2020年北海道断熱修行の旅(1/27~1/29)
訪問箇所11か所
最高温度差85℃
総移動距離3000km近く
平均睡眠時間5時間程度
出発当日の朝は4時30分自宅発、最終日の24時過ぎに帰宅という、まさに修行の旅でした
一般社団法人ミライの住宅さん主催の北海道断熱修行の旅は、北海道の断熱・換気・暖房の技術体系を体験・体感すると同時に、断熱技術普及の後押しをしてきた仕組や時代的背景についても知ることができる素晴らしいものでした。
体験・体感としては、
シングルガラスで外がマイナスにも関わらず、結露していない!
築40年前の手作り建具トリプルガラス窓、床面積100坪程度の超高断熱の住宅が、薪ストーブ一台で家全体暖められている、しかも室温よりも放射温度が高く、湿度も高め!
90m×22m、4層分の高さのアトリウム、外は零下10度なのに、温風が吹き荒れずおだやかにあたたかい!
この住宅、換気動力がないのに建物下部から外気が入り、頂部から排気されている!
などなど、北海道で編み出されてきた、断熱、換気、暖房を使い、寒さとうまく付き合う方法を実体験・体感するものでした。
これらのノウハウは一朝一夕で編み出されたものではなく、血のにじむような経験を積み重ねてできたものでした。そして個人の秘伝のレシピのままではなく、だれでも安全に使えるように理論化され、設計・施工法に落とし込まれ、住まい手への情報提供も同時になされるようにまでなっています。理論家、設計・施工法の検討は研究機関である北海道大学や北方総合研究所(道立総合研究所、建築研究本部)が、断熱住宅の住まい方の普及啓発や住まい手を対象にした住宅相談を北海道建築指導センターが担ってきたとのことです。また、地元のサッシメーカー(ノルド、YKKAP)も2~30年かけて北海道の気候に合わせた窓を開発し、現場からのフィードバックを元により安全で使いよい製品開発を進めてきました。
今回の旅のプログラムは、北海道の地で営まれてきた断熱、暖房、換気の技術の表面的な成果だけをもらって帰るのではなく、その背景を踏まえたうえで、教科書的な文言に血肉を通わせて自分の地域で安全に再現するためのものでした。
そうそう、この旅では全国の前向きな仲間と一緒に食事をし、合宿をし、夜遅くまで語りあうことができたのも収穫でした。一緒に旅をしたみなさんは凄かった。エネルギーを貰いました。
北海道でアテンドをしてくださった山本亜耕さん、一般社団法人ミライの住宅の森さん、林さん、そして一緒に旅をした皆さん、ありがとうございました。
訪問箇所11か所
最高温度差85℃
総移動距離3000km近く
平均睡眠時間5時間程度
出発当日の朝は4時30分自宅発、最終日の24時過ぎに帰宅という、まさに修行の旅でした
一般社団法人ミライの住宅さん主催の北海道断熱修行の旅は、北海道の断熱・換気・暖房の技術体系を体験・体感すると同時に、断熱技術普及の後押しをしてきた仕組や時代的背景についても知ることができる素晴らしいものでした。
体験・体感としては、
シングルガラスで外がマイナスにも関わらず、結露していない!
築40年前の手作り建具トリプルガラス窓、床面積100坪程度の超高断熱の住宅が、薪ストーブ一台で家全体暖められている、しかも室温よりも放射温度が高く、湿度も高め!
90m×22m、4層分の高さのアトリウム、外は零下10度なのに、温風が吹き荒れずおだやかにあたたかい!
この住宅、換気動力がないのに建物下部から外気が入り、頂部から排気されている!
などなど、北海道で編み出されてきた、断熱、換気、暖房を使い、寒さとうまく付き合う方法を実体験・体感するものでした。
これらのノウハウは一朝一夕で編み出されたものではなく、血のにじむような経験を積み重ねてできたものでした。そして個人の秘伝のレシピのままではなく、だれでも安全に使えるように理論化され、設計・施工法に落とし込まれ、住まい手への情報提供も同時になされるようにまでなっています。理論家、設計・施工法の検討は研究機関である北海道大学や北方総合研究所(道立総合研究所、建築研究本部)が、断熱住宅の住まい方の普及啓発や住まい手を対象にした住宅相談を北海道建築指導センターが担ってきたとのことです。また、地元のサッシメーカー(ノルド、YKKAP)も2~30年かけて北海道の気候に合わせた窓を開発し、現場からのフィードバックを元により安全で使いよい製品開発を進めてきました。
今回の旅のプログラムは、北海道の地で営まれてきた断熱、暖房、換気の技術の表面的な成果だけをもらって帰るのではなく、その背景を踏まえたうえで、教科書的な文言に血肉を通わせて自分の地域で安全に再現するためのものでした。
そうそう、この旅では全国の前向きな仲間と一緒に食事をし、合宿をし、夜遅くまで語りあうことができたのも収穫でした。一緒に旅をしたみなさんは凄かった。エネルギーを貰いました。
北海道でアテンドをしてくださった山本亜耕さん、一般社団法人ミライの住宅の森さん、林さん、そして一緒に旅をした皆さん、ありがとうございました。