住宅を買うときの判断とは？

皆さんは住宅を選ぶ判断は？

コスト、立地条件、デザイン、機能、性能のどれが、一番の基準でしょうか？

広島の工務店は、デザインがもっとも優先されて、機能、性能は、その後付いてくると。

やはり住みたいと思う、デザインが顧客に支持される。

ただし、顧客側には明確なデザインコンセプトは無い。

そのデザインも人によって千差万別だ。

洋風が良いか、和風が良いか、折衷タイプが良いのか、それとも設計事務に頼んでオリジナル住宅を造るのか？

自宅を何度も建てられる人は少ない。

建ててから、買ってから後悔する人は多い。

自分がどんな家に住みたいか知ってる人は少ない。

自分のライフスタイルを知らない人が多い。

いい家を建てたり、買ったりできる人は、自分を知ってる人だ。

家族を知ってる人だ。

ディズニーランドは、夢と異次元空間を体験できる。

冷静に考えれば、玄関を一歩入った時点で、自分の空間を占有できる。

その空間とは？

その空間は、広く見えれば見えるほど落ち着く。

狭い土地に建てる家は、その空間造りができてるかが勝負だ。

無駄の家具、置物に占有されてる、収納上手になれない間取り、空間は無いか？

思い切って断捨離できるか？

広々とした空間にゆっくりと過ごせる時間が、心のゆとりを生み、家族の絆が深まる。

日本の住宅は、買ったとき、新築時が１００％満足できてる。

時間の経過と共に、満足度が減ってゆく、２５年も住むと愛着も湧かない、手入れもしたくない、早く壊して立て替えたいとしか思えない住宅が９０％以上だ！！

住宅が資産として残らない。

大きな負債を２５年掛けて作るという馬鹿な住宅造りは考え直した方が良い！

誰もが壊したくない、手放したくない、住み続けてゆきたいと思う、資産価値のあるデザインとは？

シンプルな間取りでメンテナンスがしやすく（クロス、新建材が少ない）、飽きの来ない素材を使うことができるか？

我々は空気を売る換気屋だが、やはりコンセプトはシンプルな第３種換気だ。

要するに素材の良いものをシンプルに使う住宅造りが、結局は飽きがこない！

ごてごてこね回した住宅は、建てた本人以外は誰も住みたくない。

そんな住宅が、最初金が掛かっても資産価値の無い住宅だ！

分譲、建売も同じようなものか？

それは、家を買ったのではなく、自分達の都合を買ったのだ！

自分達の都合は、当然資産価値は生まない。

今までのような土地神話は、もうやってこない。

家を建てたり、買ったりするのは、都合や事情で買うべきではない。

後で泣くのは、そんな連中だ！

夏場の換気（続）

扇風機とエアーサーキュレーターの使い分けが大事だと、昨日言ったが。

皆さんは、特に何も感じないと思うが？

室内の空気を攪拌すると、当然ホコリ、ダニの死骸、カビ菌が室内を飛び交う。

その中に、アスペルギルス　ニガー（クロ麹カビ）が多く飛び交っている可能性がある。

麹と言えば、酒、味噌、その他日本文化の食べ物に多く使われている、常在菌だ。

ただし全てのクロ麹カビが良いわけではない。

一部は人に対する病原性を持つ。肺、鼻腔など体の内部に感染する。ただし健常者は発病する事はない。（ウィキペディア）

特に熱交換用に用いられてる、内面不繊維ダクトはカビが培養されるのには好都合。

高温多湿でカビ菌が活動するにはもってこいだ。

それを餌にダニが繁殖してくる。

ハウスダストとダニ、カビ菌が扇風機で室内に攪拌されて、食べ物、衣服、体に付着する。

人の目には見えないから、皆さん能天気。

放射能汚染も知らずに忍び寄ってくる。

家の中の換気が上手く働かない住宅（日本の９０％以上だが）に住んでいる訳だから、ほとんどの日本人はこのような状況に家族の健康をゆだねてる。

換気に気を使わず、放射能汚染とAKBか、韓流か、肉のセシウム汚染か、よりも日々日常が危険にさらされてるのに。

まあ、見えないことは恐ろしさも半減以下だから、ほとんどの人は健常者だから構わない。

こういう問題は、常に弱者に降りかかる。

子供、老人、妊婦、病気を持っている人。

健常者の視点で、関心も興味を持たないのは勝手だが、弱者は常に危険にさらされている事を忘れずに！！

今年の秋は、小児ぜん息、アトピー、皮膚病が流行らない事を祈るのみ。

クラーの掛けすぎで風邪をひく方がまだましかも。

問題は、室内の相対湿度だ、高気密、高断熱住宅以外で室内の湿度を限りなく５０％以下にすることは不可能だ。

こういう時に、住宅の性能が発揮されてくる。

一般の低気密、低断熱住宅に住んでいる人は、冷房を掛けても止めたらすぐ暑くなるので、最初から掛けない方が良いかも。

電気代も節約できるし、扇風機だと室内のハウスダスト、カビ、ダニを撒き散らしながら生活してる図式だ。

それであれば、窓を開けながら扇風機を廻すのが良いかも？

防犯上の問題を抜きにして。

性能の低い住宅に住んでいると、換気は上手く働かない、冷房効果も少ない、暖房効果も少ない。

そんな住宅を何で選んだの。

勉強不足の付けが、後からやってくる。

夏場の換気とは「続」

夏場の換気と言いながら、電力の話に向かってしまった。

夏場の換気の重要性は？

室内の熱と湿気を、逃がすのが重要だ。

今年は冷房の掛け過ぎは無いかと思うが？

節電の行き過ぎで、熱中症が心配というマスコミの情報が先行したため、扇風機が馬鹿売れだそな。

夏場のエアコンの設定温度を２７度だ２８度だと言ってるが、なんかオカシイ！

冷房の温度なんて、２７、２８度と決めるのではなく、室外温度と室内温度を３度差をつけるだけでいい。

これに慣れると、冷やしすぎにならない。

どうも、設定温度の呪縛があるのは良くない！

湿度も４０％以下は良くないとか言うが、室内の相対湿度が高い方が、ダニ、カビの繁殖のお手伝いをしてるのに、その辺が一般の方は湿度が高い方が良いと思ってる。

扇風機のファンよりも、サーキュレーターの方が目的の場所に冷気を送れる可能性がある。

絶対ではないが、扇風機よりも効率が良い。

そうしたら、サーキュレーターが飛ぶように売れてるそうで、無印品なんかは品切れだそうな。

知ってる奴は知ってるなと思わせる。

扇風機のプロペラファンの形状よりターボファンの形状をしてるサーキュレーターの方が冷気を飛ばす方向性が決められる。

ただし万能ではない。

空気は物体に沿って流れるとスピードが加速できる、この原理で飛行機は空を飛ぶことがでる。

コアンダ効果と言われ、物体にたいして粘性が生じながら流れるようになること。

部屋の中央で廻っている扇風機を壁に沿わせて廻せば隣の部屋に無駄なく空気を送れる。

もしくは、ダクトのような筒を通すと、遠くに送れる。

冷房の冷気は重たいので、どうしても噴出し口から壁を沿って下に流れる。

だから、吹き出し口よりも、下のフロアが冷たくなる。

扇風機を床に沿わして廻した方が、冷気を伝搬できる。

畳や絨毯よりフローリングの方が効率は良い。

少ないエアコンで効率よく部屋を冷やすには、ファンの種類と物体を通じて空気を流す事を考えれば、俄然効率は良くなる。

こんな単純なことさえ知らない人が多すぎる。

難しいことを知ってる人が多い中、マスコミもこんな単純な話もしない。

生活の知恵と言うが、こんなこと考えれば分かるよな！

頭の良い人が、ひねりすぎて全熱交換に走るのが良く分かる。

頭の悪い我々は、単純で空気が汚くなったら捨てる。

空気の再利用は、カビ、ダニ、ウイルス菌を効率よく殺せる方法が見つかるまで、要らないな。

要するに、部屋の中で単に扇風機を廻しても、空気を攪拌するだけで、効率よく冷気を伝搬できない。

夏場の換気

今年の夏は、暑い夏になりそうだ。

原発事故が、いまだに解決の兆しを見せてない。

電力不足というトラウマを使って、原子力発電を全て止めるのは、マズイという国の方針が見え隠れするところ、管首相が突然直球を投げた。

これで、当分原発の再開はなくなった。

本当に、夏に各地域で停電騒ぎが起こるのか。

もし起こらなかったら、原発の再開は永久に難しいかも。

もし起こったら、自然エネルギーへの転換までの間、運転再開を認めるのか。

豊かさに慣れてきた国民が耐久生活に我慢できるか。

CO2削減の最大の武器であった原発が使えないとすれば、代替に使う電力ソースは？

山間部と海に囲まれた島国日本で、風力、太陽光にどれだけのスペースを割けるのか。

原発と同じ３０％の国内電力を賄うためにどれ位の投資が必要で、それらのクリーンエネルギーのコストはどの位、国民が負担するのか。

前にも述べましたが、電力会社が経営不安もしくは倒産すると、電力の自由化の前に、一旦国策ににして送電線網を国が買い取る事が必要では？

なぜなら、送電線網がないと電気を送ることも買い取る事もできない。

送電線網の網に近い場所に、新しい自然エネルギーのインフラを整備できるのか？

そのコストは、国民が払う。

原発を終わらせるのにも、１０年の期間が必要だ。

捨てるのも、新規も膨大な金が掛かる。

全ての国民が納得することはありえない、こんな議論が次の１０年間続いてゆくのは大変だ。

多分国内に新規産業は起こせないかも。

電力制限がある後進国みたいになると、工業生産は成り立たなくなる。

繋ぎに代替電力と言っても、原発しかないけど、どうするの？

日本はこういう時、さらに省エネ家電、生産ラインを見つけて生き延びてきた、その力を信じるしかない。

住宅も、仮設住宅のような雨漏り、エアコンが効かない、音が聞こえるような、レベルの低い住宅から、省エネ住宅にシフトしないととても賄えない。

高気密、高断熱住宅は当たり前、少ないエネルギーで、夏涼しく、冬暖かい住宅なんて当然だ。

間欠運転で、家にいるときだけ熱交換の換気が廻っているのでは、熱収支を基本に考えたら、馬鹿馬鹿しい！

それならば、単純に排気しほうが効率が良い。

机上の計算で熱収支が良いと思えるのは素人だ。

実際２台のモーターが廻って、ダクトが給排２系統配管されて、人がいるときだけ熱交換機が廻って回収できるエネルギーはどれほど？

策を労しすぎると、落とし穴にはいります、空気を縦横無尽に動かせて、清潔に保つすべを知ってる人はどくらい？

私のように住宅換気一筋に２５年も商売してても、自由に空気なんて動かせません。

そんなこと言ったら、空気にしっぺ返しされます。

空気は汚くなったら素直に捨てる、新鮮な」空気を入れる、住宅内部でぐるぐる廻しはしたくない。

２４時間風呂の再現は厭だ！！

あと４年５年後が怖い。

原発の放射能汚染を怖がっている、若い奥様方、室内のカビ、ダニ、ハウスダストで子供が汚染されてるかも。

外の放射能測定器も大事だが、室内の空気質の検査ももっと大事だと思うが？

まあ、目先のトピックに食いつく日本人らしいが、外も中も汚染された場所に住んでるとしたら、怖さは倍増すると思いませんか？

それほど、住宅の換気システムは大事なのに、誰も深く考えない。

マスコミのシャワー情報の中に、住宅換気は入ってないからだな。

こんなに健康と密接にリンクしてるのに、知ってる人は偉い。

知らない人たちは、自分の家族の健康を担保にして生活してる、タイトロープ上だ！

落ちた時が怖い、知ったときが怖い！！

何も知らないのが幸福かも？