ボランティアの研修旅行

ボランティアを始めて、「戸定邸」のガイドもままならないのですが、

「研修旅行」に参加してきました。

 

行先は「茨城県土浦」。

茨城は私の故郷でもあるのですが、小さい時、行ったかな？くらいの所。

いい機会なので迷わず、参加させていただきました。

 

土浦に着いて、こちらで土浦のガイドさんが待っていてくださいました。

 

こちらでは、学芸員さんの説明をききました。

とても解り易く、面白かったです。

私が一番記憶にのこっているお話は、

「土浦幼稚園」のお話なのです。

歴史のお話も面白かったのですが。。。

 

長くなりますが、

「土浦幼稚園」のお話。

 

園児達が写っている古い写真がありました。

女の子は着物姿に白いエプロンを付けていて、

きっと、お金持ちのお家の子供達だったでしょうね？

 

女の子も、男の子も、みんな、お腹の所に手を置いて、目を閉じているのです。

時計があって、午前１０時ちょっと過ぎ。。。

「さて、この子供達は何をしているのでしょう？」と言う、学芸員さん。

 

？　　？　　？

 

「瞑想しているのです。」

 

？　　？　　？

 

これから幼稚園が始まりますよぉ～

みなさ～ん、目を閉じてゆっくり心を落ち着けましょう～

 

そういう時間を持っていた幼稚園だったのだそうです。

 

「この、瞑想とは、今でも大事な事だと思います。」

 

そうか？そういう意味だったんだね？

なんだか、このお話が一番残っているんです。

ちょっと変かな？（笑）

 

この博物館の外は公園になっています。

 

「櫓門」

 

次に向かった所は、

ある高等学校です。

 

 

　　　　

この日は庭師やさんが入って、樹木の剪定をされていました。

写真を撮りたくても。。。

お話も聞かずに写真を撮ろうとしていたら、叱られた！

私達の会長に、

「お話聞きなさい！」って。。。

すみません。。。。。

 

こちらは、

「茨城県立土浦第一高等学校」

 

この校舎は、

NHKの朝の連続ドラマ「おひさま」の撮影に使われた学校なのだそうです。

 

現在展示室や、部活動で使うくらいで授業では使われていないそうです。

 

この学校は県内でもかなりの進学校で優秀な生徒さんばかりです。

 

 

　　　

この机は当時の校長先生の机で、照明は新しい時代の物だそうです。

 

窓のガラスも当時のまま。

撮影で使うのに、綺麗に拭いて欲しいと言わることがあるそうですが、

割れそうで拭けないのだそうです。

 

国の重要文化財に指定されているのでね。

 

当時のままを再現した机と椅子なのですが、くっついちゃっているんです。

 

この学校出身の方がお二人で案内、説明をしてくださったのですが、

私達の会長のリクエストで「校歌」をご披露してくださいました。

さすがです！

優秀な生徒さんだったんでしょうね。

ステキな歌声に聞き惚れ、みんなで拍手！！

 

そして、ランチをいただいたのですが、

時間がなくて大いそぎで、画像はなしです。

 

ホテルの最上階でしたので、いい眺めでした。

霞ヶ浦です。

 

そして、筑波山。

師走の空が澄んでとっても綺麗な風景でした。

 

ランチの後は、

土浦って、「蔵」の街だったんですね？

このお家の中はお土産やさんにもなっていて、

私もおせんべいとお茶を買いました。

 

お二階のお部屋を見せていただきました。

　　

こういう建具の素晴らしさに目が行きました。

 

そして、最後に向かったのが、

「予科練記念館」

こちらはカメラが禁止。

 

まだ少年だった子、しかも、とても優秀な子供達が、

お国に為にと志願した「予科練」。

色々な展示、映像には涙が流れました。

 

私が高校生だったころ、

当時の先生の影響で戦争に関する本を読みあさりました。

泣き泣き読みました。

父は、偏った考えを持ってしまうのでは？と、私の事をとても心配していました。

あの頃読んだ本は私の大切な宝物です。

父が買ってくれた数々の本、今も大事にとってあります。

 

あの頃の私、今の私、

「大丈夫、まだ、あの頃の私がいる。」と、思っています。

 

バスの中から、どんどん日が暮れていく様子が見えました。

 

密度の濃い研修旅行でした。

きっと、他の皆さんとは違った見方をしているかもしれません。。。

ボランティアを始めて、思う事もいろいろ。。。

まだ始まったばかり。。。

もう少し、続けてみようと思っています。

 

長くなりました。

お付き合い、ありがとうございました。

くらり