屏風岩のすぐ上流側の橋の上からです。
屏風岩の滝の上です。
細くて清らかな水の景観です。
若山牧水歌碑(解説)
この溪(たに)の岩のかたちぞ面白き
根をゆく水は痩せて澄みつつ
若山牧水が初めて裾野駅を訪れたのは大正10年(1921)8月13日でした。「岩を穿って流るる溪はことに私の心を惹いた」と感動を紀行文「野なかの瀧」に書きとどめました。
6年後の昭和2年、4月7日からも五龍館に二泊し、「溪間の春」31首を詠みました。再度景ヶ島を訪れて、この一首を成したと思われます。
岩の形にこの前に知らぬ面白味を覚えたり。」と日記に記しています。
様々な形をした大きな岩の根元を流れる細くても清らかな水の景観こそが人生の境地と称えた名歌です。
橋から上流側です。
1万年で穿たれた痕跡でしょうか。
草が生えている所は、段になっています。
もっと上流に行こう。
増水時は、右側の谷も水が流れるのでしょう。
ここが景ヶ島のようです。
右上の橋が、屏風岩のすぐ上流側の橋です。
右上の橋は、景ヶ島に渡る橋です。
景ヶ島渓谷
景ヶ島
景ヶ島は、集塊岩や溶岩流が侵食されたもので、奇景をもって知られている。
清流は、神楽岩 牛潜岩などの間を曲折し急瀬や深淵になって、景ヶ島の奇勝を作っている。
この景ヶ島の中に、観世音を本尊にして、依京寺が建てられている。境内いたる所に、苔むした石仏や石塔が立ちならんでいて、往時の盛況を偲ぶことができる。
景ヶ島の下流に屏風岩がある。高さ20数mの屏風状の岩は、明瞭な柱状節理を見せている。
石仏
景ヶ島に渡る橋から下流側
景ヶ島に渡る橋から上流側
アップー
集塊岩?
淵
侵食される所、残る所
面白い
土砂が堆積
この石仏で景ヶ島渓谷は、終わりのようです。
享保の文字が読みとれます。
享保:1716年から1736年 将軍は8代吉宗