無呼吸症の家に住むのは恐い  ~あなたの家は呼吸していない?!~

シックハウス、アトピー、小児ぜんそくは家の空気が原因かもしれません。皆さんの健康のお役にたつ情報をお届けします。

仕事納め

2009-12-26 15:50:50 | 換気、住宅
今日で仕事納めです。

本当の住宅とは、健康で快適な住宅とは、何ていう事で、色々書いてきました。

皆さんにとって役に立ったか、立たないか分かりません。

自分が、この業界で思ってきたことを書いています。

あくまでも、第三者として疑問に思うことを書いています。

住宅は簡単そうですが、掘り下げると難しい?

勉強した人と、しない人と、同じお金を払っても、住み心地に大きな差が出てくるのも真実です。

住宅に住んで、家族がバラバラになる人、健康を害する人など様々です。

なるべく、健康で幸せに住んでゆきたいと誰でも思います、なぜ全ての人が適わないのでしょうか?

たった3ヶ月でしたが、沢山の方に読んでいただき有難うございました。

皆さんにとって、良い年でありますようお祈りしております。

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太陽光発電とは?

2009-12-18 10:02:47 | 換気、住宅
太陽光発電の原理を少し説明します。

光を照射すると電気が発生する現象は、1839年にベクレルと言う人が発見しました。

その後、アインシュタインによって、科学的に証明されたのは1905年頃になりました。

光エネルギーから電気エネルギーに変換するのには、半導体の性質を応用しています。半導体結晶シリコンのPN接合を利用したものです。

太陽電池は、乾電池と違って電気をためる能力はありません。太陽電池は光を電気に変換する変換装置と単純に考えてください。

ただし、1954年当時の単結晶シリコン太陽電池の変換効率は6%でした。
当時は、人工衛星、灯台などに使われとても高価でした。

現在の単結晶シリコン太陽電池の変換効率は20~25%に向上しています。

ここまで来るのに約50年掛かっています。

太陽光発電(太陽光電池)は、光を効率的に吸収(捕集)する事が求められています。そのため、表面に無反射膜や凹凸つけています。

取り込まれた光は、内部の半導体に吸収され電子エネルギーに変換され、電子を沢山集めて、電極から取り出します。

効率よく電子を集めるためには、半導体の材質や絶縁膜などで電子エネルギーを熱エネルギーに変わるのを防ぐ役目も担っています。

この後太陽光電池の進歩は、通信衛星、軍事衛星、気象衛星などに搭載されるために、小さく軽量で効率の良さが求められ急速に開発が進みました。

ただし、単一材料で作られるシリコン(単結晶)とGaAs(単結晶)では25%が現在では最高効率であります。これから開発が進んだとしても、30%行くか行かないかだと考えられています。

太陽電池から電気を取り出すには、電極をつけて外部に電線を繋がなくてはなりません。また外部に設置するためには、自然現象に対しての対抗性も必要になります。

太陽電池自体は10センチ角位の大きさですが、大きな電力を取り出すには、沢山の電池をまとめて使わなくてはなりません。

太陽電池のの1ヶの名称は太陽電池セルと言います。太陽電池セルを集めて並べると、皆さんが知っている太陽電池モジュールという形になります。

太陽光モジュールには、セルと端子盤を繋いで電力を取り出せるようにしてあります。

受光面はガラスで覆い、隙間はコーキングし、アルミフレームで囲います。

このモジュールは約1m角で設置しやすくしてあります。これを何枚も並べる事を太陽電池アレイと呼んでいます。

太陽電池で出来る電気は直流です。太陽電池セルの電圧は使われる半導体の材料で決まります。

高電圧が必要な場合は、直列に繋ぎます。交流に変換する場合は、インバーターが必要となります。

日本の場合、家庭用やビル用は蓄電池を使わないで、電力会社の送電網(系統)に接続してます。発電量が少ないときは送電網から電力を買い、多い時は送電網に送り売電します。

現在は電力会社の送電網が蓄電池の役目を果たしています。ただし、自前の蓄電池(バッテリー)が無い場合は停電時には、何の役もたちません。

太陽電池セルそのものは、ほとんど経年変化はしません。太陽光モジュールは、フレーム、コーキング、電力を取り出す電線などの寿命の方が短いのであります。

外に置かれて、何十年持つのか、メンテナンスの費用なども課題であります。

現在の政府が目指している2030年に5300万KWになった時、今の送電網を整備しなおさないと、ユーザーからの売電量が増えると逆潮流が増えすぎて、売電(逆潮流)出来なくなる恐れがあります。

そのために電力会社は、送電網の整備、電圧調整装置、変圧器、大型の蓄電池(バッテリー)等の整備のため、電気代の値上げで資金を埋め合わせしなくてはならない事になる可能性があります。

自然エネルギーの全種全量買取を、政府が目指すのであれば、CO2削減のコスト負担は太陽光発電の売電で電気代が安くなった?と喜んではいられない事かも知れません。

太陽光発電を使わない住宅での電気代負担はさらに重くなる事は、確実であります。また、太陽光発電を付けた住宅での、メンテナンス、機器の取替え等のコストが加わるため、誰にも負担のしわ寄せは来ます。

それ以上に、CO2削減という人類のための崇高な思いが勝り、損得勘定抜きで考えて行かないと問題は解決しないのではないでしょうか?



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省エネとは?

2009-12-16 08:20:46 | 換気、住宅
省エネとは?

何回もこのコラムで書いておりますが、何度も言うのですが機械単一とか住宅の外張り断熱だ、その他の断熱だと言い合っても、省エネの本質は見えません。

要するに無駄な消費は止めましょうという、現在の日本が置かれている経済的な立場と何も変わらないと言う事ですよ!

無駄な電力消費(特に自動販売機、24時間コンビ二など)を無くす、供給過剰に慣れてきた生活をこの際改める。

そんなのはとても難しいと思われる方がほとんどだと思いますが?

例えば、熱交換システムですが、単純に20度Cの室内温度を70%戻せるとしたら14度で計算上戻ってきます。

でも、室内温度は20度なので14度の空気が天井から降りてきたら寒く感じます。

熱交換の給気口付近が黒くしみが出来るのは、温度差でしみが出来るわけです。

とすると、6度の温度を与えてあげないと室温に戻りません。

温度を運ぶためには、風量を増やさないと運べません。

2台のモーターを回して、熱源を調達しながら熱交換をする意義は何処にあるのでしょうか?

また、最初に給気、排気の2経路のダクトを設備するので、単純排気型の換気システムの倍のダクト長さが必要で、2台のモーターが廻り、給気に温度を与えてやら無いと冷たい空気が給気され、全熱の場合は頻繁なフィルター交換、モーターの寿命は熱交換で得られる熱回収コストの帳尻が合わない間に壊れて元が取れない。

住宅の熱損失も大きく、暖冷房もセットされずに自前だったらどうなるのでしょうか?

こんなシステムを、一般消費者は熱損失が少なく省エネですよと住宅メーカーの営業に言われれば、ああ!!そうですか、それは省エネだと飛びつく!!

何が本当で、何が嘘か誰にも分からない図式で、世の中では省エネだともてはやされてゆく現状を憂いてるのは、私だけでしょうか?

世の中は、もっとらしい事を言った方が勝ちで、真実を正確に伝えられない方が負ける不思議な世の中で、表面的な受けがいい軽い話がもてはやされる時代なのかもしれませんね。

何度も言いますが、空気の質はごまかせません。

聞こえのいい、熱回収イコール省エネの謳い文句の、化けの皮が剥がされた時、家族の誰かが健康被害が出てたとしたら、その時は遅いのですが?

システムは、何事も単純な方が良い、壊れにくく修理しやすい。

室内の空気、住宅の省エネなどの結果責任は、常に自己責任であります。







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住宅エネルギーの循環に於ける省エネ

2009-12-11 15:51:20 | 換気、住宅
太陽光発電について、性能の悪い住宅に付けても、売電する事によりセーブした電気代以上に、冷暖房の損失が大きければ、ざるで水をすくっているような無駄な、馬鹿げた話ですよと、このコラムで言い続けています。

太陽光発電でオーバーフローした電気は、売電するのではなく非常用またはバックアップ用にバッテリーに充電できる時代にならないと、KW¥48で売ることよりも、もっと有効に使える時代は来ません。

ただし、そのためには急速充電ができ、必要な時には急速放電できるバッテリーでなくてはいけません。

現在は、まだ販売されておりませんが、自動車用のバッテリーが急速に開発されていますので、遠くない将来に家庭で使える便利なバッテリーが出てくると思います。

そうなれば、換気の電力、その他大きな消費電力の掛からない電機器具に、夜間、曇りの日、停電、災害の時に自家電力として応用できます。

皆さんは、太陽光発電と言うと、売電で儲けようと言うステレオタイプな答えしか持ち合わせていません。

太陽光発電とバッテリーの組み合わせにより、常に停電のトラブルから回避できることのほうが重要であります。

地震の国で、災害が起これば電気が止まり、電気機器に生活を依存している現代社会において大きな不便を強いられてきたことは、過去の神戸、新潟を見れば良く分かると思います。

何が起きても、自宅の電源が確保されれば、電気製品は最低限可動します。

後は、水だけであります。非常用のタンクを庭に埋めて置くのは大変面白いと思っています。

災害時、停電した時、何が困るかまず電気、その次はトイレを流す水、飲料水であります。

これが準備できてあり、家屋が耐震構造で危険判定が出ない住宅であれば、悲惨な避難所生活から開放されます。

ドイツでは、雨水の再循環用に庭にタンクを埋めて、トイレ、その他に利用します。高度のろ過装置を付ければ災害時には、自衛隊の水に頼らなくても良いのです。

ここで忘れてならないのは、庭の雨水タンクをから水を汲み上げるのには、ポンプが必要でポンプを回すのには電気が必要であります。

ドイツのフライブルグで開かれる省エネ展では、十数年前からこのような展示が行われています。でも日本の工務店には人気が出ないツアーでした。

日本の、省エネは売電でいくら儲かるとか?というつまらない省エネの話がいつも出てきますが、レベルが低いのであります。

地震大国日本で、耐震構造ばかり言う消費者も勉強不足ですが、本当は災害時自分の家族をどのように守るか!

そのためには、どんな準備をしておかなければならないか、日本人は全く考えが表面的であるとつくづく思います。

危機感が乏しいのか?ノー天気なのか分かりませんが?太陽光発電、省エネ、耐震構造について、自分の考えをよく整理してください。

突然ヒートポンプだ、エコ給湯だと、メーカーは新しい機器を売り込みますが、皆さんにとって本当に必要なものは何か冷静に考えて欲しいものです。

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変わらぬ住宅の暖房設備

2009-12-09 16:24:05 | 換気、住宅
この季節になると、暖房器具を引っ張り出してきます。

しかし、何処へ行っても主流は石油ファンヒーターであります。まだ、石油ストーブも売っています。

やはり、灯油を使う暖房器具が安く手ごろであるのかな?

沢山の水蒸気とCO2を発生して、室内空気環境を悪くしても、現在の世の中では、ランニングコストの安い灯油暖房器具は手放せないのでしょうか?

CO2は室内空気環境を悪くします。

水蒸気は、室内の何処かで結露してカビを発せさせます。

その空気を、吸い続けるとどうなるのでしょうか?

新型インフルエンザは怖いけど、室内に生えたカビ菌の胞子を吸うことは怖くない?

何か矛盾してませんか?

健康より、安いものが一番なのでしょうか?

いつも話していますが、人間の臭いに対する感覚は鈍い?余り鋭いと日々の生活が出来なくなってしまう?

体も、初期の段階に何回かに別けて危険信号(痛み)を発信します。

それらに気が付かないと、痛みに対する反応が麻痺してきます。

病気の段階が高くなって引き返せないところへ来ると時限爆弾が爆発して、最終的な症状が現れます。

人間は、自分に都合よく解釈しながら、その段階を突き進みます。

早いか遅いかで、残りの人生の時間が決まります。

私も毎週、整体師の治療(病気の治療ではなく、体のバランスを整える治療)を受けていますが、毎週言われるのは、自分の癖で体を捻じ曲げたり、歩くバランスが悪かったり、お酒や、食べ物により内臓や体の様々な場所のバランスが崩れてしまいます。これは同時に免疫力の低下も招きます。

崩れた場所は、歪な形で動くためストレスが掛かり、最初は痛みを感じる事もあります。その、内物を言わぬ臓器となったり、バランスが崩れた状態が正常と認識する事により、痛みやバランスの悪さを忘れてゆきます。

次に気付いた時は、医者に掛かることになってしまうかもしれません。

石油暖房機の話ですが、このように何らかの体の異常に気が付かなく使い続けると、どのような事が人間の体に起こるのでしょうか?

室内の空気環境の悪化より、経済性重視による医療費の増加の方が保険があるから安心?

何か日本の現在の状況と同じではないかと、妙に日本人の曖昧な性格が、室内空気環境を真剣に考えない風潮と合致してしまうのは?

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