雛人形を作っている江戸木目込人形職人  ~伝統工芸士 新井久夫~

人形のまち岩槻で、おひなさまや、贈答用の木目込人形をつくっている職人のブログです。

江戸木目込人形の伝統的な技法 箔押し・彩色

2009-07-25 10:43:37 | 木目込人形職人
毎日、多くの皆様に私のブログにお越しいただきありがとうございます。

   木目込人形の製作に関するお話が、ご無沙汰でした。



今日は、江戸木目込人形の伝統的な技法、箔押し、彩色の作業の一部をご紹介いたしいます。

この画像は、すでに胡粉で立体的に置き上げをし、本金の金箔を押した立雛に、筆で彩色をしているところです。




衣裳はすべて正絹の布地を使用しています。

箔押しを施す雛人形を作るとき、私は正絹の「ちりめん」をしばしば使用します。

正絹の、深い奥行きのある風合いを持つちりめんは、手書きの彩色と金箔を引き立ててくれます。

詳しい工程については私のホームページを。