無呼吸症の家に住むのは恐い  ~あなたの家は呼吸していない?!~

シックハウス、アトピー、小児ぜんそくは家の空気が原因かもしれません。皆さんの健康のお役にたつ情報をお届けします。

換気とウイルス

2020-02-21 10:37:02 | 換気、住宅
最近の住宅業界は、住宅の省エネのために空気を再循環させて、排出する空気のエネルギーを再利用する熱交換というタイプの換気システムが主流となっています。
我々は、20年も前から、汚染された室内空気を再利用することで起こる、室内の殺すことのできない菌の循環、臭い、水蒸気に含まれて移動できる細菌等を、どうやって空気清浄出来るかを問題にしてきました。
最近は、価格の安い熱交換換気システムが全館空調のシステムとの組み合わせで広く販売されています。
皆さんは、知らないけど、住宅メーカーからよく説明されてもわからないと言って、フィルターのメンテを怠っていると、フィルターに付着した、カビ、ダニの胞子、細菌などが再循環することにより、家族の中に体の調子を落とす人が出てくる可能性があります。
そのような換気システムのフィルターは繊維状のプラスチック、紙製だと思います。最低1か月に1度くらいは交換しないと、フィルターに付着した埃などで目詰まりをおこしてフィルターの役目をなさないことになっています。また、この時期花粉フィルターと言って、粒子の細かい花粉などを補足できるフィルター(へパと言われてる)も販売されてます。これは、最低1週間に一度交換しないと、10マイクロンの大きさの花粉粒子を補足するために網の目を極小さに作ってありますから、ハウスダストによってフィルターがブロックされて換気の機械が正常に動かない状態になっている可能性があります。
その結果、全館空調であれば、家の中に温度ムラ(暖かい、寒い場所がバラバラに存在する)ができます。その結果、結露が発生したり、換気不足が生じることにより室内にカビ、細菌が繁殖できる環境を作ることになります。高性能で価格の高いフィルターを、わざわざ取り付けて、結果として家族が健康を害したとしたら、本末転倒ではありませんか?
最近の、ウイルス騒ぎにより見えない空気がどんな中身の空気を運んでいるか皆さん考えたことありますか?
見えることができるのは物であれば、手洗い、手袋の着用で防げます。
皆さんマスクを買いだめして、市中ではマスク不足になっています。医者が言うようにマスクは、人に飛沫感染させないために使用して、防御のためには完全には防げないと言われてますが?皆さんは念のためにしてますよね。私だったら、人込み、電車以外だったら、2m以内に咳をする人が居なかったら、外の空気の方が綺麗でマスクする必要はないかもしれないと思っています。
このようなウイルス問題の状態で、自分の家を振り返ってみてください。もし細菌が家の中に侵入したら、ハウスダストに細菌が紛れていたら、花粉が家の中で滞留しているとしたら、ダニの死骸、カビ菌が家の空気中を飛んでいたら?みなさん、ぞーっとしませんか?
外に出る時はマスクをして、家に帰ったらマスクを外して安心できますか?
自分の住宅の換気システムの性能によって、家がマスクをして完全防備できてるか決まります。
皆さんの住んでいる住宅の、C値、断熱性能によって、有効な換気システムが設置されてますか?
自宅内部の空気の質に自信が持てますか?院内感染と同じように、家族全員がインフルにかかりませんか?毎年かかるようであれば、自宅内感染を疑ってください。
自分の住宅の換気システム?どのようなタイプ使っていますか?
第1種 熱交換換気システム(全熱(湿度も交換できる)、顕熱(温度だけ交換できる))
第2種 機械給気自然排気
第3種 自然給気機械排気
第4種 機械設備無し、内外温度差、風による換気(現在の大多数、自然任せ!!!)
追加
居室の壁に付けられる排気換気は第3種と分類します。最近は単純排気だけではなく、排気の機械の中で熱交換できる高価なタイプも販売を拡大してますが、日本では認定が取れてないので、どのように分類するのか、私はわかりません。
今日はここまで!人間として生きてゆくためには、空気は必要不可欠であります。
水にはお金を払うようになりました!自宅内部で空気汚染されていたらシャレになりません!
なぜ、住宅メーカーはお客の健康のために、見えない空気に対してお金を払わないのでしょうか?
それは、皆さんが住宅メーカーに要求してこなかったからです。このような騒ぎになってから気が付いても遅いのです!!
見えないところにお金を使う、それが人生の大半を過ごす室内空気環境に、住宅コストの1%も使われてないと知ったら、恐ろしいですね。皆さんが造った住宅メーカーを責めてください。自分の勉強不足を恥じてください。

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換気とウイルス問題

2020-02-20 14:48:00 | 換気、住宅
久しぶりに投稿します。今、コロナウイルスで世間は大騒ぎになっています。
どうやって感染するのか、マスクその他の予防対策は?等々です。
船の中で閉じ込められて、そのために感染が拡大した。その理由は、船内の換気設備が悪いから、感染が拡大した。タクシーに乗ったら窓を開けて換気する、寒くても我慢する(笑)。
テレビのコメンテーターは、換気がとても重要だと分かった等々。

私は、医者でもないし、細菌のことはわかりませんが、換気を商売としてきたので、換気という話であれば少しはわかります。
船であれば、デッキに出て自然の空気を吸う、タクシーで窓を開けて外の空気を吸う、家であれば窓を開けて空気を入れ替える。これは、自然換気と言います。
最近は、中国からPM2.5、黄砂等が風と共に運ばれてくるから、外の空気は昔より汚染されているという話が出ていました。
我々住宅業界では、15,6年前にシックハウス法により新築住宅には機械換気設備を設けなければならないという法律ができました。
この法律は、建材等に含まれている揮発性有機化合物を吸うことにより、呼吸障害、めまい、頭痛、吐き気などの病気を発症させる原因が住宅内部に存在するため、その原因を取り除くためにできた法律で、機械換気設備の義務化がなされました。
私が疑問に思うのは、最新鋭の豪華客船の換気システムが貧弱?もしくは換気設備がなかったなんてという、ふざけたコメントを言うTVコメンテーターにあきれ返ります。
最近のどんな安いホテルに泊まっても、機械換気設備は備わっています。
残念ながら、この業界見えない空気に対する、お客の反応が見える建材ほど無いため、なるべく安い換気機械設備を付けるのが常識になっています。
それこそ、素人に対して、興味のないことをあえて説明する必要もない訳です。
最新鋭の船には業務用の換気設備が備わっていたと思います。
感染が船の中で広がったのは、院内感染と同じ理屈だと思います。
部屋から出てはいけません、人と接触するのは2m離れてください、飛沫、接触、エアロゾル感染を防ぐためもっともだと思います。
残念ながら、船の換気設備、病院の換気設備も小屋裏ではダクトで部屋同士、空間同士が繋がっています。見えない空間で、換気ダクトを通じて繋がっている事を忘れています。
感染した患者を、陰圧室に入れると盛んに言ってました。陰圧(負圧)室は外から空気を吸う状態にしているから、常に陰圧になっているということ。しかし、外に捨てる時は?患者に汚染された空気を空気清浄してから排出しなければなりません。その時に、とうぜんフィルターを通過させて、滅菌、除菌してから捨てないといけませんね。それでなければ、その周りの空気汚染が発生してしまいます。その時の、使用するフィルターの種類、またフィルターの交換時期等、また、部屋から排出場所までのダクトの中の清掃はどうするのですか?
ダクトが清掃できず、フィルターの取り付け場所、交換、メンテをする人にも2次被ばくの可能性があります。
昔、アメリカで在郷軍人病という、換気不足により院内感染を起こし、肺炎で多数の人が無くなりました。省エネのために換気回数を減らしたため、換気量以上の人数か狭い部屋に入った場合、換気不足が起こり、肺炎菌を持った患者がその中に紛れ込んで、感染が拡大したと言われてます。
今回も、全く同じメカニズムだと思います。換気不足ではなく、ダクトを媒介してウイルス菌が拡散されたと思います。また、換気システムが、熱交換タイプであるために、端末のフィルターのメンテが十分ではなく、各部屋についてる天井排気ガラリ、給気ガラリに付着した菌、吸い込まれた空気に運ばれた細菌が十分でないフィルターをすすり抜けたり、フィルターに付着した細菌が、そこで増殖される空気環境(温度、湿度)だったりすれば、その傍にいる人が感染するのも不思議ではないと思います。
院内感染と同じ理屈は、省エネのために空気を循環させて使う、第1種熱交換タイプ(特に全熱交換)は、フィルターを通して空気を循環させるので、汚染された空気をフィルターに担保させるためです。
ウイルスの話が出てきて、省エネのために(たかが何百円の省エネ)為に、医者に掛かって、薬を買ったら、省エネなんか吹き飛んで行ってしまうということが分からない人が多すぎるためですね。
まだ、書きたいけど?
今日はここまで!!!!

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