「こうしたい」と「つくる」の間に 一級建築士事務所アーク・ライフのブログ

東京都町田市の一級建築士事務所アーク・ライフです。住まい手の「こうしたい」と「つくる」の間で要望を共有し一緒に考えます。

下屋の断熱工事と大屋根の断熱効果の確認

2020-08-12 00:51:33 | 断熱改修

今日の外気温(日影)は34℃、相対湿度は54%
大屋根の断熱工事の済んだ2階の室温は33℃、相対湿度57%でした。
今日も暑い中大工さん達が頑張って断熱工事の作業を進めてくれていました

私はというと、大屋根の断熱工事が済んだので効果の確認をしました。
大屋根にはグラスウール34cm分を充填していますが、その効果はどれほどか、熱画像カメラを使って確認します。


まず、大屋根の防水紙の外の温度です。
大屋根は日射があたってかなりの高温になります。
熱画像カメラで撮影すると、最高で68℃にもなっていました。

それを室内側から確認しました。


室内側から屋根の裏面を見ると、室温とほぼ同じ約33℃でした。
屋根の外側では68℃になっていますが、34cm厚分のグラスウールが熱を遮り、屋根裏面の温度は上がっていないことがわかります。
また、熱画像ではまだ断熱工事をしていない窓が赤くなっていて、窓を通して熱が入ってきていることがわかります。

断熱材を厚くしても、施工精度によっては効果を発揮しきれず、隙間から熱が漏れることがあります。
今回熱画像を撮影してみて、断熱材がきちんと施工され、効果を発揮していることが確認できました。


大工さん達は下屋(1階の屋根)の断熱工事をほぼ終え、屋根の垂木を設置しているところでした。
暑い中、丁寧な施工をしてくれて頭がさがります。
どうぞ、安全な作業をよろしくお願いします。

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