「こうしたい」と「つくる」の間に 一級建築士事務所アーク・ライフのブログ

東京都町田市の一級建築士事務所アーク・ライフです。住まい手の「こうしたい」と「つくる」の間で要望を共有し一緒に考えます。

屋根断熱材充填完了、気密シート施工

2016-03-30 14:20:57 | 16南陽台




屋根のブローイング断熱材270mmの充填が完了し気密シート張りをしている状況です。
あらかじめ910mm間隔で入れてある幅105mmの下地で気密シートを張りついでいます。
この下に流れ方向に天井下地の野縁が入り、天井下地のボードを張ります。
気密シートの継ぎ目が木材、ボードで押さえられないので気密テープを継ぎ目に張っています。
910mm間隔、幅105幅の下地は野縁を設置するための下地にもなります。


屋根の気密シート・壁の気密シート設置後、南側の室内側に構造用合板耐力壁が設置されました。
耐力壁を室外側、室内側に両面張りとすることで南側の開口幅を確保しつつ、耐震性も確保しています。


気密シート施工状況

2016-03-29 10:58:21 | 15町田
町田の現場の気密シートの施工状況の確認に行ってきました。



問題なく施工できています。
壁に使用したのは日本住環境のダンタイト30(厚0.2mm)で継ぎ目を少なくできています。
天井に使用したのは同じく日本住環境のダンタイトベルト(幅1m、厚0.2mm)で継目は野縁受の下地でテープ止めしています。




気密シートはネダノン合板の上から張っていて胴差部分に先張りしていません。
その場合、上の写真のようにネダノン合板どうしやネダノン合板と柱とのすき間が出てきます。
このような部分についてはコーキングの充填や下からのテープ張り等ですき間を埋めます。

屋根ブローイング断熱材施工と取り換えサッシ確認

2016-03-28 16:45:18 | 16南陽台

今日は屋根充填断熱のブローイングの施工日でした。
ブローイング断熱材は旭ファイバーグラスのアクリアブローを密度20Kで270ミリ吹き込みます。
断熱材の充填が終わった後、大工さんが断熱材の直下に気密シートを張り、その下に天井下地の野縁を設置します。

電気配線等は野縁の間に入れるので、断熱層内に電気配線等が入らないようになっています。


トラックの荷台に積まれている圧送機械からホースで断熱材を送っています。


取り換え用のアングル付の縦すべり出し窓が現場に入っていました。
今回はペアガラスのスペーサーがちゃんと樹脂になっていました。


窓に付属の伝票の表記がウォームとなっていて、樹脂スペーサー(ウォームエッジ)ということを表しているようです。


アルミスペーサーの伝票の表記はAP21となっていました。

スリーブ貫通部の防水気密処理も徐々に行われています。

先週はスパイラルダクトを接続しないまま設置してあった不燃パイプも、スパイラルダクトを接続してから設置してありました。
一度不燃パイプを取り外して、スパイラルダクトをアルミテープで固定して取り付けたようです。
このスパイラルダクトに直接でレンジフードを接続します。
室内側のドームパッキンが未設置です。


電動シャッターの配線のためのスリーブも設置されています。


玄関庇の垂れ止めの貫通ボルトの座彫り部分に発泡ウレタンが充填してあります。(緑色の丸)

玄関庇の下地設置

2016-03-25 17:10:06 | 16南陽台


玄関庇の下地が設置されていました。
通常、玄関庇等を持ち出す場合は腕木を柱に抱かせる等をして庇先端が下がらないように取付けます。
そうすると、
(1)外壁の構造用合板をカットすることになり
(2)防水の欠損が生じて長い目で見ると雨漏りが心配
なため構造用合板をカットしない、防水の欠損が生じないように玄関庇を取り付けたいと考えています。



今回はこの方法は2回目ですが、厚28mmの合板で下地を組み、柱頭柱脚用のコーナー金物とボルトで固定することでしっかりと固定しています。



隅は寄棟にしています。

軒天はこの下に杉の羽目板張りになります。

壁の気密シート張り

2016-03-23 17:21:04 | 16南陽台


壁の気密シート張りがされていました。
ダンタイト30、27という厚み0.2mmの幅広のシートを使用し継ぎ目が少なくできています。




電気屋さんが入って、換気や電気配線のスリーブ入れと気密措置を行っています。


レンジフードの不燃パイプにスパイラルダクトを取り付けないで設置してあります。
一旦不燃パイプを取り外してスパイラルダクトを取り付ける必要があります。


レンジフードのダクトの接続に一般的に使用するニップルが現場に置いてありました。
不燃パイプには入りません、、、


浴室のユニットバス設置中です。
ユニットバス廻りは外壁の防火被覆のためボード張りとする必要があります。
※22条地域でも外壁は準防火性能を持つ必要があるため
そのため断熱と気密を先にしておく必要があります。

許容応力度計算で耐震等級3とするために室内側にも構造用合板耐力壁を張っている箇所があります。


ユニットバスの床下地です。
しっかりしたつくりです。