「こうしたい」と「つくる」の間に 一級建築士事務所アーク・ライフのブログ

東京都町田市の一級建築士事務所アーク・ライフです。住まい手の「こうしたい」と「つくる」の間で要望を共有し一緒に考えます。

漆塗りの様子1

2008-05-02 14:12:58 | 
現場で漆塗りの作業が始まりました。

塗る箇所は、床の間の地板、仏壇置場の甲板、家具、家具の甲板、トイレ・洗面の床面など。
木目が生きる拭き漆塗りで仕上げます。

今日の作業は、漆塗りのための下準備と養生です。

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この写真はサビ下地付けをしているところ。(仏壇置場、材はエンジュ)
ケヤキ、ニレ、キハダのような環孔材には、サビ(胡粉と漆を混ぜたもの)をあらかじめ塗りつけておきます。

サビ下地をする理由は、仕上がりをよくするため。
サビ下地をしたものは平滑に仕上がりますが、しないものはざらざらとした仕上がりになります。

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一般的には針葉樹や、サクラ等の材料はサビ下地付けをしなくてもきれいに仕上がるそうです。
現場では、節や凹みのある部分にもサビ付けをしていました。(床の間、地板:キハダ、床中地袋:カヤ)

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トイレの床にも漆を塗ります。
漆は水に対してはもちろん、酸・アルカリに対しても強いので水廻りの床に塗るのはお勧めです。

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