旧丸山変電所
国指定重要文化財 碓氷峠鉄道施設
旧丸山変電所 二棟
右側の建物
旧丸山変電所について ~歴史~
丸山変電所は、明治45年(1912)碓氷線を走る機関車の電化に伴い造られたものです。碓氷線とは、信越本線の横川ー軽井沢間の通称です。信越本線は日本の近代化を担う重要な鉄道のひとつでした。
碓氷線は日本で唯一アプト式を取り入れ、日本一の急勾配である碓氷峠(66‰パーミル)を越えていました。しかし、遅い速度・低い輸送力・トンネル内での煙などの問題に悩まされていました。これらの問題を解決するために、日本で最初に電化されました。
旧丸山変電所 ~建物~
丸山変電所は2棟の建物から成っています。向かって右側の建物が蓄電池室、左側の建物が機械室です。
蓄電池室には、機関車が峠にかかる時に必要な電力を補うため312個の蓄電池が並んでいました。
機械室では、発電所から送られてきた交流電気を直流電気に変えて、蓄電池室内の蓄電池と機関車に送電していました。
煉瓦造り建築の最盛期のものであることが実感される、今に伝わる数少ない遺産です。
キツネノカミソリ
オニユリ
ツクツクボウシが鳴いていた。
アプトの道
霧積川橋りょう
左のレールは、シェルパくん用
横川駅から3.1km
坂本宿へ向かいます。
今日はここまでです