京都ホリスティックアロマセラピストてんてんの ~幸せの風日記~

生きることは愉しいことヽ(^。^)ノ~起こること・・すべては愛~

一番大切なこと・・・

2009-10-31 18:28:05 | アロマトリートメント

昨夜は11/11(水)ディプロマ試験を目前に控えた生徒さん達の補講のレッスンをさせていただきました。

とても学び多きレッスンとなりました。

研究科・上級のレッスンは全て本校で行われるディプロマ本試験に向けてのトリートメント実技レッスン

をさせていただくのですが、私が最初から一貫してお伝えさせていただいていることはとにかく

「丁寧に・・・」ということなのです。

昨夜来てくださったお1人はとてもお忙く大変な職業をお持ちの方で・・・そんな中、しっかりと時間を

作って約2年半スクールに通ってくださいました。

またお1人は子供さんが3人いらっしゃるのですが、一番下のお子さまはまだ年齢も小さく手の

かかる時期なのですが、ご家族の協力を得てがんばって約2年スクールに通ってくださいました。

皆様お忙しい日常の中で、自分の強き意志の元このホリスティックアロマセラピーを学び、

またディプロマ試験を受験することを決められたのでした。

このブログにも何度も書かせていただきましたが、施術というのは本当にごまかしがききません。

その方の生き方そのものが表れてしまうのです。

昨夜もディプロマ試験が間近に迫ってきた焦りなどから、手順を思い出すことに必死

になってしまい手技がどんどん早くなっていったり、雑になったり、又呼吸と手技が全く合って

いなかったり・・・という場面が何度かありました。

お2人とも・・・セラピストにとって一番大切なことをお忘れのようでした。

それは「クライアントを真に思いやる気持ち・・・」です・・・。

そして「心をこめる・・・」ということを・・・です・・・。

クライアントは癒されたくて、アロマのサロンに来てくださるのです。

ゆっくりとしたくて・・・来てくださるのです。

施術者であるセラピストの呼吸が速い=動きが早い・・・

施術者が自分の手技ばかりに囚われている・・・

それでは決してクライアントを癒してさしあげることなど到底できないことでしょう。

人はどうしたら「思いやる」ことができるのでしょう・・・。

それはきっと「余裕」があるからのなのでしょうね。

「施術者であるセラピストの呼吸が速い=動きが早い・・・

施術者が自分の手技ばかりに囚われている・・・」

これはまさに日常の表れです。

日々の生活に追われ、目先のことばかりに囚われ、自分をいたわる・・・自分を思いやることが

きっとできていなかったのでしょう・・。

自分自身が癒されている人には「他を真に思いやる」という心の余裕があるのです。

そしてその「思い」が相手に届かなかったとしてもがっかりしたり、落ち込んだりということもまた

ないのです。

自分自身が自分の愛でいっぱいに満たされているので、相手の反応で心乱すことはないのです。

クライアントは感じているのです・・・。

エネルギーのことなど学んでいらっしゃらなくても・・・しっかりと感じていらっしゃるのです。

どれだけ大切に扱われているか・・・

どれだけ真に心を込めてくださっているのか・・・

どれだけ・・・痛みに寄り添ってもらっているのか・・・

きっと・・・サロンのドアを開けた瞬間から感じてくださっていることでしょう。

私達の施術はトリートメントのご予約をいただいたその瞬間からもう既に始まっています。

クライアントをお迎えさせていただくときのひとつひとつの言葉の優しさ・・・

声の優しさ・・・

みつめるまなざし・・・

心をこめたタオルがけ・・・

手にとった精油の優しい香り・・・

施術者の手のぬくもり・・・

まだ本格的な施術がはじまっていなくても、それだけで癒されてしまう方もいらっしゃるのですから・・・。

特別な言葉はなくても・・・

立派なカウンセリングはなくても・・・

その施術者の優しい声のトーンだけでほっとする・・・

その施術者に触れられるだけで涙が出てしまう・・・

それが「思いやり」のエネルギーなのです。

「自分自身を大切にできない人は決して他の人のことを大切にすることはできません。」

これからプロのアロマセラピストを目指される皆様がなにより一番大切にしていただきたいことは

自分自身に対して丁寧に接する・・・ということ・・・自分自身を思いやる優しい気持ちだと思うのです。

どんなに忙しい日常の中でも、ほんの少しの時間でも自分への思いやりタイムを作って・・・

「ほっっ」とする時間を持たれてみてください。

そして自分自身へのねぎらいの言葉もお忘れなく・・かけてあげてくださいね・・・。

きっと・・・心にゆとりが生まれ、思いやりの心が生まれることでしょう。

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