交換換気に期待する理由。

暖房費用の節約、エネルギーの節約、暖房負荷の低減、給気の加温、暖房機能、ネームバリューなどが上げられる。

現在世の中の熱交換換気の評価が、ただ熱交換率??%だけで、争っている。

その評価は、換気機能の一部の数値でしか無いのに。

住宅に付けられた時は、その住宅の省エネ性を評価するのであって「熱交換効率」は
一部のパーツの性能に過ぎないことだ。

皆さんが熱交換効率をもてはやす理由は?

熱交換効率が?%だったら暖房費用を節約できるのか?

熱交換効率が?%なら、エネルギーを節約したと言えるのか?

熱交換効率が?%なら、暖房負荷が低減したと評価できるのですか?

熱交換効率が?%なら、給気加温の効果があると言えるのですか?

熱交換効率が?%なら、暖房として機能したといえるのですか?

熱交換効率が?%なら、ネームバリューがありと判断できるのですか?

上記で、普通の工務店が飛びつく数字は、熱交換効率90%だ!!!という理由だけだ。

他の数値を出せる工務店はいるのでしょうか?現存するのでしょうか?

暖房期間が7ヶ月、8ヶ月にもなる北海道では、暖房費の節約は、生活コストの圧縮に繋がる重要な課題だ。

他の圧縮要因を換気システムの他に探してみると、台所のレンジフード、トイレ浴室の換気、住宅の気密レベルによる自然換気など、単順に熱交換換気システムの熱交換効率?%だけで、家全体の熱回収効率と大きく違う数値になる。

この記事から読み取れるのは、頭の悪い工務店と消費者は、熱交換効率だけで熱交換換気システムを判断してると言う大きな間違いを起こしてる。

この中に書かれていないが、熱交換換気システムが存在する限り、頻繁なフィルター交換、メンテナンス、機械が壊れたら莫大な交換費用が掛かる事。

また、熱効率を優先したための空気汚染による健康被害、家の中のカビ、臭いの拡散、ウイルス菌のばら撒きなどが、裏に隠されている事は、誰も知る由もない。

皆さんは、この記事を読んで、熱交換システムを冷静に判断できる知識を持ち合わせていますか?

通り一辺の知識で工務店の単純な説明で、家族の健康と平和を守れますか?







家を買う人のためのセミナー

2011-03-02 08:45:10 | 換気、住宅
日曜日に青森で一般顧客向けのセミナーをやった。

今回は、スエーデンから建材屋の社長を連れてきた。

気候的にも似通っているが、デザイン的には北欧の家の方がシンプルで、長持ちする。

誤解していけないのは、日本の住宅が長持ちしないのは、基本の気候が多湿であるということ。

北欧、ヨーロッパ、アメリカは基本的には、日本より湿度が低い。

余計に気を使いながら、気密、断熱をすべきなのだが、大手ハウスメーカー、工務店にそのあたりの考えが抜けてるのが、最大の欠点。

基本性能を重視した施工、設計があれば、そんなに難しい話ではないが?

造る方も、買うほうも、その辺の考えが欠落してるため、寿命の短い家になってしまう。

断熱、気密、換気、冷暖房のバランスが取れていなくてはならない。

国は掛け声で、100年、200年住宅なんて言ってるが、そんな寿命がある建材品、電気用品が無い!!

ただでさえ、電気用品は10年後補給部品も製造打ち切りなのに。

基本的には、日本の住宅は、夏対策が基本で造られてきた。

最近は、高断熱、気密にすることにより、冷暖房が効率的に使えランニングコストが安くなる、

地球温暖化を防げるという事がでてきた。

密閉する事に慣れてない、住宅業者は適当に手加減するため本来の性能を出し切れず、中途半端な施工のため結露被害、カビ、臭いなどの問題が浮かび上がってきた。

本来手加減とは、最高のレベルまで到達したら、それから下はどのくらいでどうなるか分かってる。

問題は、最高を極めないくせに、もうこの辺でよかろうと勝手に判断するタイプが最悪だ。

自分で性能のレベルを勝手に判断する工務店が多すぎる。

買うほうも、そんな知識は無いから、工務店の言いなり。

今回のセミナーで感じたのは、工務店が一般の人に換気というものは何か説明出来ないこと。

皆さんの家の換気のコストは、たった5万以下ですよ!

そんな安くて大丈夫?と直ぐ反応が返ってきた。

家の値段が2000万も3000万するのに!!

やはり知れば、怖くなるのが正常だ。

これから、住宅展示場、工務店のモデルハウスを訪ねた時、壁掛けの換気扇だったら中に入る必要は無いですと言ったら、全員納得してた。

今回のセミナーに参加した人は、それだけでも怪しい住宅を掴まされなくて済む。

家族の平和と健康を守れるのは、自分達の正しい知識である事を忘れないように!!

後で泣きを見る確率がへります!!!!