無呼吸症の家に住むのは恐い  ~あなたの家は呼吸していない?!~

シックハウス、アトピー、小児ぜんそくは家の空気が原因かもしれません。皆さんの健康のお役にたつ情報をお届けします。

水にはお金を出すが空気には出したくない?

2009-11-26 15:16:45 | 換気、住宅
誤解すると困りますが、全熱交換換気は住宅性能を限りなく出せて、なお施主がメンテナンスに限りなく気を配り、フィルターの性能がよく、頻繁にメンテナンスが出来る家庭でやっと可能であります。

それも、住宅が存在する限り、その高い意思と経済力を持ち続けられる人と家族でなければ維持管理をするのは無理であります。

基本的には、ビルや業務用で使われることを目的とした機械ではないでしょうか?

なぜ、住宅に全熱交換が必要なのか不思議です。

昔、全館空調システムを搭載して、電気代、メンテナンス代に悲鳴を上げた施主は、ほとんどが使用を止めてしまったことが思い出されます。

最近は、水はお金を出して買う人が増えました。

我々が子供時代は、夏はカルキ臭くて飲めないイメージが強いですが、最近は東京の水道局も、他の地域の水道局も、ペットボトル詰めて売り出すくらい、水道の水は美味しくなったそうであります。

時代も環境も変わってきたと言う事でありますが、空気に関しては水ほど関心が無いのは残念であります。

水と空気という、人間にとって必要不可欠なものに、もっと興味を持って欲しいのです。

空気と水がきれいな限界集落で、無医村の老人が長生き出来るそうです。

病院も医者も沢山いる都会の老人は、薬漬けで生かされ、最後は人工呼吸器でも生かされ続けます。

どちらが幸せか?なんて議論は不毛であります。

願いは、肉体的、精神的に最後まで健康でありたいと願うのは同じだということであります。

人間は、何か当事者になるまでは、自分には関係ないという傍観者であります。

当事者になった時の、驚きと嘆きは計り知れない物があります。

その時、そうすれば良かった、ああすれば良かったと後悔しても遅いということであります。

人生のもっとも長く住む場所の空気環境にもっと気を配ることを考えて欲しいと願います。


フィルターに家族の健康を委ねる?

2009-11-24 08:57:54 | 換気、住宅
全熱交換を使用している家庭で、どの位でフィルターの交換をしてるのでしょうか?

ウイルス、花粉などの極小な粒子を止めたければ、メッシュの細かいフィルターを使用します。フィルターが細かければ目詰まりは早くなります(自然の法則)、それを放置するとモーターに負荷が掛かり寿命が短くなります。

メッシュの細かいフィルターは、当然値段が高くなりますし、取替え頻度も多くなります。

これは、それだけ良いシステムを入れたら、メンテナンスの頻度も高く、コストも掛かるくらいの意識の人が付けているのは当然で、その結果省エネに繋がる、高貴な使命を望んだ訳です。

浮遊粉塵の量は家庭により異なりますが、朝晩の陽ざしがあるときに部屋の中を見てみると、驚くくらいホコリが舞っています。

人間の肺は、凄い機能を持っていると思います。上記のフィルター1枚で、家族の健康を委ねているのは、フィルターにものすごく信頼し、自分の肺の機能より上だと納得してるのでしょうか。

欧米の顕熱交換のプレフィルターでさえ(本体の前につけて大きな粉塵を除去するための)1m角のフィルターが10枚並んでいます。それを設置するスペースも大きな場所が必要であります。

日本のメーカー製のフィルターを見たら分かります。

第3種のような単純排気であれば、フィルターは、室内に大きな粉塵を入れない目的だけなので、性能はそれほど求められません。

全熱交換のような、室内の空気と湿度を循環させるフィルターの性能は、いい加減では済みません。

臭い、ウイルス、生活雑菌等を循環させながら、省エネを計る目的です。いい加減な性能であれば、自分達の生活が脅かされます。

皆さん、使用しているフィルターのスッペックを調べるのは大変です。

メッシュの細かさと、浮遊粉塵の大きさ、ウイルスの種類と大きさの全てが絡み合っているので、答えは出てきません。

また、テストの方法も単純なメッシュの大きさに仮定した粉塵の大きさを、ある圧力を掛けて抵抗値をはかり、捕集効率を試験します。

これは膨大な作業ですから、試験装置を持っているメーカーはほとんどが透析用のフィルターメーカー、汚染水を浄水に替える大手メーカーくらいしか試験できません。汎用品のフィルターの位置づけは、プレフィルターと同じで、メッシュの大きさであるサイズの粉塵を除去するという意味だけで、他の意味はありません。

いずれにしても、室内の顕熱、潜熱を同時に交換するのは、危険なのではないでしょうか?メーカーがどれ位の性能を真剣に求めていて、その性能を達成するためのフィルターは用意してるのでしょうか?

同じ例ではないのですが、24時間風呂は空気ではなく水を循環させてフィルターで浄化させて戻す中でレジオネラ菌がフィルターで培養されて、その水を間違って吸ってしまった老人が亡くなった事故です。

この事故以来、沸かし湯の循環温泉への目が厳しくなり、家庭用も大きな温泉の24時間循環風呂の販売も衰退してしまいました。

水と空気の違いだと思うでしょうが、潜熱を交換する全熱交換も同じくらい危険だと思えるのですが?

単純に空気を換気する方がシンプルで分かりやすいと思いませんか?

外から空気を入れて、室内を通過したら捨てる。

空気をもて遊んでも、しょせん見えない空気を縦横無尽動かそうと思っても、思う通りに行かないのです。

一番人間に必要な空気は、単純明快な換気で入れ替えるのが最適だと思いませんか?

湿度と換気

2009-11-19 13:33:11 | 換気、住宅
全熱交換を選択した過程の決め手を知りたいです。

私は怖くて使えないので、どんな言葉と、実証が決め手になったか?

全熱なので湿度(潜熱)と温度(顕熱)を交換して再利用するシステムです。

潜熱を交換すると、臭い、バクテリア、様々な浮遊菌なども同時に交換されてゆきます。

ここで、大事なのがフィルターという関所であります。

このフィルターの信頼度により、家族の健康と幸せが掛かっています。

自分達の健康がたった1枚のフィルターに寄りかかって守られるのです!!

どれほど凄い性能なんでしょうか?メーカーの人達と進めた工務店は自分で何年か実験台になったから大丈夫と言えるのでしょうか?

全熱交換ですから、病院、大きなビル、事務所等に使われています。

メンテナンスは、頻繁に行われています。ダクト内部も人が入り込める径で清掃もできます。

それでも、病院では院内感染を防ぐ事はできません。

欧米では、顕熱交換が主流で、全熱は業務用が主です。

日本のように住宅にこれほどの全熱交換が使われている国はありません。

なぜなんでしょうか?

湿度を戻す事のリスクより、湿度を高めたい欲求の方が強いという不思議な現象です。

普通に考えると、危険が潜んでいると思うのですが?

そのような空気が、1枚のフィルターを通過して清浄された気になって、室内の空気は美味しいなんて言ったら、それこそだれが責任を取るのでしょうか?

臭い、バクテリア、様々な浮遊菌を常に殺し続ける優秀なフィルターなんて存在するのでしょうか?

熱交換率も90,80,70%は、機械を動かした瞬間だけです。その後、目詰まりが始まり効率は落ちてゆきます。効率が落ちるとフィルターにあらゆる物が付着した状態での循環室内空気と新鮮空気をミックスされた空気を吸う事になります。

皆さん、夏に空気取り入れ口に蜘蛛の巣が張っていた時と、ゴミが付着した写真を見ると、絶対吸いたくないと思います。

問題は、目に見えるのであれば解決策があります。

しかし、フィルター1枚で、自分の健康を委ねるの?と問われれば、それはNOです。

今日はちょっと時間が無いのでここまで。

換気の続き

2009-11-18 14:29:54 | 換気、住宅
忙しく、なかなか更新できませんでした。

昨日北海道旭川の工務店と話していて、なぜ本州で全熱交換が流行るのか分からないと言ってました。

この工務店は、全熱交換の換気を標準で設備してますが、年5棟くらいだから、施主に対して決めの細かいサービスができ、メンテナンスも自分達ができるので責任持てるし、住宅性能もC値0.01台なので、とりあえず大きな問題はないと。

ただ、全熱交換にしてから7年位なので、まだはっきりと完全に問題ないか分からない。

ただ、メンテナンスを怠った家では、空気取り入れ口にくもの巣が張っていたり、フィルターが目詰まりしてたり、かなりの頻度でメンテナンスとフィルター交換をしないといけない。それをできない工務店が全熱交換を客に進めるのはリスクが大きいのではないかという意見でした。

本州で全熱交換するメリットが分からないと、その工務店の社長は言ってました。旭川でも相当研究した結果採用したけど、本州の東京なんかで、何の目的があるのか、コストは高い、メンテナンス頻度は高い、ランニングコストもモーター2台が常時廻っていて、コストを償却するのには北海道でも20年は掛かるのになぜ?

熱交換効率が70%だ80%だと言っても、新品同様でホコリ。塵、蜘蛛の巣がなく、給気ダクト内部も綺麗な状況であることが条件で、年数が経ち、メンテナンスに興味が薄れる、5年から10年後にも、全熱交換システムの全てが新品同様に整備され続けて、初めて20数年で元が取れるのです。それができなければ、蜘蛛の巣が張り、フィルターが目詰まりし、熱交換率は落ち、換気量の総量も落ち、湿度も循環させてるので、温度差が在るダクト内部ではカビが生え胞子が飛び交い、目に見えないウイルスが繁殖しという結果になります。

また、モーターの寿命は10年以降は、いつ壊れてもおかしくない状態になります。特にメンテナンスを怠ると、フィルター部分の目詰まりがモーターの負荷になりますので、寿命がもっと短くなります。20年経たずにモーターが壊れる確率は約95%以上あります。

そうすると、新しい機械と交換することになりますから、永遠に熱交換システムで設備費の元を取り返すことは不可能であります。
これは、何度も言っていますが太陽光発電でも同じ事がいえます。

机上の計算値は間違いなく省エネです。国も役所も、大学の先生もお墨付きの計算方式は確立されています。生活する人の健康値と幸福度、精神的、肉体的なストレス度などは数式に入っていません。先程述べた潜在的な危険度がある、全熱交換を付けた家での精神的、肉体的、経済的に健康を維持できる保証があるのであればは何処から来るのでしょうか?教えて欲しいものです。

自分達の知らない分野、目に見えない分野を、専門家と信用し、ハウスメーカーの営業マン、工務店の社長の意見に白紙委任をするのはとても危険だと思いませんか?

大枚をはたいて一生で一番大きな買い物をする割には、スーパーで買い物するのと同じ感覚では、泣きを見るのはいつも消費者です。

健康被害、家庭不和が起きてからでは遅いのです。

住宅内部の健康被害は、シックハウス症のように化学物質過敏症で反応がでるので分かりますが、潜在的に空気環境により健康被害は目立った症状は無く、特に問題化されないため、家族の何が健康被害か原因が分からない場合は、室内にカビ、ダニ、抜けない臭いなどがある場合は、換気を疑ってもおかしくは無い?

換気システムが全熱交換で、省エネになりますし、乾燥も防げますよと言われたら、一般の人は、ああ!!それは良いですね!と言いますし、太陽光発電、エコ給湯までプラスされたら、これ以上は無い!!と思うのが当然であります。

水蒸気を室内で循環させる事は、素人の人にとっては危険な可能性を秘めてると思います。極端な言い方をすれば、換気本体に加湿器を付けたの同じであります。

システムの、フィルターのメンテナンス、給気ダクトのメンテナンスを、素人に責任を持たせるのには危険が伴うと思いますが?でも、取り付けた施主の責任論だから自己責任という事で、メーカーと工務店は逃げられると思いますが?

こういうことを知らなければ、省エネ、無駄に室温を捨てるのは勿体ないから、全熱交換が良いと思いますが?室内で循環される空気と湿度が綺麗で問題ないとする勇気がある人と省エネに協力したい人は、どんどん使ってください。

この商売を20年近くやって来た私は、使いたくはありません。

住宅の換気は、最短距離で入れて、汚れたら速やかに室外に出すシステムがシンプルで解りやすい!!

一般の人に、ハイレベル(ビル用の換気システム)を持ち込んで業務用のようなメンテナンス契約、ダクト内部清掃(業務用は映画で出てくるように内部清掃ができる)を求めても大変です。

それでも、病院では院内感染を防止できないです。アメリカの在郷軍人の集いで空調を介して空気汚染があり、多数の老人が亡くなった、在郷軍人病としても有名になりました。

見えない空気を素人がもて遊んでも、ろくなことは無い、フィルターメーカーと機械メーカーを喜ばすだけで、家族の幸せと健康を保証してくれてる訳ではありません。


工務店、ハウスメーカーへの疑問?

2009-11-12 13:33:35 | 換気、住宅
ある工務店の会に参加してきました。

中小工務店の集まりですが、皆さん住宅性能はしっかりと出されています。

話題の中心は、長期優良住宅、太陽光発電の補助金を積極的に受けようとするグループ。

情報に乗り遅れて、何もできないグループと二分された印象がしました。

中小工務店は、社長の情報活動により大きな差がでて来る事が、いまさらながら思い知りました。

ただ疑問に思ったのは、住宅性能を上げた中小工務店が、次の一手に対してどのように進めたらよいか良く分かってない?または、性能以外の住宅ソフトに関してのノウハウが無い。

換気に関しても、昔より興味が薄れている、自分の住宅レベルを上げておきながら室内空気環境に関しての関心が薄れたのかな?

やはり、見えない空気に関して自信を持って語ることができないし、自信をもって施主に言える工務店の社長が少なくなったような気がしました。

また、思い込み?が大きく、自分がやっている事に自信がある社長は、換気よりも補助金を貰う活動の方が施主を説得しやすいという合理的な考えが顕著でありました。

当然、受注を伸ばしているのは、このような工務店であります。

当然と言えば当然ですが、室内空気環境にももっと関心を持ってもらいたいと思いました。

室内空気環境を施主に訴えかける中小工務店がいないことは無いのですが?

それが判を押したように、全熱交換換気システム派なのです。

それも、温度差の無い東京とか大都市圏であります。

その大前提は、乾燥度合を緩めたい、外の空気を浄化して室内に取り込みたいと言うことみたいです。

室内に取り入れる空気、室内を循環する空気の両方を、常にフィルターを通過させた空気を人間様が吸うことになります。

外から取り入れる空気のフィルターは、花粉時期になるべく入れたくないと思えば目の細かいフィルターを使います。当然、花粉より大きな浮遊粉塵により目詰まりが早くなります。当然取替え頻度が早まり、遅くなればゴミの間を通過した空気を吸うことになります。

熱交換の場合出る空気と入る空気が同量でありますので、機械を通過する空気量以外の自然換気の部分をどう制御するか、できるかは住宅の気密性能によるところが大きくなります。

では、住宅に存在する隙間からの自然換気、玄関ドア、窓の開閉の開閉による、フィルターを通過しない空気の制御はどうするのでしょうか?

クリーンルームと同じように、玄関、窓、他の外気と接点には全て外気遮断室を設け、エアシャワー等で花粉、その他の外気に関わって入ってくる物質を排除しなければなりません。

こりゃ凄いことになりそうですね!でも、そこまでする人は皆無であります。

では、なぜ外気をクリーンにするために1箇所から住宅内部に空気を取り入れなくてはいけないのか、私には分かりません。

一般的な外気を徹底的に遮断は出来ませんし、洗濯物を外に干す家が全熱交換を使っていたら笑いものであります。

外気だから笑って済ませられるかもしれません。

今日はちょっと時間が無いので、続きは明日へ?