無呼吸症の家に住むのは恐い  ~あなたの家は呼吸していない?!~

シックハウス、アトピー、小児ぜんそくは家の空気が原因かもしれません。皆さんの健康のお役にたつ情報をお届けします。

寒い理由?

2010-11-30 15:23:07 | 換気、住宅
またまた、全熱交換の話題です。

友達からまた質問が来ました。

全熱交換の吹き出し口から寒い空気が出てくる?

暖房に変えるとちゃんと暖かい空気がでてくる?

換気モードだけでは、熱交換の交換率ですから、20度の70%であれば14度です。

室内が20度近くであれば、14度の吹き出しは寒く感じるのは当然であります。

そのまま換気モードにしておくと、温度差で吹き出し口周りが黒ずんできます。

天井ですから、気をつけないと吹き出し口は、全て黒くなります。

床暖房が快適な室内上下温度差の部屋であれば、吹き出し口の温度は寒く感じるのは当然であります。

そんな単純な話さえしないで、熱損失が少なく省エネですといって薦める工務店の頭はどんなレベルなんでしょうか?

どうも、熱損失と流行で全熱交換が進められるのは、5年、10年後にメンテナンス用のフィルターの在庫?、ダクトの清掃、2台廻っているモーターのメンテナンス交換等の費用も換算して、本当に省エネで、住んでる人に素晴らしい空気環境を提供できるのでしょうか?

住む人に多大な負担が掛かりながら、住んでる人が自主的に、積極的に関与しないと全熱交換の性能が維持できない事を伝えないでに売ることは、かなり詐欺的な話だと思いますが?

フィルターは極端な話2週間に1回位変えないと熱交換率は落ちます。

でも、そんな頻繁に替える人はいません、おそらく1年1回替えたら優秀であります。

開けた時は、フィルターが黒ずんでホコリが沢山付着してることでしょう。

決して驚かないで下さい。

メーカーは1年に一度で済む高性能フィルターとか、花粉除去機能とか何とか言ってますが、本当にそんな性能あるの?

そんなことを信じてメンテナンスを疎かにしたら、しっぺ返しは住んでいる人に来ます。

熱交換と24時間風呂は基本的には同じ考えです。

結果24時間風呂はフィルター劣化によりレジオネラ菌が繁殖して、温泉でお年寄りが亡くなった後、急速にすたれました。

日本はなにか事故があるまでは、流行りますが、皆さんもそれまでは信用して使うことになるのでしょうが、さて結果は5年、10年後に分かります。

省エネと熱収支だけで薦める工務店と日本の学者連中は人ごとだから関係ないで済むわけです。

自分達の結構自宅には、単純な3種の換気を使っていたら笑える話であります。

知らないのは、室内の熱を再利用して、エネルギーコストを抑えられますなんていう言葉を信じて買う消費者だけであります。

いつも騙されるのは、消費者である事を忘れない方が良いと、忠告しても誰も分かりません。

結果責任は常に買う側であります。

家族の健康と引き換えに、高いメンテナンス、結果として電気代を払うのは消費者であります。

本当に幸せな、脳天気な日本であります。