母が旅立って一年。
今日も朝から快晴で、
暖かい日でした。
去年のあの日も、
暖かかった。
2月の終わりだと言うのに、
春のような陽気で、
救急車に乗る時も、
病院に着いても、
病院の外に出ても、
コートがいらないほどの暖かさだった。
弱り切った母の姿に唖然としたけど、
持って行った「パステルのプリン」を
ほんの少しだけど、
3口、食べてくれた。
私は、
本当に嬉しくて、
「まだ大丈夫!」って、
本気で思った。
私をじーっと見つめてた母の目。
忘れられない。
一年経った今は、
悲しさ、寂しさよりも、
私に看取りをさせてくれたことへの
感謝の気持ちでいっぱいなのです。
あの日、
母の最後の時間を
独り占め出来た事が、
今の私、
これからの私の心の支えになってくれると
思えるのです。
この一年間、
心が複雑に乱れる事があった時、
あの日、
母と二人っきりで過ごせたことを思い出すと、
気持ちが晴れて、
「大丈夫、大丈夫!」って、
自分に言い聞かせることが出来たのです。
そして、
母が最後に私の手から食べた
「パステルのプリン」
母の写真に向かって、
「プリンの日と決めたからね。
いただきますね。」と、
断って(笑)
主人と二人で食べました。
2月28日は、
「プリンの日」と決めました。
明日から3月。
春が少しづつ近づいて来ますね。