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「こうしたい」と「つくる」の間に 一級建築士事務所アーク・ライフのブログ

東京都町田市の一級建築士事務所アーク・ライフです。住まい手の「こうしたい」と「つくる」の間で要望を共有し一緒に考えます。

麻生区の住宅_建具枠等

2015-03-17 18:59:03 | 現場監理
今日午前中は麻生区の住宅の現場監理に行ってきました。



外部の仕上げも進んできて、玄関の軒天井、外壁の中塗りができています。



内部は木製建具の枠の設置が進んでいます。こちらは洗面とトイレの引戸が両方から引き込まれる場所の壁下地です。この住宅では2ヶ所を除き、木製建具はすべて引戸となっています。引戸は引き込みの壁を確保する必要があるので、引き込み壁が少ないとこのようなおさまりになります。ここは吊レールの引戸になるので、天井の石膏ボードが吊レールの分と吊レールの外樋端の分と切り欠かれています。



ここは吊レールの分とピクチャーレールの分の天井の石膏ボードが切り欠かれています。

その他、隣の敷地との間の既存の大谷石の土留めと、新たに設置する鉄筋コンクリート造の土留めの取り合いについて現場で協議し、構造設計者に相談の上新たに設置する鉄筋コンクリート造の土留めの形状を多少変更することになりました。再来週には足場がとれるため、その後の準備が着々と動き出しています。




町田の家の雨端(アマハジ)

2015-03-11 18:47:13 | 現場監理


町田の家の1階の南側には1.8m張り出した庇をかけています。この場所があることで、南側の公園と、室内が緩やかにつながり場に落ち着きをもたらしてくれそうです。

昨日知り合いの先輩設計者から沖縄の伝統民家の庭に面した半屋外空間を指す「雨端(アマハジ)」のようだと指摘を受けました。この場所をあらわす言葉としてしっくりだと感じています。



玄関先にも大きく下屋を張り出しています。雨の日の出入り等ストレスなく過ごせるよう考えています。



雨の時に役立つ庇ですが、外壁の防水という観点から言えば、取り合い部分が弱点にもなりかねません。ここでは立体的な取り合い部分にあらかじめ立体に成形してある部材を使用して、弱点の解消を心掛けています。

麻生区の家の監理

2015-03-10 18:56:48 | 現場監理
昨日の午前中は麻生区の現場監理でした。



1階の分電盤設置箇所の配線です。間仕切壁を挟んで裏面に太陽光発電のパワーコンディショナーを設置する予定です。太陽光発電のシステムは建主さんから直発注のため、パワーコンディショナーは完成後設置になります。

その際、分電盤周りの配線を傷めないよう、太陽光発電システムの設置業者に事前に状況確認をしてもらう必要があります。



こちらは二階の間仕切下地の状況です。
1・2階とも構造壁は建物外周に配置して、内部には構造柱は2本だけあります。

ほかの柱は全て造作のための化粧柱。数奇屋を作るように、納まりに応じて自由に芯ずれさせています。



これは和室の入口の半柱(73×105)と鴨居の取り合い。杉と杉で綺麗に納まっています。

町田の現場_2階の間柱設置しました

2015-03-05 18:56:30 | 現場監理


町田の現場は垂木がかかって防水も完了。コロンとした形から和風な感じになってきました。



屋根の防水が前日に完了し、今日は外周の間柱・窓台、2階の柱頭柱脚金物が完了しました。
建物のつくりとして、外周に耐力壁を設け、内部には15cm角の太めの柱が2本だけ立つので、内部はがらんどうに見えます。



通し柱を設けていないので、出隅にはホールダウン金物がつきます。
内部のボードの受けのため、隅に4.5cm厚の下地を入れ、ホールダウンと干渉する部分は下地をかきとります。
この部分が断熱欠損にならないよう、この隙間に発泡ウレタンを吹き付けます。

この後は外周の構造用合板張り、サッシ取り付けと進んでいきます。



麻生区の家_間仕切り下地の確認

2015-03-03 09:07:17 | 現場監理
午前中は麻生区の戸建て住宅の新築現場の監理に行ってきました。
現場の進捗は、内部の間仕切り設置、外部は下地モルタル塗りの段階です。
内部は間仕切りの設置のため枠周りの詳細、つくりつけ家具の下地、ピクチャーレールの下地位置を大工さんと打ち合わせしていきます。



1階はほぼ下地が入り、コンセント・スイッチボックスもとりついています。
この後ボード張りに進むためこの段階で下地位置の確認、コンセント・スイッチボックス位置の確認をして修正があれば大工さんと電気屋さんに伝えます。
この現場の大工さんと電気屋さんは沢山ある図面を一所懸命に見て施工してくれるので、ほとんど修正はありません。
今日は家具下地の位置の修正、スイッチボックス位置の修正(ドアホンモニターとスイッチの位置を揃えるため)だけでした。



2階は和室が2室あり化粧柱が見えるつくりとなっているため、鴨居等の造作材の設置に時間がかかります。
2階担当の大工さんも一所懸命図面を見ながら作業をしています。



この住宅は将来的な間仕切り位置の変更、断熱・気密性能の確保を考えて、外周の断熱材を設置する壁をふさいでから、ふかし壁を設けその中に配線、配管を設けている場所があります。
この写真は台所の背面収納を設置する部分の壁のふかし壁の下地です。
この後は3月いっぱい大工さんの作業があり、その後仕上げへと進んでいきます。